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幼女が空から降ってきた

作者: aki o

 眠い……。

 腹減った……。

 可愛い女の子……。


 難しいことは分からないからとりあえず、3つの感情だけ覚えとく。


 人間は寝ないと死ぬでしょ?

 人間は食べないと死ぬでしょ?

 人間は女の子を愛でないと死ぬでしょ?


 最後のはちょっと変?でも僕にとっては大切なこと。飯食わなくてもいいから、寝れなくていいから、女の子とお話がしたい……。


 町中に溢れてるじゃないかって?でもね、無暗に声をかけると、このご時世、よからぬことが起きるんだ。昨日も事件があったから。僕はそういう人種とは違うのだけど、世間はそのように考えてはくれない。


 社会の蛆虫になる


 どのみち終わってるんだから、それも悪くはないと思う。でも、一つだけ駄目なことがある。仮に、巷の女の子に声をかけるとする。子供は大抵、辺鄙な人間を好むそうだから、大方僕を受け入れるだろう。


「今日はいい天気だね……」

「そうだね!」

「何か欲しいものはあるかい?」

「何か買ってくれるの?」

「もちろんだよ」


 有り金なんて、たかが知れている。恐らく、今晩の食費がとぶ。

 それでも……。

 僕は女の子の笑顔を買う。買えるものなら。


「じゃあね……。お菓子がいいかな」

「お菓子か……。何がいいんだい?」

「そうだね……。じゃあ、チョコレート!」

「分かった。チョコね」

「ありがとう……って、お母さん?」


 妄想は終わり。僕は母親から、通行人から、白い目で見られる。僕は何も言わない。最悪殴られるか?


 そんなことは大した問題ではない。不良に殴られて、腹を二度も切ったことがある。医者に言わせれば、すごい出血で、腸を半分切らないといけないとのことだった。別の日には背中を殴られて、椎骨をやられた。幸い、大事には至らなかったが、最悪の場合、呼吸が止まって死ぬところだったようだ。


 とまぁ、色々と危険な目にあってきたわけで、死ぬこと自体、それほど怖いわけではない。

 では、何が問題になるかというと、その女の子がものすごい不安に駆られることである。母親はきっと、女の子を慰め、そして、叱る。女の子はきっと泣き出すだろう。


 笑顔を守れない


 だから僕は絶対に声をかけないと決めている。




 空しいお一人様の夜が間もなくやってくる。根城にしている公園のベンチに腰掛ける。女の子の姿はもうない。そう、こんな時間に一人で歩いていたら大変なのだ。変質者に目を付けられたら、最悪その命にさよならを告げなければならない。最も、僕に人を裁く力があれば、そう言った人間を消すことだって出来るんだけど……。



 それにしても……。

 今日は平和だ。今日も、か。ヒーローみたいにかっこよく生きられると思っていた。女の子を守るなんて容易いことじゃない。自分の暮らしさえ、まともに営めないんだ。だから、世界は平和な方がいい。格好の悪いヒーローの出番なんか、ない方がいいのだから。


「どいて―――――――――――――――――――――――――!」

 いや、それくらい許して下さいって。他にも座るところくらいあるでしょう?


 待てよ……。

 どこから声がしたんだ?


 辺りを見回しても人はいない。

 まさか、自分の影が騒ぐわけないだろうし……。


「どいてったらあぁぁぁぁぁ――――――――――!」

 どこどこ?

 女の子の声だ。


 どこにいるのか一向に分からない。でも……。もしかして、上の方から?


「あぶない!」


 いつもと同じ空……だった。さっきまでは。


「うあぁぁぁぁぁぁぁあ――――――!落ちる!」


 僕は咄嗟に立ち上がった。

 今こそヒーローになるときじゃないか?

 両腕を存分に広げた。コンクリに衝突したら命はない。その前に何とか受け止めないと。

「ひやあぁぁぁぁ――――――――!」

 女の子の小さな足と僕の腕が触れあったのは、恐らく一億分の一秒程度。こんなに短いと、肌がすべすべなのか、あるいは、いい香りがするのか、判断がつかない。それどころか……。

「あっつい――!」

 百度?千度?いや、もっとすごいでしょう?あぁ、身体が溶けちゃうよ。とりあえず叫ぶしかない。これで本当に僕の人生は終わり。いいんだ。死ぬことは怖くない。でも……もう少しマシな死に方をしたかった、だなんて思うのは贅沢だろうか。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――



「もしもぉ――し。起きてる?」

 何か声が聞こえる……。僕は死んだのか?するとここは天国? 

「やっと気づいたか……」

 何この声は?すごく優しいじゃないか?天使さん?僕はお話されてるの?

