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第一話  始まりは突然に

あらすじにも書きましたが、著者はストーリーの展開の仕方が


かなり下手だったりします。大体に流れはできているのに、


なかなか話が書けなかったり………。


そういうわけで、できる限り努力しますが、


稚拙な文章と時間の空く更新になってしまうと思います。


それでも頑張りますのでよろしくお願いします。

いつからだろうか、俺が幻想世界ファンタジーを妄想だと決め付けるようになったのは・・・・。


実際そんなものが存在しても大多数の人間、人類の99%以上の人間は


それの存在など気づかずに生きているだろう。


俺だってそうだった。子供の頃は無邪気に遊びまわり


ただただそんな世界に想いを馳せたりもした、


しかし成長するにつれて幻想は幻想でしかないと


自然に理解していった。


しかし現実とは小説より奇なり、いや「鬼」なりだな。


それは、高校生活2年目の春だった。



俺、桐村きりむら雄也ゆうやは幼少時代からの腐れ縁である上代かみしろ晴樹はるき


帰り道を歩いていた。


「なぁ、雄也この後どうする」


「そうだな~、ひとまず家に帰りたいってとこかな」


晴樹が不思議そうな顔でこっちを見てきた。


「お前って最近おかしくないか?休みの間になんかあったのかよ」


俺は別に、とあたかも何もないような素振りをした。


実は最近調子がおかしいのだけれど、なんとなく悟られたくなかった。


少し間があってから晴樹は話題を変えてきた。


「そういえばさ、駅前のゲーセンに新しいゲーム機が実装されたらしいぜ」


「そうなのか?それなら帰りにちょっと寄っていこうかな」


俺は晴樹が深入りしてこなかったことに内心感謝をしながら言った。



「それにしても雄也って本当にシューティングゲーム上手いよな


なんかコツとかあるの?教えてくれよ」


タッグでシューティングゲームをやりながら、晴樹が言ってきた。


「コツって言われてもな~、ただゲームに集中してるだけなんだけど・・・」


「なんだよその天才発言は、キャラに合わないこと言うなって。


運動も勉強も大してできるわけでもないのに」


「うっ、それを言うなよ。俺だって不思議でしょうがないんだから」


そう、自分が上手いという実感はありはしてもなぜできるのか、


俺にはそれがまったく分からなかった。


そして、その日の深夜のことだった。


録りためていたアニメをいくつか消化し、適当にネットサーフィンを行い、


床に就いた後のことである。



「真祖の魂を継ぐものよ、目覚めるのだ。」


これは夢だろうか、誰かが俺に語りかけてくる。


「世界は終焉に向かおうとしている。


残された時間はそう多くない。早く気づくのだ、


己の中に眠る宿命に。」


宿命ってなんだよ、と考えているうちに


俺は再び深い眠りに落ちていった。



翌日、俺はなんとも言えない気分で目を覚ました。


頭の中では未だに昨晩の言葉が引っかかっていた。


幻聴なのかと考えながらも制服の着替える。


朝飯は早めに済ませて学校へ行くことにした。


よっ、と晴樹が声をかけてくる。


「何だよ、昨日に増して調子が悪そうじゃないか。」


会うなり晴樹は俺に向かっていった。


「なんでもないよ。」


「本当になんかあるなら言えよな。そんな顔してなんでもないって


言われてもぜんぜん納得できないし、俺だってお前の力になりたいんだからさ。」


「お前ってさ、実はホモなのか?」


俺は場を紛らわすために冗談を言った。


「んなわけねぇだろ。まぁいっか、今は信じといてやるよ。」


俺はありがとよ、と小さく言い再び学校へ歩き出した。


晴樹のこういうところにはホント救われるな。



学校に着き、下駄箱を開けると、そこには思いもよらぬものが入っていた。


うわぐつの上に無地の白い封筒……。これってまさか


「なんだよそれ。まさかラブレターじゃないだろうな。」


晴樹が覗き込んでいった。


「悔しいのか。まぁやっと俺の良さが分かるやつが現れたってことさ。」


「んなわけねえだろ。どうせいたずらだって。」


「そうひがむなって。お前にもそのうち現れえるさ。」


この封筒は後でこっそり開けようと考えながら、


ひとまず俺たちは教室に向かうことにした。


教室に着き、晴樹を追い払ったところで、


さっそく封筒を開けてみることにした。


そこには期待通りのことが書いてあり、


俺は内心踊るようだった。


『桐村 雄也様へ 


はじめまして、突然ですが今日の放課後、


弓道場裏に来てください。


大切なお話があります。


永瀬 理奈』


永瀬理奈という名前に聞き覚えはないが、


弓道場裏といえば、我が校でも有名な告白の名所である。


永瀬っていったいどんな子なんだろうな、と考えながら


俺は淡い期待を胸に放課後を待ち望んだ。



放課後弓道場裏に行くと、一人の少女が立っていた。


「ちゃんと来てくれましたか、ありがとうございます。」


妙に礼儀正しい気はするが、きれいな少女であった。


「初めまして、突然で申し訳ないのですが、あなた様には


私と共に来てもらいます。」


「おいおい本当に突然だな。ていうか、来てもらうってどこにだよ。」


俺は当然の疑問を口にした。


「アトラシアと呼ばれる世界、つまりは異世界です。


今、アトラシアは破滅の危機にあるのです。


そして、その危機を回避するには雄也様の存在が不可欠なのです。」


永瀬はこちらの混乱をよそにどんどん語っていく。


「ちょっと待ってくれよ。あとらしあ?だか何だか知らないが、


どうして俺なんだよ。昨日変な夢を見たからか?」


俺は謎すぎる状況に耐えられなくなって尋ねた。


「その夢のメッセージはこちらの誰かが私に先んじて送ったものでしょう。


そしてあなた様でなければならない理由ですが、


それはあなた様が我が主の生まれ変わりだからです。」


「なんなんだよ、いきなりすぎて理解がついていかないぜ。


確かにそういう話は小説ではある展開だが、


つまりそういうことなのか?」


俺はまさかと思いながら尋ねた。


「その通りです。」


理奈はそう短く答えた。


はぁと俺は深いため息をつく。状況を整理する時間が欲しいな。


「話の続きですが、」


こちらの気持ちとは裏腹に理奈は話を続けようとする。


しかしそれを遮るようにこちらに向かってかけられる声があった。


そして振り向くとそこには20代前半くらいの風貌の男が立っていたのである。



次回戦闘シーンに入ります。そして主人公の能力の一端も公開します。


感想、指摘等々お待ちしてます。よかったら書いて下さい。


最後に結局11月になってしまってすみませんでしたm(_ _)m

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