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試作品一号

作者: 翠石

「試作品一号発進!!」

白衣の男がそう叫ぶと、重々しい機械の音ががなり立てながらクレーンが高く上がってゆく。その動きが止まると、何千ガロンもありそうな水を抱えた水槽が音一つたてずに迫り上がってくる。クレーンがまた動き始める、重厚な円運動の後水槽の真ん中で停まる。黒い金属製の錘が下がりだす、ワイヤと滑車の擦れる音をさせる。水柱の後に一時の静寂の後で錘が、水槽が、クレーンが一斉に元あった場所に戻り始める。滑車の回る音、水のこぼれる音、クレーンが首を動かす音。

それら全てが止んだ後、

「実験は成功だ」

白衣の男はつぶやいた


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