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プロローグ

Destined to shine

作者 (Autor)

333我

プロローグ (Prólogo)


名もなき広がり、夜明けも黄昏も存在しなかった空間。そこは、ただ深い、絶対的な虚無の海であった。息吹もなく、音もなく、形もない。あるのは、沈黙のみ。永遠の外套のように全てを包み込む、あまりにも広大な沈黙。時すら見つめることを恐れるその深淵に、混沌は動かず、盲目に、ただひたすら眠っていた。


だが、その尽きることのない闇の核心で、何かが振動した。忘れ去られた神の鼓動のように、かろうじて聞き取れるほどの囁きが虚無を貫く。それは言葉でも、思考でもなく、存在そのものの中核から湧き上がる原始の聖歌であった。その調べは、無限に繊細でありながら、こう囁いた。


「星々が息づく前に、虚無がその玉座を要求する時、二つの力が生まれるだろう。一つは創世をもたらし、一つは絶滅をもたらす。だが、これらの力さえも、全ての循環の終わりを決定づける運命にある一つの火花によって凌駕されるだろう。」


そして、その歌は変化の水門を開いた。永遠に不変であった深淵が引き裂かれる。未来の全ての創造よりも明るい、計り知れない爆発が、宇宙の肌に焼き付いた傷跡のように噴出した。


その爆発から、光と影の間に浮かぶ四芒星が昇る。それは単なる星ではない。永遠の調和の中で絡み合う対立物、すなわち均衡そのものが舞っていた。

そして、星は砕け散った。


その核は、非存在のベールを震わせる聖なる轟音と共に開かれた。内部から、光と霧に包まれた人影が現れる。その姿はまだ不確かであったが、やがて一人の女性のシルエットを取った。雪のような白と夜明けの青が混じり合った波打つ髪が、天空のベールのように漂う。その瞳は、まだ生まれていない銀河を含むほど暗い、二つの無限の井戸であった。肌は最も純粋な月の微かな光で輝き、彼女は何もない虚無の上を歩んでいたため、その足は何も踏んでいなかった。


形も始まりもない声が彼女の内に響き、その本質と融合した。

「原初の火花から生まれしお前、お前こそがアルファとオメガの結合である。お前の中には、光と影、創造と崩壊が宿る。お前の名はSerentiaセレンティアとなる。立ち上がれ、永遠の神よ、そして秩序を形作れ。」

こうして、Serentiaセレンティアは目を開いた。


その眼差しに、宇宙は震えた。彼女の存在の内に鼓動していたのは、定命の者たちの心臓ではなく、純粋な天の魔力の流れであった。それは、その流れで現実を紡ぎ、解体する神聖な本質の大河であった。彼女の身体のあらゆる繊維は、永遠の讃歌、交響曲であった。


彼女は深淵の上に立ち上がり、その声—天から生まれた雷鳴のような声—で宣言した。

「目的なく私を生み出した恩寵を呪い、私に意味を与えるであろう混沌を祝福する。私は、運命に火をつける炎となるだろう。」

彼女の言葉は新しい契約を織り上げた。虚無から、固体の光と生きている影で作られた玉座が出現し、まだ発音されていない宇宙の名前を囁く古代の象形文字で戴冠されていた。Serentiaはそこに座し、宇宙はその存在の前に頭を垂れた。


しかし、彼女の心の奥底には、一つの空隙が残り続けた。創造そのものだけでは不十分だった。孤独があった。世界をもってしても満たされない、深遠な不在。

そこで彼女は両手を広げ、時よりも古い声で聖なる呪文を唱えた。


「混沌と静寂から、明澄と覆いから、私の永遠の仲間たちが現れよ。原始の力が、この終わりのないワルツで私の傍らを歩まんことを。」

宇宙は応えた。


二つの人影が彼女の前に具現化した。最初の影は、目をくらませる輝きを放ち、まだ沈黙している世界の最初の夜明けのように深遠な温かさを放射していた。その本質は希望であり、{Serentia} はそれをXaoqiシャオチー、光の主と名付けた。


二番目の人影は、その反転した鏡像であった。純粋な影に包まれ、その存在は太陽が恐れる秘密を囁いていた。その眼差しは深淵であり、その声は忘却であった。{Serentia}$はこの存在をZhaoqiザオチー、闇の主と名付けた。


