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あの子に連れられ来た世界  作者: けもふ
3/8

2・落ちる

書き直しました

手が届く。ハグロまであと1メートル。数十センチ。数センチ。

もう・・・少し・・・・


ゴゴ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


すさまじい地響きの音が鳴り響いた。体が固まる。

地面が揺れる。振り向くと、木や土がずるずりと動いてるのが見える。

岩や石がごろごろと転がる音がする。

あの美しい景色がすべってくる。


じ、しん・・・・?土砂崩れ・・・?・・っは、ハグロ!!!


突然の音に固まっていた体を無理やり動かし、ハグロのほうを向く。

ハグロに手を伸ばし、抱え込もうとしたが、ハグロはするりとよけて逃げてしまう。


「ハグロ!!逃げないと!!」


ハグロは私のすぐ前にある大きな岩の上にかけ登った。私の身長の2倍以上ある大きな岩。あ、この場所なら・・・・

あの子には、私の助けはいらないらしい。あの場所なら、土砂は来ないはず。


ハグロに触れないのは口惜しいが、ハグロをもう一度見て、声を聴けただけで満足だ。きっと、ハグロはこの山で暮らしていくのだろう。もう、私も逃げないと・・・


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


振り向けば土砂はすぐ近くまで来ていた。

あと数メートルほどだろうか。


ああ、これは無理だ


ハグロに背を向け、目を閉じて覚悟を決める。

最後にハグロに会えたんだ。十分すぎるほどの冥土の土産になった。

心残りは少しあるが、まぁいいや。


「うににゃにゃにゃん!!」


ハグロの大きな声が響く。

振り向いた途端、ハグロが岩の上から飛び降りてきていた。


「ハグロ!!??降りちゃだムグッ」


ハグロが顔の上に落ちてきた。ものすごい勢いで体が傾く。

倒れこみ、地面にぶつかるはずの私の体は、何故か地面にぶつからない。

まるで深い穴か崖に落ちたような感覚。


意識が薄れる中、私が見えたのは、

上から笑ったように、でもどこか怒ったように目を細めこちらを見るハグロの姿と、

さっきまでいた場所を覆い尽くす土砂の山だった。

文章って難しい・・・っ

情景や展開は頭にあるのにうまく文章にできない・・・っ

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