妹は魔法少女:キャラクター紹介
ななみ「ごきげんよう、皆さん。今回はマンネリ打破としてキャラコメではなくキャラクター紹介をしていきたいと思います」
マヤ「どんどんどんパフパフ~♪」
ななみ「なんなの?そのファンファーレは?」
マヤ「え?いや、紅莉ちゃんが不在だからもうちょっと盛り上げていこうかなって?」
ななみ「大丈夫よ、そういう心配はしなくて。そもそも少しは緩急をつけないと辛いものよ」
マヤ「そういうもの?」
ななみ「そういうものよ、シリアスな物語にも清涼剤としてマスコットを登場させるのはそういう効果を狙っているの」
マヤ「最近はそういうの結構減ってるような?キュウベ……」
ななみ「止めなさい、言って良い事と悪い事くらいの区別はつけなさい」
マヤ「はいはい、ところでキャラクター紹介って何をするの?」
ななみ「第三章でこの『妹は魔法少女』も1/3(予定)の内容が終わったから、ここで魔法少女たちのことをいろいろと書いていくつもり」
マヤ「でも、わたしたちって魔法少女のことを何も知らないはずだけど?」
ななみ「大丈夫、ここは本編の時間軸や設定を超越した何でもありな空間。だから何を知っていても問題ない。ちなみにここには秘密兵器『裏方メモ』が存在します」
マヤ「なにそれ?」
ななみ「これからの予定が記されている作者の脳内設定が詰まった資料集のこと。ここに書いてあることは今後起こりうる全ての事象です」
マヤ「ず、ずいぶんとご都合が良い空間だね……(苦笑)」
ななみ「無駄話はこの辺にして、それでは我等が主人公の紹介を」
月宮紅莉
この物語の主人公である小学六年生。自分のことが大好きで、赤の他人の事には興味が無い現代っ子そのもの。超弩級のブラコンであり、13歳年上の兄に性的な意味で惚れている。12歳にしてはちょっと変態気味の耳年増。常人の思考回路とは全く異なる思考回路を持っていて特殊な性癖で他人を引かせる事もしばしば。基本スペックは高いのにヤル気スイッチが入らない典型的なやれば出来る子。
戦闘能力は80、知略は120、下劣さも120、人としての品は-45、発育は32
総合評価はB-
魔法少女としての能力は『飛行』
物体を超音速で飛ばす事ができ、物質はもちろん、魔法で作り出した物も超音速で飛ばす事ができる。
他の魔法少女と比べると、非常に弱い気がする主人公としては残念な感じ。
マヤ「我等が主人公さんの特徴を箇条書きすると、とてつもなく酷い気がするね」
ななみ「ラノベヒロインらしいヒロインじゃなくて、作者が好きなアホな子のアホさをいろいろと混ぜた結果がこんな混沌としたキャラクターになってしまった、と裏方メモに書いてあるわ」
マヤ「その結果があれですか……」
ななみ「ゲスで変態、友達思いだけどそれを免罪符のように好き勝手暴れまくる。挙句の果てには学校をサボりまくる」
マヤ「人間性は主人公らしくないけど、魔法少女としては主人公しているんじゃない?機動のエール、射撃のランチャー、近接のソードの3つのパックを換装して闘う某主役機と同じだもん。きっと終盤には自由の名を冠した……」
ななみ「それ以上はいけない!!」
マヤ「えぇ~?これダメなの?あ!でも、どこぞの人気ライトノベルの主人公にも飛行能力っていたよね。たしか銀のカラ……」
ななみ「だからアンタは少し自重しなさい!!次行くわよ!次!!」
シルヴィア・リリィ・アルジェント
この物語の主役の一人。すでに飛び級で大学を卒業しており、日本には研究と言う名目で移住している。心技体の全てが高く、本気を出せばオリンピックすら行けるだろうと言われているが興味を持っていない。超が付くほどのお人よしであり、汚い手段を使うことは嫌っている。ファッションセンスは皆無で自分で服を選ぶととんでもないことになってしまうためフォーマルな服を日ごろから着るように心がけているが、鎧を纏うこともしばしばある。実は甘党で甘い物のことになると人が変わったように頑固になる。
ぶっちゃけ、こっちの方が主人公っぽいキャラである。
戦闘能力、知略、人としての品の全てにおいて120、甘いモノへの拘り98、ファッションセンスは-35。
総合評価S
魔法少女としての能力は『破壊』と『創造』
なんでもかんでも破壊する事もできる上に、なんでもかんでも創造できる。
ななみ「と言う感じらしいわ。彼女においてはその実力はまだ解明されてないということ」
マヤ「おぉ、なんと言うか、我等が主人公さんよりもしっかりとしたキャラクターになってません?いつでもスピンオフが作れそうなことなくらいに。」
ななみ「作者が『ボクが考えた最強キャラってくらいに強くしようか』って感じで強そうな能力を考えた結果こうなったと、裏方メモには書いてあるわ。参考にした作品はデー○ア○イブ、コ○ドギ○ス、フルメ○ルパ○ックなど他多数」
マヤ「しかし、こっちを素直に主人公にしない辺りがウチの作者のひねくれっぷりがよく分かるよ」
ななみ「ただの最強には興味ありません、ってね。最近のサブカル主人公は御伽噺の主人公くらい強過ぎてつまらないよね。素直に桃太郎とか金太郎とかが戦い合うバトルロイヤルモノとか作れば良いんじゃない?」
マヤ「それ、ぜったい『f○teのパクリだ!』って言われると思うよ」
