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第1章 なぜ俺が、、、、

俺、涼風智弘は私立「栄風学園」に通う普通の15才

政治家の息子という肩書きがあるけども

父親とは凄く仲が悪い

学園内での成績はそこまで良くないけど動物のモノマネならば世界で1番上手くできる

ある日の部活の帰り道、もうすっかり暗くなってしまった道を3人で街頭を頼りに進んでいく

「コッ、コッ、コケッコー」

「おぉぉ、やっぱり智弘はモノマネが上手いな」

「そうそう、特にニワトリがね!」

この2人は俺の小学校からの友人 圭悟と涼介だ

2人とも成績優秀なのに運動も出来て正直嫉妬している

「そんな怖い顔するなってw

そういえば明日から議員選じゃなかったっけ?」

「あーね、今世間が騒いでるやつ」

「なに他人事みたいに言ってんだよw

お前の親も出るんだろ?」

「俺が親父と仲が悪いのお前らも知ってるだろ?」

「そんなこと言って本当は当選して欲しいくせに〜」

圭悟にそれ以上言うなよという圧をかける

「ごめんって〜」

「はぁ、俺はそんなことより明日の大会の方が大事なんだよ、、、、、」

「そういえば、明日智弘はカードの大会?みたいなのに出るんだよな」

そう、俺は明日永年の夢だったカードの全国大会に出るのだ

その事を考えるだけで嫌なことが全て吹っ飛んで幸せな気持ちになれる

「応援は行くからね〜」

「そうだっ!ちゃんと大声で名前呼んで上げなきゃね」

何がそうだっ!なのか全くわからん、、、、

「応援自体はとてもありがたいけど他の人の迷惑も考えてよ」

少し抜けてる2人を注意しながらいつの間にか分かれ道に着いていた

「じゃあまた明日〜」

「またな〜」

「また明日〜」

2人と違う道を1人寂しく進んでいく

「おっとっと、気をつけなきゃな」

家に着く直前の階段を注意しながら下ろうとした瞬間

《パン パーーン》

とても大きな音が背後からして振り向こうとするが

急に背中があつくなり振り向けない

急に目が覚めたように感じる、、、

バランスが取れなくなって俺は階段から転げ落ちた

全身が痛い

俺は何気なく背中をさすった手を見てぎょっとした

血だ

信じられない量の血が後から後から流れ出てくる

その瞬間急にあついだけだった背中から痛みが溢れてくる

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

堪えきれず地面をのたうちまくる

不意に誰かの声が聞こえた

「今楽にしてやるからな、、、

俺だってやりたくてやってる訳じゃないんだ

恨むんならお前のオヤジを恨みな」

「えっ?」

俺が事態を飲み込めずに固まってしまった瞬間、

《パーーーーーーーーーーーーーーン》

やけに長い音が聞こえて

頭の中を何かがとおりすぎて行くような感じがした

ああ、、、、俺は死ぬのか

父が目当てならなぜ俺が殺されなきゃならないんだ

憎い親父や俺を殺したやつが憎い

あいつらは俺が死んだのを聞いたら泣いてくれるかな

ああ、、、、また2人に会いたいな

一緒に笑いたいな、、、

そう願いながら俺の意識は闇に落ちた



第2章予告

「ようやく目が覚められましたか」


「あなたはどんな人生を送りたいですか?」


「私がおっちょこちょいな訳では無いです

あなたが真面目すぎるんです」


【ようこそ、ミルマティアへ】



読んでいただきありがとうございます

次回からは転生後となります

楽しみにして頂けると嬉しいです

評価等よろしくお願いします

励みがほしいです


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