紅蓮と蒼穹
この度、タイトルを少し足してみました。今までみてくれていた方もこれからみてくれるかたも、どうぞよろしくお願いいたします!
ここはどこだろう?
目が覚めるとベッドの上にいた。
「私は………」
思い出した。ベリアナに呪いをかけられて、それから、それから……。思い出されるのは断片的な記憶。お風呂での変な男の顔とか。それから
ガチャ
私はとっさに身構える。
「んあ?起きたのか?」
その顔は私の記憶にあった男の顔だった。
「えっとー、」
「お前名前なんつーの?」
「えっと、レナだけど…それよりここはどこなの?」
「んー?ここは……俺達の拠点?アパート?てな感じ」
「あいまいなのね」
「それで、私は何をしたらいいの」
もう、聞かなくても分かる。これは奴隷だ。魔族は戦いに敗れたらその時点で奴隷だ。
「風呂に入ってこい。汚いだろ?」
やっぱり。でも逃げられるとは思わない。逃げても……あれだし。
私は風呂に入ってもどると、いい匂いが部屋からした。
「あがってきたのね、あーーー!!!なんで服をきてないのよ!」
服を着る?これからするのに?
「ルシアちゃーんどうしたの、っえ!?服そこに置いてなかったかな?」
この人までそんなことをいう。
「どうした?そんな大きな声をだーーぐはっ!!」
さっきの男の人が銀髪の女の子に顔面を殴られていた。
「あははは!あんたバカね!そんなことレンヤがするわけないでしょ!」
「ふふ、そんなこと考えてたんだ」
恥ずかしい。
「おい、ルシア。俺に謝れよ。俺を殴っただろ」
「レンヤが変態だからよ」
「誰が変態だ!誰が!」
みんな楽しそうだな
「ん?どうした?食わないのか?」
「え?」
「え?ってなんだよ。俺の料理はこいつらより全然うめーぞ」
「いちいちうるさいわね」
「レンヤくんは女心もかんがえなきゃ」
私は温かいご飯を食べる。
「おいおい、どうしたんだ?なんで涙なんかながしてんだよ」
「え?」
目から涙が溢れていた。気づいた瞬間それは止まることを知らずどんどん溢れてくる。
「レンヤくんが泣かせた」
「俺のせい!?」
「いえ、ぐすっ、違うん、です。う、うれし、くて。なんだか涙が」
私は食事中、終始泣きっぱなしだった。
「落ち着いたか?」
「はい。ありがとう…」
「「…………」」
気まずいな。
「えーっと、レナは……何の魔法が使えるんだ?」
「氷と炎です…」
「そうか、氷とほのってえ!?」
「どうかしました?」
「なんで二種類も魔法を使えるんだ!?」
おかしい、ルシア曰く使える魔法は一人一種類のはずだ。
「私はちょっと特別だからかな…」
「羨まし!」
何、特別とか。一度でいいから言ってみたいよ。"どうしてそんなに強いの?""ふっ!俺は特別だからさ"
「なにニヤニヤしてるのよ気持ち悪い」
「うわっ!なんだルシアか脅かすなよ」
「お茶いれたよ~」
「何この黒いの、コーヒー?」
「お茶だよ?」
ごくごく
「ブッ~ーー!!にっが!!どうしたらこんなに苦くなんだよ!」
「ノア……私は遠慮しておくわ」
「そう?」
「ふふ、ふふふ」
「おう?ようやく笑ったか」
「え?」
「いや、ずっと寂しそうな顔をしてたから」
「いたい発言」
「うるせー」
「あのー、あなたたちはどのような関係なんですか?」
「仲間だよ。いつも、適当に冒険とか、とか、とか………俺らなんかしてたっけ?」
「冒険もたいしたことしてないでしょ」
「…………スローライフをしている」
「ニートなだけじゃない?」
「うるせー」
「それで、俺は聞きたいことがある」
「どうしたの?急に改まって」
「レナ、お前は
中二病か?」
俺はカチカチに凍った。
「へっくし、さっむ!」
「レンヤが悪いんでしょ、自業自得よ」
「だって中二病だと思うじゃん」
「その中二病?ってなんなのかな?」
「へ?ああ、なんつうか例えば。"右手がうずく!"とか"みんな逃げろ!今俺のなかに封印されている邪心が解き放たれようとしている!俺を構わず逃げろ!"みたいないたいやつのこと」
「「なるほど、レンヤ(くん)みたいな人のことか」」
「ハモるな!!それに俺は中二病じゃない!」
「…でもそれだけならなんで私は中二病になるんですか?」
「ふっふっふ、それは両目が違う色ているからだ!」
(中二病)
(だねだね)
「そこ!聞こえてるぞ!!」
「?じゃあ両目の色が違う人は全員中二病なんですか?」
「いや、その、なんていうか。カラコンをつけて"左目に宿る封印が!"とかいう人が多いからであってその…………まあ、要するにお前は中二病じゃないってことだ」
「よく分かりません」
「なあ、さっきから思ってたけど敬語じゃなくていいぞ」
「………でも」
「敬語だと話しずらい」
「敬語って敬う人に使う言葉でしょ。レンヤなんか敬う人物に値しないから大丈夫よ」
「少しは敬えよ!」
「分かりました……いえ、分かったわ、よろしくねレンくん」
ん?なんか一瞬ルシアとノアの顔が曇ったような………気のせいか。
「……………あ」
「どうしたの?」
「そういえばノアとかレナとかさ、魔法使う時に呪文唱えてなかった?」
「え?唱えてたけど」
「普通、唱えるはずだけど」
俺はチラッとルシアを見る。
ルシアはチラッとレナを見る。
レナはノアをチラッと見る。
ノアは俺に顔を向けて可愛く首をかしげる。
それは、ドキッてするほど可愛かったのはおいといて。
「なんのゲームだよ!そうじゃなくてルシア!魔法に詠唱は必要ないんじゃなかったのか?」
「え?いるの?」
ルシアはノアを見る。ノアはゆっくりうなずく。レナの方も向くがそちらでもうなずかれる。
「…………テヘッ」
可愛い、じゃなくて
「お、おい、そんなことしてもチャラにはならねーぞ!」
やばいな、まさか、ルシアにドキッてさせられるなんて…
「どうしたの?」
「い、いや何でもない、何でもない」
次回の投稿から後がきにちょっとした話をいれていこうと思います!そちらもぜひご覧ください!