「ほら、起きなさいって!」


 女の子の言う通り、起き上がる。

 世界は美しくないだなんて、僕は何を勘違いしていたんだろう。


 街には無数の女の子が!



 ちょっと待って?


 ここはどこだ?


「新宿でしょ」


 たしかにいつもの公園だ。紛れもなく、ここは新宿。幾多の人々が交わる街。そして、僕が捨てられた街。何だ、死んでなかったんだ。


「私の住む世界とあなたの住む世界が交わったのよ」


 世界が交わる?

 街並みは見渡す限り、どこまでも無機質な高層ビル群。日が当たると、ニヒルな笑みをこちらに向けてくる。

「よおっ!元気にやってるか?と言っても、君は何もやることがないのか……」

 こんな感じでバカにしてくる。僕の方がよっぽど無機質だ。公園のベンチに腰掛けて明日の空を占うだけ……。正真正銘僕が生きている新宿だ。女の子の住む世界も、この新宿なのだろうか?


「今に分かるわよ」

 何が分かるというのか?僕はただ、時間がゆっくりと流れていくのを見送った。 

 

 3分経ったが、何も変わらない。強いて言えば、ビルが何も語りかかてこないということだろうか。5分後、その答えはあっけなく見つかった。今日は曇りだからだ。ニヒルなほほ笑みは、太陽がないと発生しない。ビルたちは晴れを好み、曇りや雨を嫌う。雪が降ろうものなら、一斉に湯気を立て始める。


 僕はどうかと言うと、曇りや雨の方が好きだ。雪が降ればなおさら。だって、街を歩く人の数が減るから。代わりに可愛い子供たちが出てくる。だから、毎日雨が降ればいいのに、と思う。中々上手くはいかないものだけど……。


 天気の設定は僕に依存しているのだろうか。だとすれば、女の子は何を設定しているのだろう……。そんな疑問を抱きつつ、中央通りにたむろしている女の子たちを見る。

「これはどんな夢物語なんだろう……」

 もう少しのところで、危うく緩み切った口元から涎が溢れるところだった。危ない危ない。警察に捕まっちゃうよ……って?

「ちょっと待って!危ない!」

 思わず叫んでしまった。だって、女の子たちがたむろしているのは、車道の上だから!


 僕は無意識に駆け出した。運動不足のせいか、肺が苦しい……って言ってる場合じゃない!やばいよ。ちょっと待って……。神様、お願いだから……。


「君たち!危ないよ!」

 僕は十字路の中心に立った。東は四谷で南は渋谷。普段なら人通りの多い交差点だ。空を見上げている人、地面を覗く人、会話に花を咲かせる人……。今日はまるで時間が止まっているようだ。僕だけが時を刻んでいる。大人を見かけない。一面、子供だらけ。今だけは……。僕が街の中心に立っている……。


「どしたの?おにぃちゃん?」

「おにぃちゃん、だって?」

「ねぇ、そんなこわいかお、しないで!あそぼうよ」

「遊ぶって……」


 分かっている。少し頭を冷やす時間を頂けないだろうか。お兄ちゃんと呼ばれて、何だか頭がくらくらするんだ……。あぁ、なんて素敵な夢なんだろう……。


「いい加減に目を醒ましなさい……よ!」


 シュワ―ンシュワ―ンシュワ―ンシュワ―ンシュワ―ン…………


 ガチャ ポカン!


「ぶたれても幸せ……」

「違うって言ってんでしょ!」

「ひゃい……。何ですか……って、えぇぇぇ?」


 僕は確かに守っていた。

 センターラインに備え付けられたポールを。

 

 最初から女の子何ていなかった。僕は夢の世界で夢を見ていたようだ。その夢が覚めた。しかしながら、僕は未だに夢を見ている。

 女の子は、やれやれ、と首を振った。

「おかげであなたの趣味が分かったわ。相当な変態ね……。ロリコン、ってやつ?それじゃあ、世界から抹殺されても仕方ないか……」

「世界から抹殺?」

「あら、聞いてなかったの?」


 まさか本当に消えてしまったのか?

 そうすると、今僕が目にしているのは何?

 これは高度に蓋然的な世界だ。僕と女の子以外誰もいないということを除けば。


 待てよ…………


「あとす……くゅじんし?」


 これは確か、コンビニだった。えっと……。

 新宿ストアって言ったっけ。


 ということは……。


「全てがあべこべになっているのよ」

 女の子は言った。

「分かりやすく言うと、あなたは今、鏡の中に閉じ込められているのよ」


 まことに分かりやすい……。

 僕は鏡の中に生きている……?

