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雑魚~15の夜~Ⅲ  作者: 夜叉
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にわか雨

こんな雑魚でもまだ人としての気持ちが残ってたみたい。

息してる。そこに会話はなく隣の部屋に布団をひいて寝かしつけた。

はじめて見た。こんなに弱ってるお父さん、お母さん。

目が覚めたとき「お姉ちゃん、昨日夜中家を出るって出て行ったよ」聞いてるか聞いてないかはわならないけど一応自分の意思で出て行った事を伝えた。

そんなに心配する事?お姉ちゃんいなくても私がいるじゃん‼高校は行くつもりなかったけどお父さんとお母さんにほめてもらいたい。がんばったね。って言われたい。自分のことを必要とされたい。私がいるから大丈夫。本気でそう思った。

髪を海苔みたいに真っ黒にした。授業も出た。先生の所に理由を言って個人的に勉強を教わった。志望校●●女子校。衛生看護科

志望。助けたくて。誉められたくて。必要とされたくて。毎日毎日人が変わったように勉強、勉強。自分の命を粗末にする奴に人の命をって思ったけど、がんばった。がんばった。全力でがんばった。これでやっと…

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