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『11月15日2巻発売!』願ってもない追放後からのスローライフ?  作者: シュガースプーン。
第六章お弁当屋の七番弟子

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第186話 2人の戦い方

風美夏と紗夜は今日も夜からダンジョンへ探索をしていた。


Gクラスダンジョンも半ばまで進み、2人もだいぶ成長して来た。


2人の戦い方は対象的だが、本当の親子の様に仲のいい2人は、連携コンビネーションも息があっており、パターンも多い。


風美夏はどちらかというとパワー型である。

STR(ストレングス)も上がって来て、今使っている片手剣も楽々扱える様になって来たので黎人が今度、武器を選びに店に行こうかと提案している。


風美夏はマネージャーとして、部員にアドバイスをしている為、それを自分にフィードバックしてどんどん鋭い一撃を繰り出す様になって来た、部活と違うのは、決められた行動、場所と言う縛りがないので、剣道という競技ではあり得ない動きもしたりする。


特に、今使っている武器は片手剣と剣道の竹刀よりも短めで取り回しがいい為、小回りも利きやすい。


今も、魔物を踏込みと共に横に切り裂いた後、移動した場所で腰の回転の力を器用に使って近くにいた魔物に移動無しのツキ技を使って貫いた。


ひとつ言うならば、大変様になっているのだが、学校指定のジャージが惜しいところである。


対する紗夜は、2本の少し長めの短刀(ダガー)を扱う。


刃渡は万能包丁より少し長い程度。


基本はヒットアンドアウェイで風美夏の隙を埋める様な戦い方をするのだが、単独戦闘もきっちりとこなす。


紗夜は、仕入れを一頭でやって捌いたら安く上がらないかしら。と考えていた時期があり、その時に動物の捌き方も勉強していた。


まあ一頭買いは弁当屋としては現実的では無かった為、却下になったのだが、Gクラスダンジョンは動物型の魔物が出る為、何処を攻撃すればダメージがデカいかなど計算して攻撃している。


今も、風美夏が1人でカバーの必要がないと見るや、離れたところにいた魔物に飛ぶ様にして近づきつつ、すれ違う様にして腹を切り裂いた。


一旦距離をとって、魔物の動きが鈍ったのを確認すると、チャンスと見計らって魔物の前に飛び込み、左手の短剣を魔物の口に咥えさせる様に口での攻撃をできない様にした後、料理を開始でもするかの様に右手の短剣を器用にクルクルと包丁を回すが如く回しながら腕を振り上げると、短剣を逆手へと持ち替えた。


そして、何もできない魔物の額目掛けて勢いよく振り下ろした。


脳天を貫かれた魔物は、絶命して倒れていった。


魔物を倒し終わった2人は「やったね!お母さん」「うまくできたかしら?」などと言いながらハイタッチする。


魔物を倒し終わって、次に魔物が現れるまでの間は、黎人がアドバイスをしながら指導していく。


今の場所なら2人は文句無いのだが、ダンジョンのランクが上がり、もっと強い魔物を想定すればアドバイスや指導はまだまだあるのだ。


日課となっている夜のダンジョン探索は、いつもの時間になるまで続けられるのだった。



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順調、順調、少しストーカーが心配(;^ω^)
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