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アサとヨルの怪異譚  作者: 倉トリック
橋の上の怪異
19/64

目覚める力

『小娘の体というものは良いな。これほど身軽だとは知らなかったぞ』


 牛は自分の新しい体をぷらぷらと動かしながら言う。


『何そのアブナイ発言、自分が何者なのか今一度確認した方がいいんじゃないの?』


 平然と軽口を叩いたつもりだったが、アサの声は震えていた。恐怖ででは無い、単純に焦っているからだ。知らない人が体を取られるところを見るだけでもアウトなのに、よりによって友人の体が取られるところを八夜に見せてしまった。


 アサの内側で、八夜が焦っている。その感情がダイレクトに伝わってくる。


『自分が何者……か、そういえば、俺はとんでもない失態を犯していたな』


『そうそう、とんでもない失態だから、さっさとその体を解放して速やかに死ね』


『威勢だけは良いな、この小娘の体を使ったのは、俺にとっても致し方の無い事だ。本当は男の方に憑こうとしたんだが……妙な奴よ、入り込む事が出来なかった……それよりも、俺の失態とは名乗りの事だ』


『ああ、名乗りね……ハァ?』


 大真面目に何言ってんだコイツ、とアサは呆れるが、牛は本気で気にしていたようで、あろうことかこちらに頭を下げてきた。


『末広には先に名乗らせたくせに貴様の名前は聞かなかったどころか、俺は俺の名を名乗りすらしなかった……恥ずべき失態だ、許してくれ』


『嘘でしょ、どこで変な気使ってんの……許すもなにも何とも思って無かったわ、強いて言えば、ああ確かに呼びにくかったな、ぐらいにしか思わなかったわ』


『ほう、寛容だな。だが、やはり俺の気が済まん、ここで改めてお互いに名乗り合おうではないか、戦士として、尋常な勝負をする為に』


『何でだよ、そんなんどうでもいいからマジで体返せって、早くしないと大橋ちゃん死ぬだろうがバカ』


 てかまず戦士じゃないし、と思うアサであったが、牛は構わず名乗り上げる。


『俺の名は武蔵野むさしの牛坊ごぼう。『望まぬ支配』に立ち向かう為に武器を集めている戦士だ。ウサギよ、貴様はなんという?』


『マジか、これ名乗らないと終わらない感じか。はぁ……私達はナイト・ウォーカーっていうの、これで満足? っていうか、むさしのごぼう……って、マジで? それマジのマジで本名なの? バッリバリの日本人なんだ……いや、それより』


 珍しい名前に少し関心したが、特に気になる事でも無かった。アサにだって朝陽あさひという普通に日本人の名前があるし、人間だった頃の名前を今も使っているなんて、対して珍しい事でもない。それよりも、気になったのは再び出てきた単語だ。


『その『望まぬ支配』って何? 末広さんには分からないなんて答えてたけど、知識が0ってわけじゃ絶対無いよね? じゃないと対策なんてとれないもの』


 アサの問いに、牛だった怪異、もとい牛坊は苛立ちを隠そうともせず、顔を顰めて答える。


『貴様、感じてないのか? この正体不明のおぞましい、忌々しい気配を……今はまだ遠くだが、確実に近付いている……明らかな脅威、すべき備えなど、戦う術を磨く一択だろうが』


 いまいち要領を得ない答えに、アサが首を傾げていると、牛坊はため息混じりに続ける。


『お前、自分がいつ目覚めたか覚えているか?』


『はぁ? そんなの……ヨルと一緒になってからだから……大体一週間とちょっと前ぐらいだけど?』


『ほお、では目覚めるまでの間の記憶はあるか?』


『いやそんなの……ん、言われてみれば……私ヨルに取り憑くまで何やってたんだっけ?』


 アサは再び首を傾げる。考えてみれば、八夜に取り憑くその瞬間まで、自分が何をしていたのか思い出せない。いや、恐らくは影のような幽かな存在だったのだろうけど、アレにだって記憶能力ぐらいある。