「さっきぶつかった瞬間に、あなたをこっちの世界に誘ったの。元々こうする予定だったんだけど。こっちの手違いで痛い思いをさせてしまったようね。ごめんなさい」


 一体何を謝っているのだろう?僕は全く分からなかった。ただ女の子を見つめる度に、可愛いでは済まない、何か恐ろしい秘密を持ち合わせているのだと感じるようになった。根拠?そんなものはないよ。そうだな。悪魔と契約した魔法少女とでも言ったところかな?


「それじゃ、今度は間違えないようにするからね……」

 予想は的中した。女の子は、巷の変身道具的なスティックを振りかざし、それを長い杖に変えた。随分と手の込んだマジックだ。歳のわりには凝った趣味だ。何故かというと、それは金箔に塗り固めれらているからだ。思わず笑いそうになってしまうが、よくよく見ると、その完成度は高い。これならば、純金と区別がつかないかも……。

「残念でした。これは正真正銘の純金よ。天の品だから、不純物は一切含まれていないの。100.0%の金よ」


 なるほど……。

 さっきから心の声を聞かれているような……。

「人間の声くらい、簡単に聞けるわよ。あなた、まさか、その声が周りに聞こえていないとでも思っているの?」

「えぇぇ?全部聞こえてるの?」

「当たり前でしょ……。罪人の声ほど明確に聞こえるものなのよ。全く……」


 とりあえず分かったことは、女の子は僕の味方ではない、ということだった。何が原因かはよく分からないが、僕は抹殺される対象らしい。ということは……僕はこれから死ぬわけだ。


「鏡の掟を召喚します」

 女の子はそう言って、杖を天に向けた。何か特別変わったことは起きなかった。

「さぁ、いくわよ!」

 威勢のいい掛け声と共に、念仏のようなものを唱え始める。死にゆく者への弔いなのだろうか。僕はとりあえず、その場でじっとする。

「願わくは、罪人の御霊を光にて射したまえ……」

 光を使って殺すということは……つまり、大きな虫眼鏡か何かで、焼き焦がすってことか?そんな物は何処にもないし……。まさか、天から降ってくるとか?


 シュゥゥゥーッシュゥゥゥーッシュゥゥゥーッシュゥゥゥーッ……

 風が吹き始めた。台風どころの騒ぎじゃない。桜の大木が見る見るうちになぎ倒されていく。ベンチにしがみ付いたが、全く意味はない。ベンチごと吹かれて、空高く舞い上がった。


 このまま天に召されるのかと思いきや、風は突如止んだ。つまり、そのまま真っ逆さま。地面に叩きつけられた。


「あぁっぁぁぁぁぁ……!」

 辛うじて呼吸は出来た。全身が痛くて立ち上がるには相当の時間が必要だった。


「これで終わりだ……」

 女の子はもう一度、杖を天に向けた。すると、どうだろうか。輝かしい光が幾重にも重なって降り注ぐ。きっと、この射光に伴って僕の魂は天に帰るのだろう……。

 このまま無意味に生き続けるくらいなら、早く死んだほうがいい。そう思えば、何てことはなかった。


 神様。どうぞ、僕を導いてください。

 その行く先が天国であろうと、はたまた、地獄であろうと、どちらにしても救われることに変わりはありません……。


 あぁ、もうすぐ、この輝かしい光に手が届きそう。大いなる愛を籠めて、その一筋にキスしよう……。本当は痛いのかもしれない。でもそれはきっと、一瞬のこと。全てが終わって、新たな命が始まる……。


 僕はそっと目を閉じた。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――



「そんなはずはない!」

 うん?女の子の声が聞こえるぞ……。ということは……まだ生きているのか?

「神様が……。神様の裁きが間違ってるはずない。幼女に付きまとう変態なんか、この世にいらない!」

 僕は驚きを隠せなかった。女の子は発作的に怒りを爆発させることがあるって聞くけれど、それを目の当たりにしたことはない。人はかくあるべき、だなんて言えた義理ではないけれど、やはり女の子は優しさの象徴だろう。僕が好きな女の子って言うのは、そういうものなんだ。


「あなたなんか……。とっとと消えちゃえ!」

 鏡の掟、二度目の召喚。

 今度は何も起きない。僕はとりあえず、目を瞑っている。しかしながら、女の子は僕が生きていることを恐らく知っている。


「もぉ……。何で……。何で消えてくれないのよ!」

 僕が消えないと何か不都合なことがあるのだろうか?一瞬目を開けて、周囲を見渡した。


 女の子が泣いている


 女の子の笑顔を守る……

 夢だか鏡だか知らないが、僕は女の子を守れなかった。


 知っている。人は絶えず人の温もりを求める。女の子は人間だ。現実に生きていた頃、彼女もまた、人にすがろうとした。でも……。きっと上手くいかなかったんだ。


「どうして……。私、もういらなくなっちやうの……?」

 ものすごく不安定な状況だ。今にでも崩壊しそう。彼女の涙は真実と嘘の狭間を彷徨っている。時間が経てば、それはどこまでも悲しい氷になってしまう。そして……。


 女の子は死んでしまう…………


 癒さないと。

 僕がやらないで誰がやるんだ……。

 神様。

 僕に少し時間を与えてください。

 どうやら僕は、あなたがたの力では対処できない悪魔のようです。

 そんな悪魔からのお願いです。

 彼女の命だけは奪わないでください。

 消える方法なら自分で探します。その代わり……。

 少しだけ。

 

