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馬鹿騒ぎの始まり

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「ではみなさん、今から上級生と闘ってもらいますので、怪我に気をつけて頑張ってくださいね。」

生徒会長のそんな言葉と同時に、座っていた上級生が一斉に立ち上がるとこちらに体を向け、機刃を抜き放つ。そんな様子を見せられれば、生徒会長の先ほどの発言は冗談ではないということがいやでも理解させられた。

「なぁ、ミザリアさんや」

「なんですか、マスター?」

「なぜ、こんな状況になっているのだろうか?」

「知りません」

会話終了。もしかしたらミザなら何か分かるかもしれないと思いつつ聞いてみるも、あっさりかつバッサリと答えてくれましたとさ。

 そもそも、こんな状況になる直前までミザと会話していたのだから彼女が知るはずもないのは分かっていたのだが、とりあえず聞いてみただけである。入学式っていうのは、こんなに物騒なものなんだなと思っていると、

「では上級生の皆様、やっちゃってください」

生徒会長が高らかに突撃の合図を上級生に出した。

 瞬間、上級生の雄叫びと新入生の悲鳴が同時に響く。このままここにいると、あっという間に保健室送りになりそうなため、開けた場所に移動する。

「ミザ、移動するぞ!」

騒がしいために声を張り上げミザを呼び、移動を開始する。

「マスター、移動するとはいってもどこへ?この広さではすぐに上級生に追いつかれてしまうと思うのですが?」

逃げまどう新入生の合間を縫うように走りながら、ミザが問いかけてくる。確かに、周りを見渡しても安全地帯など存在していないし、出口も固められている。たった一ヶ所を除いて。

「ミザ、よく見てみな。一ヶ所だけ安全そうな場所があるじゃないか」

そんな俺の言葉を受けミザはもう一度周囲を見渡すと、俺が言っている場所を理解したようである。

「マスター…あそこは逆に危険地帯であると思うのですが?」

「まぁ、そうかもしれないけどいいじゃないか。このままここにいたって怖い先輩方に囲まれるだけだぞ?だったら少しでも楽な方を選択すべきじゃないか?」

「そうかもしれませんが、しかし…」

ミザがセリフを続けようとすると、悲鳴を上げながら男子生徒がこちらに吹っ飛んできたので、それを俺がはじく。ぐぇっ、とカエルを様な声を上げて男子生徒が床に転がるのをみると、このままここにいるよりかはマシだと思ったのか、

「はぁっ、分かりました。行くのでしたらさっさと行きましょう。確かにこのままここにいるよりは楽だと思いますので」

そう言ってミザは走り出し目的の場所を目指し出したので、慌てて俺も走り出す。

 生徒会長が立つ壇上を目指して。



次は戦闘になるんですが、はたしてうまく書けるのだろうか(汗)

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