彼らは共に虚無の上で舞った。彼らは天を、星座を鍛造し、まだ名のない世界に生命の種を蒔いた。彼らの間の調和が、全ての均衡を支えていた。{Serentia}が導き、{Xaoqi}が照らし、{Zhaoqi} が和らげた。


しかし、神々の間でさえ、平和は永遠には続かない。

その心が影をまとった {Zhaoqi}は、見捨てられたことの熱を感じ始めた。{Xaoqi}との対称性が崩れ、{Serentia} との距離が拡大していった。こうして、不和の種が発芽した。


ある日、彼の怒りは嵐と化した。彼は {Xaoqi} に対してその怒りを解き放ち、彼女の光を消し、吸収することを決意した。彼は影以上、絶対になりたかったのだ。彼の叫びのこだまの下で、宇宙は引き裂かれた。


宇宙の繊細な構造が脅かされているのを見た {Serentia}$は、何をすべきかを知っていた。彼女は星々を涙し、一滴の涙が失われた新しい宇宙となり、最後の呪文に彼女の意志を封じた。


「我らが築いた均衡にかけて、私は断言する。混沌は支配しない。Zhaoqiよ、お前は永遠の深淵に鎖で繋がれよう。世界が思い出す準備ができるまで、お前の名は消え去るがいい。」


その言葉と共に、{Zhaoqi} は次元の間にその叫びが消えゆく中、神聖な魔力の鎖で封印され、最も深い虚無へと引きずり込まれた。


呪文によって疲弊した {Serentia}は、自らの時が来たことを悟った。彼女の本質は夜明けの光のように消散し、去る前に、{Xaoqi} に最後の意志を託した。

「信仰が死なない世界を創造しなさい。私たちの闘いの記憶が持続する避難所を。火花が再び生まれ変わることができる聖域を。」


{Xaoqi} は従った。

彼女は一つの銀河を鍛造し、それを天の川({Vía Láctea})と呼んだ。その中に、海と雲で覆われた青い惑星を選び、そこに生命の種を蒔いた。彼女は、そこで、定命の者たちの心の中で、神々の記憶が生き残ることを望んだ。

だが、世紀が過ぎ去った。人間たちは、その傲慢さから忘却した。科学が信仰の場所を占め、神話は理性の石の下に埋葬された。それでも、最も濃い忘却の中でも、一つの火花が待っている。


その世界、絶望の瀬戸際で、光の女神は世界を救う可能性を秘めた一つの魂を見た。彼女は純粋な魂、闇の真っただ中でも絶え間なく燃える炎を見つけた。その炎は、神性さえも感動させた。

その名はTian Mianbaoティエン・ミエンパオ

彼は最初の息から痛みを経験した魂であった。彼の人生は、見捨てられ、喪失、そして世界の無関心との絶え間ない闘いであった。彼の涙は慰めを見つけず、彼の心は生き残るために硬化した。それでも、彼は愛することを決して止めなかった。彼の思いやり、彼の勇気、彼の消えていない優しさ...それは神性さえも動かした。

こうして、{Xaoqi} はその魂に触れた。彼女は彼の永遠の力、彼の神性の火花を彼の中に封じ、新しい人生の機会を与えた。


今、その世界の空が暗くなり、都市が技術で輝いても信仰を持たない中で、{Tian} は最終的な混沌がやってくることを知らずに生きている。未来の地球で男として生まれた彼は、魔法と魔力が聖なる川のように流れ、悪そのものを打ち破る、異なる土地で、新しい体で生まれ変わる運命にある。彼の肌は変わり、顔も変わるだろうが、彼の魂はそのまま残る。


彼の額に、星型の傷跡が輝き始めるだろう。

毎晩、預言的な夢が彼を揺さぶる。くすぶる廃墟、彼を包む白い翼、彼を待つ忘れられた玉座のビジョン。一つの声が、そよ風のように優しく、だが古い誓いのように強く、彼を呼んでいる。


女神は、彼が愛するものを守ることを学ぶために、彼を定命の者たちの間に置いた。なぜなら、愛こそが闇に立ち向かう炎だからだ。


しかし、均衡は崩れ、影が再び動き出す。

選ばれし者、{Tian Mianbao} は、自らの真実を受け入れ、その起源を思い出し、その内に眠る力を目覚めさせなければならない。彼の内の火花は、予兆のたびに強く鼓動し、魔力の潮流は彼の運命のこだまに応答する。


宇宙は息をひそめている。


審判は始まった。

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