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第3―2章 食卓にて

なんやかんやあって俺は15歳になった

もういい加減この世界に慣れてきた

これを機に

俺は今までワグネス様と話すの時は智弘を名乗っていたがそろそろこの世界の名前の「ノーチェ・ブラインヤージュ」と名乗ろうと思う。

それはそうとして

もうそろそろ国立学園に行く歳だ

「ノーチェ!そろそろ夜ごはんを食べに来なさい」

下の階で母親が呼んでいる

「はーい」と適当に返事しながら階段を降りていく

階段をおりて右に曲がりリビングに入ろうとした瞬間右足の小指にとてつもない激痛が走った。

「っう、、、、、、、、、」

声にならない悲鳴を上げながらリビングに入る。

なんでこんなに小指の当たり判定だけでかいんだよ、、、、、、

と俺は内心ワグネスを恨みながら席についた。

「それでは、頂きましょうか」

母親の合図とともに食事にかぶりついた。

この世界の食事は前世では食べたことがないような食材ばかりで新鮮な感覚だし何より美味い。

今日の朝食に出てきた何かの肉の角煮は甘酸っぱい

コクのあるソースがかかっているせいかとても光輝いて見える。肝心の肉はと言うとこれまた美味でプルプルになるまで煮込まれた皮の下には同じくトロトロになるまでに煮込まれた肉が、今にも溶けだしそうに鎮座している。

我慢できずにかぶりつくと口の中に一瞬で肉汁が広がっていく。噛む度に抵抗を感じずに溶けてしまっているようだ。

思わず「美味い、、、、」と呟いてしまう

これと同じクオリティで毎日ご飯を作っている母親には感謝しかない

「そういえば、ノーチェはあの国立学園にはいつ出発するの?」

「いい加減名前覚えてよw{フォーマルハウト学園}だよ」

「ごめんなさいねぇ物の名前覚えるの苦手で」

困ったように母親は頬に手を当て困ったような顔をする

その顔は三十路とは信じられないほどに整っており黒い髪の間から除く黄色い瞳は隠し事を全て見抜いて来そうだ

「明日の朝に行く予定だよ、まあたまに帰って顔を出すよ」

そこで今まで口を開かなかった父親が口を開いた

「勉強や魔力の学習はついていけるのか?」

「魔力に関しては少し不安だけど勉強に関しては全く問題ないよ」

「なら良かった、うちは代々『軍師』を拝命し続けている家なのだから1人息子のお前にもしっかり継いで貰わないと困る」

またこの話、、、、耳にタコができるほど聞いた

「分かってるよ、頑張るよ」

「そうしてくれ、学園を卒業次第すぐにでも継承するつもりだからな」

おっとそれは初耳だ

これは頑張るしかないな

俺は食べ終わった後のお皿を片付けながら明日から始まる学園生活に胸を踊らせていた

たくさん勉強して強くなって『軍師』になって、あわよくば可愛い彼女とかも、、、、、

そんなことを考えていると不意に

「可愛い妾がいるではないか」

不機嫌そうな声が左手から聞こえてきた

ごめんてワグネス様も可愛いから

「うへへぇ、、、、、、」

ほんとちょろい

ワグネスを軽く扱いながら俺はベットの中に入って

眠りにつく

明日がいい日でありますように、、、、、







読んでくれてありがとうございます

尺の都合上ヒロインは次回になります大変申し訳ありません

その代わりと言ってはなんですがめちゃくちゃ可愛くしておきます

ご期待ください



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