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4話 ブチギレ八千代さん

「貴様らは何をしていると聞いているんだ。見るからに拉致をしているが。」


「お前こそ誰だ。」

「私か?私は八千代だ。」

「ヤチヨだと?変な名前しやがって。」


「お母様がつけた名前を侮辱するな!」


 ビリリと声の圧で男らは止まった。


「名前はともかく、お前には関係ないことだ。引っ込んでろ女」


「そうはいかない。助けを求めている女性を放っておくことはできん。」


「おいおい、全ての女が助けを求めたら助けるのか?お前はヒーローですか?」

「そうではないが、縛り付けられた女性となると別だろう。その女性がよほどの悪党なら話してみろ。」


 男は目配せをし、すぐに剣を抜いた。


「正義感はいいけどよ?死期を早めるぜ?」

「おいおい、こいつもとびきり上玉じゃねーか。殺すなよ。」

「慣れてるからへーきさ。奴隷にしてやろうぜ。高く売れるぜ。」

「よしよし、今日は俺たちついてるぜ。」



「うう、助けてください。」


 女性は泣きながらこちらへ助けを求めている。


 八千代は合理的な考えはできない、しかし善悪の区別は付いているつもりではあった。


 気に入った女を人気のない場所で乱暴して、その上奴隷として売るのだ。しかも慣れている様で被害者は多数居るのだろう。


「貴様らは許さん!自らの行いを恥じて死ね!」


 男の1人に飛びかかり、下から切り上げた。


 男の片腕が切り飛ばされ、泣き叫ぶ前に腹を蹴り飛ばした。

 そのままもう1人に向かい、振り下ろした剣を拳で吹き飛ばし、胴に拳をめり込ました。男はぬるりと地面に落ちた。


「う、うわー。」


「まて、クソったれ。」


 1人はこちらへ向かい、もう1人は逃げ出した。


 逃げる男の足に木刀を投げた。足に突き刺さり、泣いているところを蹴り飛ばした。


 最後の男を見ると


「た、助けてください」


「これ以上きたら、こいつを殺すぞ?助けたいだろ?」


 先ほどの女性を人質に取られた。動いたら先に殺されてしまう。


「さてさて?俺らをここまで苔にしてくれた分やり返さないとなー?」


 もはや勝った気でいる男は、ニタニタしながらこちらへ近づいてきた。


「よーし。まずはこれで体を縛ってもらおうかな?」


 ロープをこちらへ投げてきた。しょうがなく、身体を縛るしかなかった。


 身体を縛り、もはや身動きは取れないだろう。しかし、男は慎重であり。女を片手にこちらへ近づいていた。


「お前はもしかしたらこのロープを破るくらいは簡単にするかもしれん。しかし剣でズタズタにしたら流石に大丈夫だろ。」



「最後に言いたいことはあるか?ヤチヨだっけか?」


「すまない、本当にすまない」


「今更謝ったって遅いんだよ!おらぁ!」


 男が剣を足に突き刺す瞬間


「喝!!!!!!!!」


 八千代のとんでもない声が響き渡る。男は脳が揺れ。腕にいた女すらも気絶した。


 立っていられず、男は蹲る。それを逃す八千代ではなかった。思い切り力を込め、ロープを引きちぎり。


 男の顔を掴み、思い切り膝蹴りを喰らわせた。一撃で失神した。


「ふー。大変だったな。」


 男も捕まっていた女もどちらも気絶しているが、女性が捕まえられていたロープをするりと解き、男をそれで捕まえた。



「早くこの女性が起きないかな。お腹空いてきた。」

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