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勇者一行の物語 3 お前はほんとに喋りすぎ。喋らなすぎ。

魔王があと1年で復活する!!それまでに戦えるものを揃えねば!勇者、魔法使いはこの世界にいたが、聖女と剣士がいない!!ならば召喚だ!!!


召喚されたのは現代の女と明治?頃の男。


こいつらは仲良くなれるのか。そして無事に魔王を倒すことができるのか。

白い光に包まれて、自分は死ぬのだと感じた。誰にも愛されず、愛さず、惨めな人生を送った。沢山の人間を手にかけた俺は地獄行きだろう。

だが、やっと死ねる。



「急にお呼び出ししてしまい申し訳ございません。わたしはこの国の第1王子のマイカ・サファイアでございます。この世界の危機を救って頂きたく、御二方には来て頂きました。」金髪碧眼の綺麗な顔をした男がそう言った。

「ごぎげんよう。わたくしはこの国の公爵の娘ヴェラ・ダイヤモンドと申します。この国を、世界を一緒に救って頂けないでしょうか?」変な色をした髪の女が言った。



思い出した。俺は剣士だった。前の人生で勇者一行として世界を旅して世界を救った。

誰にも愛させていない、求められていない、必要とされてない人間だと思っていた。違った。違ったんだ。こいつらがいたんだ。



部屋に通され、聖女が入ってきた。聖女は相変わらず元気だった。ただ聖女には記憶がなかった。それのせいか以前よりも破天荒になっている気はした。

聖女はよく喋った。そこから勇者も入ってきた。相変わらず優しい男だった。

俺は2人の話す声を聴きながら眠りについた。



どれくらい時間が経ったのだろう。お世話係が入ってきて、俺は起こされた。聖女と勇者も床で眠っていた。そこから俺たちは風呂に通され、飯を食った。

その間も聖女はずっと話しかけてきた。前もこうだった。こいつがずっと喋り、一向に静かな時間がなかった。前は鬱陶しかったが、今はただただ懐かしい。

お世話係が城の案内をしながら話してた内容によると、王と話す時間があったらしいが寝ていて過ぎていたらしい。王と話せるのは明日ということでまず先に訓練場に行くことになった。

好「武雄!!聞いてた?!これから訓練場に行くらしいよ!!!武雄は剣士らしいけど剣使ったことある??」

「。。。。ない。。」嘘だ。前世も今世も使ったことがある。

好「私もなーーい!!一緒だね〜〜。急にやれ!!って言われても出来るかしら???ところでさっきのご飯美味しかったね!!!!あれ、なんだろ?でも魚が1番美味かったな〜。武雄は魚派?肉派?」

「肉。」

好「肉か〜〜。これは逆だったね!!!あ!!ついた!!!ここが訓練場かー!」


訓練場は広くしっかりと整備されていた。屋根もあり、天気関係なしに訓練できるだろう。そして人がいる。


?「聖女様と剣士様ですか?昨日の召喚お疲れ様でした。ゆっくりおやすみになられましたか?」

と変な色の髪をした男が話しかけてきた。

好「はい!!いっぱい寝たのでめっちゃ元気です!!」

聖女は間髪なしにそう言う。

?「そうですか。それは良かったです。私、王立騎士団、団長のカラカラと申します。剣士様の先生をさせて頂きます。どうぞお見知りおきを。」

「先生?」

カラカラ「はい。魔王を倒すのに1年ありますのでその間に剣の上達を。と王から聞いておりませんか?」

好「聞いてなーい!王様とは、明日話すことになってるんです!」

カラカラ「それはそれは。大変失礼しました。では軽く説明させて頂きます。

500年前に封印された魔王という脅威があと1年で復活致します。その魔王を勇者様、聖女様、魔法使い様、剣士様で倒して頂きたいのです。とても危険ですので、この1年の間に全員の能力の底上げを微力ながらお手伝いさせて頂けないでしょうか?」

