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鴨居警部の印象
「越川を大阪に行かせて正解だった…。」
ここは東京 警視庁刑事部長室。
制服姿にこわもての顔 上田豊警視長だ。
「上田部長、鴨居警部とお会いしたいですか?」
参事官がたずね、上田部長は頷く。
「参事官、大阪の鴨居殿をどう思う?」
存じ上げませんが…。
知らないから面白いんだよ。鴨居殿がどんな人間か。
上田部長が何々殿と呼ぶのは稀なケースで強い興味を抱く証拠だ。
そして、鴨居警部と会い、2人は友人となる。
「部長、大阪の鴨居さんとおっしゃる方からお電話です。」
鴨居殿か。つないでくれ。
「上田ハンでっか。鴨居言うもんでっけど。」
鴨居殿、初めまして。上田です。
上田部長の脳裏に沸く鴨居警部のイメージ。
次の言葉は上田刑事部長からだ。
「鴨居殿、東京か大阪でお会いできませんか?」
ええんでっか? ワシは関西の刑事でっせ。




