第1章、キャラクターコメンタリー的なもの その弐
紅莉「はい、今回も尺稼ぎ企画……おっと、失礼、キャラコメ的な企画の第二段です。前回が脱線しすぎた内容だったので今回はマジメに行きたいと思います」
蒼子「何言ってるんだ?脱線が大好きなこの作者がマジメに討論や解説をするわけないだろ?」
紅莉「ちょっ!?そういうことは言っちゃダメだって。『あぁ、今回もダメだったよ』的な流れで脱線するから許されるのであって、狙ってやっちゃダメだよ」
蒼子「そうは言うが、作者のなろうdisなんて前からやってることだしさ?」
紅莉「ちょ、ちょちょちょちょちょ!!ダメだって、そう言う事言っちゃ!!」
蒼子「別に良いだろ?どうせアクセス数少ないんだし、誰も見てないって。むしろ炎上商法とか大歓迎なくらいアクセス数欲しいしさ」
紅莉「また核心的なことをズビシっと言っちゃう……」
蒼子「逃げることの非有用性をアタシは教えてやっている」
紅莉「逃げるねぇ~。前回の論点だったけど、現実逃避してるキモオタ予備軍についてアオちゃんはどう思ってる?」
蒼子「死ねば良い」
紅莉「うわーお、ここまで来ると清々しい」
蒼子「現実と闘う事を辞めた雑魚など生きる価値すらない。良いか、人生とは修行であり、生存とは闘争である」
紅莉「ダメだ、この子。常人と感覚が違い過ぎる」
蒼子「ふん、キモオタ予備軍なんて群れないと自分に価値も感じられないクズじゃないか。定期試験の平均点を見て安心するなどそういうことだろ?『俺はバカじゃない、みんな出来てないんだ。だったらテストの方が悪い』と教職員をこき下ろす」
紅莉「それはキモオタに限った話じゃないと思うけど……」
蒼子「冗談は置いておいて」
紅莉「アンタが言うと本気にしか聞こえない」
蒼子「本題に戻るが……えっと、何の話だった?今の業界のメインターゲットである癌細胞、もといキモオタをどうやったら殲滅できるかって話だったっけ?」
紅莉「そんな大層な話じゃないよ、ただ同じような量産的で打算的な作品ばっかだって前回話してただけだよ」
蒼子「打算的って、それは資本主義の日本では当然じゃないか?」
紅莉「だからって差別化もせずに『お前らみたいな豚はこういう餌が好物なんだろ?』と調子に乗ったクリエイターが自分が好きな作品から好きなファクターを抽出して整合性も何もかも無視した作品を作り続けるのはどうなのって話」
蒼子「経済として成り立っている以上、文句は言えまい」
紅莉「でも、それでコンテンツが衰退してるのが……」
蒼子「無理だ、それを言ったら日本の経済が破綻したことが一番の原因だ。売れるものを作る、それが仕事であり、学生気分で作りたいものを作るのは同人と区別されてる。エンターテイメントじゃない、ビジネスなのだ」
紅莉「ぐぬぬ……」
蒼子「言いたいことは分かる。『ガン○ムUCが成功したからロボットアニメはまだまだイケル!!』と勘違いしたバカな業界人が女性受けを意識したイケメン主人公ロボットアニメを作った結果、微妙な物ばかりになったんだろ?まったく、アニメを金儲けの道具として見ているからコンテンツそのものがダメになる。男向けは男向けに、女向けは女向けに作れば良い。顧客ターゲットはきっちりと、ビジネスの常識だ!!」
紅莉「いや、『失敗は成功の元』って言うし、ダメだった物から何を活かすかを業界人が理解してくれれば……」
蒼子「はぁ?活かす?活かした結果、お前が言う『量産的で打算的な作品』が蔓延したんじゃないのか?それとも何だ、消費者の意識革命でも起こしたいのか?それは諦めた方が良い、萌え豚と真のアニメファンは別次元に生きている。純愛モノ好きとNTR好きが分かり合えないように奴らも分かり合えないって」
