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守りたい恋人 有紀
その後、達之は夜の公園で有紀を強く抱き締めている
こいつが無理してるのは俺が悪い…。
有紀への気持ちが走り始めている
こいつは、有紀は無理を強いられてる
俺が守らないとダメだ…。
「達之?」
腕の中で有紀が尋ねる
「有紀、お前は俺が守ってやる。て言うか、守りたい。」
顔を伏せ、涙ぐむ彼女
頭に手を乗せ、彼は壊れ物を扱うように撫でる
有紀の性格は壊れているんだな
彼女を壊したものってなんだ?
彼はふと思った
ずっと一緒だ。
うん
そこにいるのはか弱い女性だ
血の気の多い怪物ではない