好「なるほど。なるほど。その具体的な特訓内容は明日分かる。と?」

カラカラ「はい。その通りでございます。」

花「へぇ〜。楽しみ!!楽しみ!私は聖女でいいんだよね?いっぱいの人治すぞーー!!」

「。。。。。。。。。」



その後カラカラに言われほんの少し剣の稽古をした。

カラカラ「まずはこちらの藁人形を真っ二つに斬るところから始めましょう!」そうカラカラが3つの藁人形を出してきた。

戦争は嫌いだが、肉体が鍛えられる環境で良かった。これなら肉体への負荷もあまりないだろう。呼吸を整え、剣士のころだった時を思い出し一振りする。


「一本切り」


三体の藁人形が落ちる。

好「わぁーお。後ろの岩とあの鉄みたいな外壁って治すのにどれくらいかかりますか?」

カラカラ「え?」

時差ですぐ後ろの岩と外壁がふたつにわかれる。

少し期間が空いたせいで弱っているがまぁ許容の範囲だろう。


カラカラ「剣士様はお強いですね。私は要らなさそうです。」そう笑うカラカラはどこか嬉しそうだった。

その後また少し稽古をした。聖女は途中まで参加していたが日が落ち始めた頃に「お腹空いた!!」といい食堂に行った。


カラカラのお腹からグゥー。という音が聞こえたのを合図に恥ずかしそうにしながら、カラカラは「ではそろそろ暗くなりましたし、私達も食堂に行きましょうか。」

と、そういい俺たちは食堂に向かった。聖女はお世話係と仲良くなったのか一緒に夕飯を食べていた。

好「あ!!武雄!お疲れ様。終わった〜?今日の夕飯は、ジャジャーン。カレー!私もね、手伝ったのよ〜。」

そういい食べているのをとめて手を大きく振り、話しかけてきた。


食堂は広い。俺たちだけではなく他にも結構人がいた。俺たちは入ってきた瞬間に大声で話しかけられた。周りの人達がクスクス笑っているのが聞こえる。

その後聖女が『かれー』を持ってきて

好「ここ座って!!一緒に食べよ!!」

好「カレーはね〜、甘口に辛口、中辛3つがあるんだけど、武雄は中辛にしといた!!辛かったら私の甘口と交換しよ!!」

好「この世界のじゃがいもめっちゃデカくて切るのに苦労したよ〜。」

好「肉がね、美味い。魚よりも肉派になってしまう〜。」とずっと聖女は喋っていた。聖女が食べ終わったあとも、

好「このじゃがいもは私が切った!」

好「この人参はね〜多分クックさんかなー。」

好「カレーのルーも私が入れたの〜」と話しかけてきた。


懐かしいと言ったな。あれはもうなしだ。

前言撤回。鬱陶しい。


?「あの!!!こちらの『カレー』聖女様が作ったというのは本当ですか??」

かれーを持った少女が話しかけてきた。

好「うん。手伝っただけだけどね。」聖女は俺への話をやめその少女と話始めた。

正直助かった。

?「このカレーを妹のために1杯家に持ち帰ってもよろしいでしょうか?」

好「いいよ〜。美味しかった?」それを聞き少女は縦に大きく首を振り、

?「はい!それはもちろんです。あと聖女様が作ったご飯ならば妹の病気が治るかも。と思い。。。よろしいでしょうか?」

好「妹?病気?」聖女の顔が少し曇ったが直ぐにまた笑顔になり、

好「それは大変!!心配だ。なんなら一緒に行こ!

行こ!」

「待て。女が1人で夜に出歩くな。明日にしろ。」

好「。。。じゃぁついてきてよ。」

「は?」


食事が終わり、その少女の家に行くことになった。あの後聖女は勇者に「行ってくる!」と言い、勇者も「分かった。カラカラも連れて行くなら良い。」と承諾まで得た。

?「ありがとうございます。妹のために聖女様をはじめ、剣士様、カラカラ様も。お手数お掛けしまして申し訳ないです。」と少女は頭をさげながらその少女の家まで歩いていた。

好「いやこちらこそ急に行く!って言ってごめんね。えーーと。名前聞いてなかったね。」

?「申し訳遅れました。私はサヤと言います。」

好「へぇ〜。サヤちゃんかぁ。何歳?」

サヤ「今年で18になります。妹はアヤメと言い、14です。」

好「ほんとに?!私の妹と同じ歳だ!」2人が話している間にどんどん路地裏に入って、暗くなっている。サヤの家に辿り着いたころには聖女は息を上げていた。さやの家はボロかった。俺の家よりかはマシだが城で働いているとは思えないほどボロい。着いてきて正解だった。

好「アンティーク?」ボソッと聖女は変なことを言っていた。


家の中には一回り小さい少女が床に横たわっていた。

サヤ「アヤメ!」サヤが駆け寄り「大丈夫?水?飲んで。あとこれ聖女様が作ったカレー。1口だけでも食べて。病気が治るかもしれないから。」少し涙ぐみながら話していた。だが、『かれー』は病人には重くなかなか喉を通さない。

好「サヤちゃん。」そう聖女が話しかけ「もう大丈夫だよ。とりあえずアヤメちゃんをベットまで持っていくね。」


聖女に前の人生の記憶はない。


好「どうか。アヤメちゃんが治りますように。」


だがやはり聖女は聖女。先程聖女が手伝ったという『かれー』にも神聖力が入っていた。食べたものは不調は全て治るだろう。

アヤメを抱きしめてものの数秒で家まで新品のようになった。

「この路地では綺麗すぎる家になってしまったな。」

サヤとカラカラは目と口を大きく開けながら驚いている。何故か聖女自信も目を大きく開けて驚いていた。

アヤメがうっすらと目を開け「お姉ちゃん?」と言う、サヤが泣きながら抱きしめに行った。

ここまでお読み下さった方ありがとうございます。騎士団長の名前はめっちゃ適当に付けた割には気に入ってます。また今回は召喚された戦時中の男の方の描写でした。どうだったでしょうか?

またこれからも楽しくなっていくのでまた次回お会いしましょう。


次回 王との密談

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残念すぎる。セリフがト書きです。
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