ジャングルで大暴れ
「あーああ~ーーーー!!」
「なんで上半身裸になってるのよ!」
いやー、ジャングルと言えばターザン、ターザンと言えば上半身裸の格好だろ、あと、石の槍。
「ウンダラバ、ウンダラバ、ウンダ、ウバ!」
「なんか、変なのがきたのだけど……」
「そいつらは敵だ!なんでここがバレたんだ?まあ!とりあえず殺っちまうぞ!」
「絶対レンヤくんの雄叫びで寄ってきたような……」
約30人ほどのなんとか族っぽい感じの原始人?が石の弓や槍で攻撃してくる。
それに対して俺は木を使って猿のように木から木へ移って、敵に近づく。
そして
「ウバ!」
「アバ!」
石の槍ではなく、石の斧で頭をかち割る。
「ウンバ!!」
「「「ウンバウンバ!」」」
敵も怒り、俺だけに集中して狙ってくる。
「いや、それは、卑怯、わあーー!助けてルシア!ノア!レナーー!!!」
「た、助かった」
「ほんと、ふざけないでよね!」
「うん、さすがに、ね?」
おお、ノアが珍しく怖い。笑顔が一番の恐怖だぜ。
「レンヤくん、聞いてる?(ニコニコ)」
「あっ、はい!しっかり聞いてます」
「そう?そうならいいけど?」
次の日
「俺はキャプテンレンヤ!海賊おッイタイ!何すんだよ!」
「昨日ふざけないって言ってたわよね?」
「俺は海の男になるのさ」
キラン!
甘いマスクをルシアに向ける。
「うえー、キモい」
ぐさり
「これが族にいう「中二病」」
ぐさり
「これ、ずっとカメラに撮られているのよね?黒歴史が」
ぐさり
クリティカルヒット!
俺はそのまま海に落ちた。
次の日
「で、次の格好はなに?」
「カウボーイっさ」
「その短足の馬は?」
「………馬がこいつしかいなかった」
「レンヤくん、ハイチーズ!」
「やめろーー!」
次の日
「寒い!寒い寒い!」
なんで南極なんだよ!?
「今回は何もふざけないのね」
「ふざけたいんだけど、南極の探検隊がどんなことしてたかわからん」
「ほっ、良かったわ今回は――
「だから、代わりにみんなでこれを着よう!」
それは、ペンギンの衣装。俺特製の品だ。早速着替えを始める。が、
「ねえ、レンヤくん、私上の方がきついのだけれど……」
「わ、私も、無理なんだけど……」
「そうか、それは悪かったな」
ペンギン的にいうと、やっぱり上のほうが細くなってるイメージだからな。
「レンヤー、これでいい?」
と、そこへルシアが着替えてやってきた。
「あー、ルシア、きつくないか?」
「え?ちょうどいいくらいよ?どうして?」
「いや、ノアとレナが上の方がきつい……
俺はルシアを下から上に見る。うん、ピッタリだ。
その後のことは……察してくれ。
次の日
「忍法、分身の術!」
「いや、はやく反復横飛びしても、全然分身のように見えてないから」
くそ!無理なのか!?アニメとかではできてたのに!!
「てか、最近くノ一の格好したんだけど」
「それは、アルカトに言えよ」
「君が僕のやろうとしてたことより先にやっちゃうから」
うお!びっくりしたー!!なんだよ、ホテル以外でもこっちにこれんのかよ!
「では、さらば」
アルカトは煙幕を放って消えた。
煙幕なんてしなくても消えるのに………
煙があけると、敵に囲まれていた。うん、あいつ嫌い。
最終日
「ネタが尽きた」
ホテルをでる前にアルカトが報告してきた。
「いや、知らんし」
「そこをなんとか!アイデアを!」
なんで、危険な目に逢うのを自分で考えなきゃならねーんだよ!
「ダメだ!自分で考えろ!」
俺は無視して、一度部屋に戻る。
そして、朝7時。
俺達が外にでると―――
「俺のほうがうまい!」
「いや、俺のほうだ!」
「夏といえばキュウリ!冷えたキュウリが一番うまい!」
「いや、夏といえば。トマト、真っ赤に染まったトマトはジューシーでうまい」
「でも、嫌いな奴が多いだろ?」
「お前はカッパにしか愛されてないだろ?」
「なにをーー!」
「やんのかー!?」
キュウリとトマトが争いをしていた。
他にもキャベツとレタス。ピーマンとパプリカなどが喧嘩している。いや、頑張って考えろとは言ったけど
「「「「これはヒドイ!」」」」
全員の意見が一致した。
「いやー、クリアおめでとう。それで、最後の案は良かっただろ?」
「うん、今世紀最大の酷さだったな」
「そこまで言わなくても……」
いや、言うだろ。なんだよ野菜の喧嘩って。しかも仲裁したら襲ってくるし。
「結果どうやって倒したんだい?」
「全部食った」
「………はい?」
「だから、全部食った」
「そんなー、僕の野菜達がー」
なにその棒読み。なんとも思ってないだろ。てか、見てなかったのかよ。もしかして、自分で作った案が酷いことを理解して見なかったんじゃ……
「お前、もしか――
「つ、次は最終試練だね。じゃあしばし休憩ね」
俺達は一回目の試練の後に連れていかれた場所にワープさせられた。
「あー!!私のミミック!!」
着くと、テーブルの上に「おいしかったよ」という文字が書かれていた。
「よし、あいつをぶちのめしに行こう」
「そうね」
ルシアと結託する。
「まあまあ、そんなに怒らないで、次の試練でクリアしたら力をあげるんだから」
「でたわね!」
「殺るぞ!」
「………ハーレム」
「ルシア!そんなことはやめるんだ!」
ドゴ!!
「ふん!」
ルシアは機嫌を崩しそっぽを向いてしまう。
「あちゃー、痛そうだね」
ルシアにげんこつをくらい、俺を中心に地面がひび割れている。
「まあ、じゃあ最終試練スタートで」
地面が光だす。
何故か冷や汗が止まらなくなる。まるで危険を示すように。
(なんだ!?なんか、ヤバいぞ!)
一瞬アルカトの顔がニヤリと悪い笑みを浮かべた気がした。さらに、悪寒は強くなって――
「罠だ!光に飲み込まれるな!」
「「「え?」」」
俺はとっさに転がって光の中心から距離をとる。その瞬間に俺達は光に飲まれた。
レンヤ日記
7月6日 ルシアに吹き飛ばされた
7月7日 ルシアに殴られた
7月8日 ルシアに大事なとこを蹴られた
7月9日 ルシアにボコボコにされた
7月10日 ルシアに南極の海に落とされた
なお、ルシアにこの存在がばれて俺は消息不明




