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第18話

家に帰り、夕食の支度をするケイコ。夕食は最近マイブームの豆乳キムチ鍋。


『お母さん最近疲れてるみたい。大丈夫?』 


娘が心配そうに聞く。


『そうかしら。寒くなってきたし、年末でバタバタしてるからかなー。しっかりご飯食べて頑張らないとね。』 


ケイコは笑顔で子供たちに返す。


何か困ったことや悩み事がある時には、いつも母親や子供たちに相談してきたケイコ。でも今回ばかりは誰にも相談なんて出来ない。だからと言って家族には心配なんかかけてはいられない。


家族みんながお風呂に入った後、ケイコはゆっくり湯船につかり、ケンジのことを思い出す。


『私のことを真剣に想ってくれる人なんて、ケンジくん以外にはもう誰もいないんだろうな。私の人生の中で、もうたぶん。そう考えると、なんか寂しさが溢れてくる。』  


ケイコは心の中でそう感じた。


恋なんかとうの昔に忘れていて、そんなものなくても楽しくて幸せな日々が長く続いていた。だけど一度恋を思い出しただけで、こんなにも幸せで満たされたり、悲しく切ない想いをするなんて、想像さえもしていなかった。


旦那とはしばらくまともに話すらしていない中で、金曜日が近づいてくる。Christmasの2日前の金曜日の夜が待っている。


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