表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とらべるぼーる  作者: 原雄一
第六章 連続《つづ》く
37/74

次なる虎は、翼竜

 六月三日、昼。


 将治は、不安と安堵がないまぜになった、何とも言えない感情を抱いていた。

 今日は昼まで召集が無かった。これは絶望の前兆か、希望の前触れか。できれば、後者である事を信じたい。

 そう言えば、集団失踪事件のニュースを聞かなくなった。と言うよりも、聞いたのはあの一度だけだった気がする。自分達以外に戦っている者がいないと言う事だろうか。自分達が戦っている時はどうしているのだろうか。教科担任は慌てふためき、緊急の職員会議が行われているのだろうか。

 不意に、カチリと音がした。


 白い部屋――。

 ヴァンの映し出した映像は『プテラノドン』だった。大昔に絶滅した筈の翼竜。尖った頭を持ち、体毛は白色。基本的には魚食性で、魚を食していたらしいが、今となってはどうなるか分からない。

 将治は、昨日〈ヴァン〉について調べて分かった事を皆に伝えるべきか逡巡していた。皆の心を大きく揺らがすような情報だ。将治自身、実は動揺している。

 カチリ。将治の胸の内にはお構いなしに、時間はやって来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