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第19話
待ち合わせ場所はこの前と同じChristmas treeの前。いつもの笑顔でケンジが待っている。
『今日はありがとうございます。美味しいコラーゲン鍋のお店があるんで行きましょう。』
ケンジがケイコを促す。
とりあえずビールで乾杯。
ケンジはこの前の告白のことなどなかったかのように、お互いの考え方や生き方をもっとよく知ろうと、普段の話、仕事の話、小さい頃の話、最近のマイブームの話で会話を盛り上げる。
『コラーゲン鍋はお肌にいいですからね。ケイコさんの美貌がいつまでも続けばお子さん達も大喜びですよ。美貌に一番効くのは恋なんですけどね。』
ちょっとしたケンジの言葉がケイコを暖かく包み込む。
美味しい料理とお酒とケンジの笑顔と言葉と優しさ。
心も体も満たされる幸せな時間。
でも、このままケンジを受け入れて、ケンジを信じてついて行って、幸せは待っているのかどうか、幸せがいつまでも続くのかどうか、答えが出ないで時間が流れる。
『お腹もいっぱいで幸せですね。僕は最初からずっとドキドキでしたが。次のお店でゆっくりお話しましょうね。』
いよいよ2人の恋が動き始める。