 旅立つ前に夢を見させてください……。

 彼女を連れていかないでください……。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――



「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」


 ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキ…………


 うめき声に合わせて、甲高いノイズを耳にする。例えるならば、ガラスが割れるような……。


 ガラスが割れる?


 ピキピキピキピキピキピキピキ……ガチャン

 ピキピキピキピキピキピキピキ……ガチャガチャ……

 ピキピキピキピキピキピキ……ガリガリ……


 耳かきか何かでえぐられているよう。しかも本当に壊れそう。女の子はというと……。杖を天に向けて、何かを祈っている!まずい。何だかわからないが、とにかくまずい。どうすればいい?まず、女の子を助けた方がいいのか?


 そう考えた矢先のこと。なんと恐ろしい光景だろうか。目の前にそびえる憂鬱なビル群が、少しずつ消えていく。物理的に壊れるという意味ではない。目の前に確かに存在したビル、つまり、メタルが砂のような粒に置き換わって、そのまま天に吸い込まれていく。残骸はなにもない。


 Program Death 


 物理法則の成り立たない世界ほど怖いものはない。魔法は存在しない、と決めつけるのは人間である。しかしながら、これを魔法と言わずして、何と呼べばいいのだろうか。人間として、非科学的世界の現象を見ているのである。遠い宇宙の話?いや、もっと身近な世界だ。


 たった一つの鏡に隔たれているだけなのだから!


 ビル群がすっからかんになると、街は田舎の空き地と化す。泥まみれになった子供たちの歓声が聞こえてきそう。しかしながら、当然人影はない。僕と、謎の女の子だけ。そして、妄想上の幼女たち……は消えてしまった。


「この……ままだったら……ヒック……」

 ようやく言葉を発した。僕は女の子の元に駆け寄った。

「このままだとどうなるんだ?」

 強引に迫った結果、子供じみた服を少々破ることになってしまったが、それを気にする余裕はなかった。

「この世界が……ヒック……世界ごと……うぅぅぅ……消滅しちゃう……」

「それを止める方法は?」

「……あなたが消えて、私が神様から赦されたとき……」

「それ以外で!」

「神様は……無能な戦士ごと……抹殺するの……」

「無能な戦士?」

「私のこと……。私たちは神様の忠実なる僕であり、人間界の獣を抹殺する戦士なの……。あなたは……ロリコンだから……色々危険……。だから……抹殺しなければならない……の!」

 

 つまり、僕が死ねば女の子は助かるわけだ。

 僕は十秒間、死ぬ方法を考えた。

 舌をかむ。痛い。でも血が出ない。

 頭を思いっきり殴る。少しめまいがする。でも倒れない。

 腹を一発殴る。骨が折れたかも。


 何で死ねないんだ?

 くっっ…………………………!

 拳を振り上げれば、電柱にヒビが入る。石ころを真っ二つに出来る。大した怪力だ……。潜在能力ってやつ?


「……これで終わりね……」

 女の子は、ビルと同じように少しずつ消え始めた。

「待ってくれ!」

 僕は神様に祈りをささげた。どうか女の子の命だけは助けてやってくれ、僕の命と引き換えにしてもいいから、と。僕は女の子の手を握った。確かに人の温もりを感じた。しかしながら、すぐさま微小な粒子へ変わっていくのを見ることしか出来なかった。消えゆく中、女の子は最後にこう語った。

「私はあなたを恨みません。ただただ私が憎いだけ……」


 女の子を構成していた原子は砂のような粒子に変わった。粒子はやがて、見渡すことが出来るギリギリのところで、大きな鳥に姿を変えた。もちろん、見かけだけ。それでも僕は、この鳥が、地球上の生き物全てをはるかに凌駕するほど美しいと直感した。これも神様の計らいなのだろうか?


 大鳥が空へ帰ると、空は晴れ渡った。雲一つない青空の元に僕は存在した。世界は間もなく、僕の醜い血色に染まるだろう。神様の力には敵わないだろうから……。さて、大人しく死ぬのを待つとしようじゃないか。もう恐れるものはない。ただただ、意地汚いロリコンは結局のところ、何も出来なかった、と言われるのが残念でならない。







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