ななみ「最近のトレンドのタイトルに『異世界』だの『転生』だのを入れるパクリに比べたら本当の名作をパクる方がよっぽどマシだと思うわ。流行に便乗する今の風潮は吐き気がするほど嫌い。二番煎じばっか。アイドルが流行ればアイドル、自転車が流行れば自転車。なんか最近は『孤独のグ○メ』の影響か、女子がご飯を食べるだけのマンガが増えてきてるって各所で話題じゃない?もうヤダヤダ、これだからミーハーでニワカの日本人って嫌い。ソシャゲも戦艦や日本刀の擬人化が流行ってるみたいだし、次に来るのもきっと擬人化よ、どうせ」
マヤ「ななちゃんのこんな絶望に満ちた顔はじめて見たよ……。じゃ、じゃあ次行こうか」
椎名蒼子
この物語の主役の一人。地元で数々の武勇伝が作られており『百鬼夜行の椎名』と呼ばれ恐れられており、学校では浮いているため不登校気味。9歳にもかかわらず、すでに国語数学理科社会の4教科で紅莉の上をいっている。口は悪く、女子として大切な物を知らずに育っているように思えるが、実はフリフリの服を好んでいるという秘密がある。
戦闘能力は90、知略は100、世間評価は-50、成長率130、自惚れは75
総合評価A
魔法少女としての能力は『凍結』
分子の運動エネルギーを奪う事で対象を氷漬けにすることができ、空気中の水分を凍りに変えることでさまざまな攻撃に応用することが出来る。
マヤ「氷系の主役って珍しいね。だいたい氷系って噛ませ犬のような……」
ななみ「また問題発言に聞こえるような事をさらっと言う」
マヤ「強いと思わせて、実はもっと強いやつが後半に居ます的なバトルインフレでよくあるやつ。ときたま『青い炎』とか言う『炎色反応か?』と思うような技を使うんだよね。ブリザードで良いじゃんって思う」
※炎色反応とは、特定の金属を燃焼させる事で炎が様々な色を示す現象のことである。花火はこれを利用してあのように鮮やかな色を作り出している。
高校レベルの化学の内容であり、覚え方は『リアカー無きK村、どうせ借るとするもくれない、馬力』などである。また炎色反応から金属を特定することもある。余談だが、銅の炎色反応が青である。
ななみ「エターナルフォースブリザードのせいで氷系って使いにくいんでしょうね、業界的に。氷系の能力を強いって設定にしてもエターナルフォースブリザードの前にはその威力も霞む上に、主人公との決戦じゃ主人公が即死するから使えない、主人公がそれを使ってしまったら試合終了で盛り上がりにも欠ける」
マヤ「ネットの住民も、クリエイターも所詮人間、考えることは同じ。というか最近のクリエイターってネットスラングとか某動画サイトのネタだとかを使ったりで、SNSとかに居る人間と発想力があまり変わらないような?」
ななみ「アンタってこんなキャラだったの?」
マヤ「あれだよ。ネタを考える人間と、文章や表現を考える人間と、そして絵を書く人間が揃ってやっとマトモな作品にできると思う。ほら、3人寄れば文殊の知恵的な?」
ななみ「上手くまとめるな!!」
マヤ「…………あれ?次は?」
ななみ「用意したけど、ぶっちゃけこの3人だけ理解しておいて貰えば十分だと判断されたわ」
マヤ「え!?そんな判断で大丈夫なの!?」
ななみ「大丈夫よ。問題ないわ。今までの3章までは物語を始めるためのプロローグ」
マヤ「なっがいプロローグだねぇ……」
ななみ「キャラが多くなり過ぎたのは問題だったとは思うわ。実はワタシたちも主人公の友人Aと友人B的な存在でここまでの出番が予定されていなかったとか」
マヤ「ぶっちゃけ情報だ!?」
ななみ「アウトプットしない脳内物語と実際の創作ってのはまったく違うものね。文字にするだけでも全然違うわ。そりゃプロの作品でもキャラの発言に整合性が変わってしまったりするのも納得。萌え4コマの偉大さが良く分かる、主要キャラ4・5人で延々と物語回しているもの」
マヤ「それに比べて新キャラを追加して既存キャラの出番を奪う形式の作品って多いからね。ところでこの作品はどうなるの?」
ななみ「裏方メモによれば、次の4章での新キャラは2人くらいだって書いてあるわ。その2人でメインキャラは全員出揃うって」
マヤ「まだ増えるんだ、本当にメインキャラ多いね。現代風萌え戦国武将モノくらいメインキャラ多い気がするよ」
ななみ「……なんか、今日のアンタってメタ発言ばっかじゃない?」
マヤ「そかな?でも、この小説を読んでくれるような層はこういうメタ発言というかフリーダムな作風って好むんじゃないの?非合理的っていうのかな?とりあえず強くて、とりあえず主人公が正しい。どんなにゲスでも登場人物たちから一度として心底(ここ重要)嫌われる事もなく、最終的にはチョロイン達とそれなりの人間関係を構築してハッピーエンドを迎える、みたいな?」
ななみ「控えなさい、各所を敵に回すような発言は控えなさい」
マヤ「まぁまぁ、こういうフリーダムさが最近は受けるんだよ。ラノベの後書きとか読んだ事ある?めっちゃフリーダムじゃん?」
ななみ「ちょっと!だから言うなって言ってるでしょ!!そういう危ない話は!!」
マヤ「さて、皆さん。次の4章からが序破急で言えば『破』となります。ここからはコメディ7割シリアス3割くらいな感じで進んでいく予定です。よくある形式ですね、序盤はコメディなんだけど、終盤に誰得なシリアスがあるというのは」
ななみ「アンタはケンカ売るしか能がないの!!!?」
マヤ「それでは皆様、次章でまたお会いしましょう!!」
ななみ「ワタシを無視して〆るな!!」