『思い出せんだろうな、そうだろうな……俺もそうなのだ』


『んん、どういう事?』


『そのままの意味だ、俺も10年前突然自我を持った。そもそも俺達は、()()()()()()()()()()()()()()なのだ。俺の知ってる限りではな』


『あぁ? あー、あーあー、なるほど、10年前ね……それは覚えてるわ、なんせ死因なんでね……あの地震か』


 アサが言うと、牛坊は小さく頷く。


『あの日を境に、異常な数の怪異がこの世界に溢れ出した。俺もそのうちの一人だ……何の目的も無く、ただいきなり、突然覚醒した……それがそもそも異常事態なのだ』


『私が覚醒したのが一週間前……10年前から今もなお怪異の活性化が進んでるって事か……確かに変だ』


『そして、目覚めた怪異どもは皆同じ様に正体不明の何かの気配を感じ取り、それを脅威と受け止め、必要以上に強さを求める様になっている……』


『餌場の確保じゃなくて……必要以上に、ねぇ……そう言われるとなんか気持ち悪いな、まるで私達の意思に関係なく、強くなる事を強要されている様な……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 そんな事が現実に可能なら、の話ではあるが。


『生憎私はそんな気配微塵も感じてないけど、前回のネズミも何かに妙にビビってたし、その話自体は信じるけれども……それはそれとして……お?』


 何かに引っ張られる様な感覚に、アサは思わず言葉を止める。直後、強制的に意識が体の内側へと引き戻され、ナイト・ウォーカーの変身が解けた。


(ちょ、ヨル!? 何やってんの!? っていうか一人で変身解けたんだ、すごいな!)


「どうでもいいよ……そんなこと」


 八夜は怯えた目で牛坊を睨みつけ、震える指をさす。


「あ、あなたがなにを脅威を感じてるとか、私が自分の意思で変身解除出来たとか、そ、そんな事全部どうでもいい! それより、早く大橋さんを返してよ! 返せ!」


 突如現れ、震えながら怒りの声を上げる少女に、牛坊は困惑した。さっきまでそこにいた、荒々しい力と自信に溢れていた巨大なウサギの様な怪物とはまるで真逆の存在。


 必死に睨みつけているが、今にも泣き出しそうな弱々しい瞳。相手に当ててしまえば逆に砕けてしまいそうなほど小さな拳。片手で握れば簡単に折れてしまいそうなほど細い身体。


 非力そうで、脆弱そうで、とにかく弱々しい。弱いという概念が擬人化でもしたのではないかと思うほど、牛坊の目には八夜がそう見えた。


『お前は……誰だ? さっきまで戦っていた、ナイト・ウォーカーはどこだ?』


「わ、私がナイト・ウォーカーだ! あ、あなたが奪ったその体の主は私の友達なんだ! 死んじゃう前に早く返せ!」


『……返してほしければ俺を倒せばいい……適合者でも無い小娘の体を使うのは俺にとっても不本意なのだからな……』


 言いながら、牛坊は考える。そういえば最初に対峙した時に覚えた奇妙な感覚。


(ナイト・ウォーカーから……()()()()()()()()()()()()()……妙だな、アレは()()()()()()()()()()()()()()()


 一つの人間の体の中に二つの怪異の気配。そんな事が可能なのは一つしかない。


(この小娘は……やはり完全適合者……だとすれば複数の怪異の気配も納得できる……だが、そもそも何故この小娘は人間としての自分の意志を保っているのだ? あえて、さっきのウサギが保たせているというのか? 何故だ……一体何の為に?)


 宿主本体の意思を残しておく必要などどこにも無いはずだ。友好関係を取り繕ってるとしても、完全に体が馴染むまでで良いのだから。ましてや人間側の意思で変身を解除されたという事は支配権が完全に人間側にある。


 怪異側に全くメリットが無い。あのウサギは一体何の為に。


『まぁ……分からない事が多いが、問題無い。貴様を倒して俺がその体に入れば良いのだからな』


 牛坊は両手の銃を構え、ニヤリと笑う。


『俺は少々器用でな、手に取った武器がなんであれ、即座に理解し使用する事が出来る……この筒も、理解している』


「うぅ……たっ」


 アサが戦っている時の記憶は、朧げながらだがちゃんとある。だから、牛坊の能力も十全では無いが理解している。


 所持した武器によってスペックを変える。棍棒という巨大かつ頑丈で力強い武器に取り憑いていたからこそ、最初の牛坊はアレほど巨大かつタフでパワフルだった。


 だが今はどうだろう。所持した武器は拳銃、だがただの拳銃では無い。対怪異用に開発された特殊な銃。仕組みこそ同じかもしれないが、性能は常人の理解を遥かに超えるかもしれない。


 要するに能力が未知のものに変化している。さっきまで戦って得た知識がまるで役に立たない。


 だが、それでも


「『黄昏』っ!」


 変身もせず、生身のまま突っ立っているほど、八夜は愚かでは無かった。


 実際、怪異の鎧に身を包んで正解だったと、八夜は思った。


 二回、軽い破裂音が響き、直後()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 咄嗟に体勢を立て直し、倒れずには済んだものの、状況が全く理解できない。