紅莉「あぁ……確かに今はメインキャラが男だらけの作品とか皆無だよね」
蒼子「そうさ、ラノベはジョ○ョネタを異常なくらいやりたがるくせに、ジョ○ョのようにメインキャラのほとんどが男の作品は作らない、例え作られてもそれは女性受けを狙っているソッチ系の作品だらけのものしかない」
紅莉「はぁ……時代は変わるんだね」
蒼子「顧客云々の前に作り手がキモオタと言うか消費者目線で生産してるからそういう事になるんだろ。こういう小説投稿サイトや同人文化のせいかもしれん。ネットの普及で消費者が簡単に作品を公開することができるようになったからな。人類なんて皆エロが好きだから」
紅莉「また無茶苦茶な理論を言う」
蒼子「何を言う、これは真理だ。昔の売れない作家も裸婦画を書いて生計を立てていたと聞く」
紅莉「裸婦画って何時の時代よ?」
蒼子「美術史には疎いがかなり昔の事だろう」
紅莉「そんな大昔から?」
蒼子「日本だって春画とかそういう文化はあったろう?」
紅莉「いや、まぁありましたけども……」
蒼子「性奴隷とかが二次元だけの文化とは思えん。人間の欲望なんて8割以上同じだろ」
紅莉「もう、もう止めましょうよ?」
蒼子「真実はいつも1つ!」
紅莉「本格的に黙ろうか!!」
蒼子「ま、マジメな話。生産者が消費者でもあるからドヤ顔で持論を語り、それがまるで絶対のように作中で取り扱う。まさに一部の負組にとって心地良いモノでしかなく、まともな感受性を持った人間には『何言ってんだ?こいつ』となる。負組の意識改革が不可能なのだからバブル崩壊までこのマイナススパイラルは続くな。革命でも起こさない限り」
紅莉「革命?」
蒼子「日本史的に言えば一揆だ、政治に不満をもった人民が武力行使をする、非常に原始的で効果的な手段の1つ。だが、爪や牙を削がれ飼い慣らされた奴隷民族と化している愚民共にはそんなヤル気は存在しない」
紅莉「また偉く短絡的な発想だ。そんなことになれば消費者同士で殺しあって荒野に骸だらけと言う世紀末なことになりそうだけど」
蒼子「だが、間違っては無い。誰かが自分を救ってくれないなら自分が自分を救うしかないだろ」
紅莉「だからって内戦を誘発するような国家反逆者はどうなの?」
蒼子「『勝てば官軍、負ければ賊軍』だ。『この世に悪が栄えた例なし』なんて言うが勝者こそが正義なんだよ」
紅莉「極論過ぎるって。てかただの独裁じゃないか」
蒼子「雑魚は行動しないから雑魚のままなんだよ、気に食わない人間が居たら闇討ちでもしたら良いと思う」
紅莉「どこの暗殺者だよ!?」
蒼子「民主主義の結果がこれだ、愚者の意見など切り捨てて良いではないか」
紅莉「アンタ、最低だ!」
蒼子「アタシが悪いんじゃない、大人達が悪いんだ」
紅莉「責任転嫁だ!クズのやることだ!!」
蒼子「今の社会を築いたのはジイサンたちなのになんで若者が尻拭いをさせられなきゃダメなんだってアタシはいつも思うよ。ジイサンたちは年金を貪り食う。払った以上の金が手に入るってどんな魔法だ?考えたヤツは子供か?」
紅莉「でも、日本に生まれただけでも人類的には勝組だって言うじゃん?」
蒼子「だが、鬱病などの精神病と闘わないといけないのが日本人だ。先進国でも日本人なのは羨ましくはない」
紅莉「非国民じゃないか。どんだけ日本が嫌いなの?」
蒼子「日本が嫌いなんじゃない、愚民共が嫌いなんだ。……あーあ、平和ボケしてるクズ共は死滅してくれないかなぁー。火力発電用のエネルギーを購入するための費用を国費で使ってることを知らないで原発反対してるゴミ共は死滅しないかなぁー」
紅莉「気持ちは分かるけど、もうちょっと婉曲にね?」
蒼子「愚民は消えろ!」
紅莉「婉曲の意味知ってる!?」




