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他愛は無いが慎ましい小話逹

作者: 穀物 紙太郎

[素敵な勘違い]



おいらの住んでる街には


とんでもなく可愛い娘っこが居ってだな、


おいらを見てずっと微笑んでいるんだ


星か花かと見間違えちまったよ


それをみれたおいらはきっと


世界一幸せな男なんだと時々勘違いしちまうんだよ







[魔王の花嫁]



魔王に美しい女が嫁いだ


その美しさ名状し難く、例えるならば、カーリヒック湖の底に沈んだの金銀財宝を詰んだ伝説の黄金船の如き輝き


例えるならば、ヘリオニクス山の頂上に有ると言われる永遠の命を与える花の如きしおらしさ


例えるならば、我らが主神エナが産んだ太陽の神カシーの如き温かさ



まさに、女神だ


だがその女神

悪の魔王に心奪われる


それ故に

笑顔を闇の魔王に捧げ尽くす


その献身こそが邪に染まる







[おしゃべりな花]



道で出会った花が言っていた


「ここを通ったあなたの探し人はとても暗い顔をしていたよ」


「なんでも妖精に散々馬鹿にされたらしくて立ち直れないそうな」


「でもね、僕はしっているんだ」






「彼女は妖精より上手に唄うことができるのをね 」



まったくよく喋る…







[自然な流れ]



巨大な柳が大笑い


つられて松が吹き出して


飛んだ花粉が旅に出る


着いたらそこは暗い洞窟


慌ててもぞつき 男は大きなくしゃみ


飛んだ花粉は旅を続けて


巨大な柳に出会う


話を聞いた巨大な柳が大笑い


つられて松が吹き出した














終わり

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