「あ、あぶなかった……な、なにいまの……爆発した?」


 慌てて自分の体を見ると、胸元から黒い煙が上がっていた。ネズミの棘付きの拳でも傷ひとつ付かなかった鎧が、軽く焦げている。


『ぬぅ!? 爆ぜぬだと……!? いや、それよりも小娘……なんだその姿は! やはりナイト・ウォーカーでは無いのか!』


 牛坊は驚愕を顔に浮かべる。それもそうだ、さっきまで戦っていたナイト・ウォーカーは赤黒い巨大なウサギのような生物だった。しかし、今目の前で自分の技を耐えたソレは、赤黒いウサギのようではあるが、生物とはとても言えない、鎧のような姿になっているのだから。


 一人の怪異宿しに二つの変身パターンなど、見た事も聞いた事も無い。


『貴様は……なんなのだ……まさか……』


 牛坊の独り言は八夜には届いていなかった。八夜も八夜で、思考を巡らせていたから。


「なんか撃たれたのは分かったけど……み、見えなかった……? 銃弾の威力じゃ絶対無かったよ……いや、本物撃たれた事無いから分かんないんだけど……」


 軽く10メートルは吹っ飛んでいる。銃弾というよりもはや爆弾の威力だ。今は辛うじて耐えられたが、受け続けて良い事など絶対に無い。しかし、近付かなければ攻撃が出来ない。八夜が直接攻撃しなければ大橋から牛坊を引き剥がさない。


「な、なんとかして近付かなきゃ……あそうだ、一か八か」


 八夜は両手を広げ前に突き出す。すると、両手からまるでエアバッグが飛び出すように大きな盾が現れた。

 地面に着けばドスンと重い衝撃が伝わるにも関わらず、八夜にはソレが発泡スチロールで出来ているかの如くすんなりと持ち上げる事が出来た。


「コレで、なんとかならないかな……」


『武器の生成だと……? 変身による身体強化にとどまらず……ええい! 滾らせてくれるな! 欲しい! どうしても欲しいぞ貴様の体!』


 困惑し、混乱したが、それらを塗り潰す圧倒的な感情の昂りに、牛坊は満面の笑みを浮かべ、再び発砲した。


 二つの銃口から、人の親指ほどの物体が発射される。しかしそれは誰もが知る銃弾では無かった。赤黒い、ぱっと見小さな内臓にも見える弾。それは真っ直ぐ飛んで行き、八夜が構える盾に命中した。


 直後、その大きさからは考えられないほどの爆発音が鳴り響き、八夜を1メートルほど後ずさらせた。


「なに……この威力!」


 吹き飛ばされこそしなかったものの、気を抜けば盾を手放してしまいそうになるほどの威力。たった二つ、しかも親指サイズの物体が当たっただけだというのに、感覚的には大砲でもぶつけられたのかと思う程重いものだった。


 手がビリビリと痺れ、盾を握る力が入りにくくなる。


「これ……まさか」


 思考する暇など、休む暇など与えてはくれない。立て続けに発砲音が4度鳴る。直後襲いくる、凄まじい衝撃。


 踏ん張り耐えるが、アスファルトが割れ、地面に足がめり込むほどの威力に、八夜は一歩も動けずにいた。


 しかし、8発も攻撃を受ければ、見えてくる答えがある。その内二つはその身に直接受けているのだ、思考を諦めず、さまざまな可能性を考察し、八夜は予測を立てた。


「お、『重さ』かも……? その質量以上の重さを与えられる……それが今のアイツの能力……!」


 たった3センチ程の物体に、100キロの重さがあって、それが高速で飛んできたなら、その威力は爆発的に上がるだろう。そんな事が現実に可能なのであればの話だが。


「可能に……なっちゃうんだ……怖いなぁ……そんな化け物にどうやって勝てば良いんだろう……」


 攻撃は止まらない。こうしてる今も、八夜は徐々に沈みつつある。このままでは、すぐにでも体勢を崩されて、ガラ空きになった胴体に何発も弾丸を撃ち込まれる。


「な、なんとか……なんとかしないと……でもどうやって……そもそも動けないのに……私にも飛び道具か遠距離攻撃できる手段があれば……」


 能力が分かったところで、それを打破する方法が思い付かない。早く決着を付けなければ、自分が敗北するだけでは無い、戦いが長引けば大橋まで死んでしまう恐れがある。


「か、考えろ……考えろ考えろ……何か思い付け……私に……私にできること」


 しかし、考えても考えても、悪い未来ばかり想像してしまう。近付けない以上どうする事も出来ない。かと言って防御を捨てて近づける程の隙が無い。弾切れを期待してみるが、攻撃が止まないところを見ると、そもそもそんな概念が無いように思える。


 このまま持久戦に持ち込まれて、終わり。


「い、嫌だ! どうしよう! な、何か出来てよぉ! 私は完全適合者なんでしょ! 特別なんでしょ! こんな時に役に立たなきゃなんの意味もないじゃん! 結局、私は、無価値なままじゃ……」




「大丈夫だよ」




 不意に、背後からそんな声が聞こえた気がした。


「……アサ?」


 違う、アサじゃない。それよりもっと、大人の声。自分より少し年上ぐらいの女の人の声。


 振り向いて、その正体を確かめたいが、止まらない攻撃が許してくれない。


 背後の声は、それでも構わず八夜に語りかける。


「なんとか出来るよ、大丈夫。その為の力が、君にはあるから」


「だ、誰? 私にある力って……どうすればいいの?」


「思い出せばいいよ。君は、初めてじゃ無いはずだよ。似たような攻撃を既に知ってる。銃弾じゃ無いけど、銃弾みたいに攻撃出来る……思い出して、()()()()()()()()


 それだけ言うと、背後の気配は消えてしまった。


「お、思い出すって……私、他にこんな攻撃受けた事なんて……あ、いや、あった、つい最近の事だ」


 色々あって思い付かなかったが、それこそさっき無意識に威力を比較した対象がいる。


「怪ネズミ……アイツも確か針を飛ばして弾丸みたいにしてた……でも、私にそんな事」


 出来ない、と、言いかけたが、さっきの謎の声が頭をよぎる。


 ()()()()()()()()と、彼女は言っていた。


「まさか……ね」


 正体不明の声の言う事を信じるなんて、馬鹿げているだろうか。あんなの、このどうしようもない状況から逃げ出したい弱い心が生み出した幻聴かもしれないのに。


 でも、他に出来そうな事も無い。


「針……飛ばす……アイツは、ネズミは、どんな風に使ってたっけ……」


 あの時の戦いを必死に思い出す。鋭い攻撃を、あの速度を。


 思い出し、イメージする。自分が使えば、どんな風になるのか。いや、今どんな風にその攻撃を活かしたいか。自分がやらなきゃ、みんな死ぬ。自分も、大橋も、末広も、もしかしたらアサだって、消されてしまうかも。


「そんな事……させない! させて、たまるか! 私が……」




 守るんだっ!!




 八夜が決意を固めたその瞬間、ナイト・ウォーカーの鎧が、ぐにゃりと歪み、そして、青白い炎に包まれた。持っている盾も燃え始め、辺りを青白く染め上げる。


『な、なんだ……今度は何が起こるのだ!』


 困惑する牛坊の前で、八夜が更に姿を変えた。


「モードチェンジ……ナイト・ウォーカー『モードニードル』!」


 名乗り上げた彼女の鎧は、先程までのウサギのような原型を残してはいるが、細部が異なっていた。


 肩、拳、脛、そして背中に、無数の鋭い棘が生えている。


『……ふっ……ふはははははははははっ! 何事かと思えば! 結局接近しなければ使えんでは無いか! 状況は何も変わっておらん! 俺の有利に変わりはない! しかしその力はやはり魅力的だ! さっさと俺に寄越────がっ!?』


 牛坊の言葉は、奇妙な衝撃に遮られる。まるで無理矢理体から引き剥がされそうになったかのような、不気味な感覚。


『なんだ……? まさか! 俺の使っている体の主が!?』


 慌てて体を確認する。しかし、大橋が自分の意思で牛坊を剥がそうとしているような、そんな気配は感じられない。見つけたものといえば……胸元に刺さる小さく細い針だった。


『……なんだコレは……貴様、何を』


 牛坊が八夜に向く。すると八夜はこちらに向かって拳を振った。


 お互いの距離は10メートル程離れている。当たるはずがない。


 しかし。


『ぐおおおっ!?』


 直後、再び不気味な感覚が牛坊を襲った。


 大したダメージは無い。しかし、確実に、大橋から強制的に追い出されそうになる。


『貴様ぁ! 何をしたぁ!』


 牛坊が怒号をあげる。


 そんな敵よりも、更に怒りを込めて八夜は静かに言った。


「私の友達を……返せっ!!」


 八夜が拳を振る。


 目覚めた力で、反撃を開始した。

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