第9章 この黒い物体は一体、、、、?
なんやかんやあってエスの助手になった俺なのだが今人生1番の危機に瀕しているのかもしれない
「エスさん?この黒い物体ってなんですか?」
「何って、私が作った朝ごはんなんですけど?」
「いや、これ食べれるの?」
そう言って視線を落とした先に映るのは怪しげな紫色の煙を放ちながら存在する黒い物体だ。いやなんか、動いてない?絶対なんか動いてるよね?
「もちろん食べられるものしか使ってないわよ!失礼ね」
そう自信満々に言ってくるエスを傍らに俺は席を立とうとしたのだが、、、、
「ちょっと!?ちゃんと食べててってよね!もちろん残しちゃダメだよ?」
「、、、、、、」
圧に押し負けて俺は再び席に座る
目と鼻を塞いどけば大丈夫だよな、、、
そして、俺は一気にその黒い物体を飲み込んだ
「おえっ」
何だこの不快感、、まるで生ゴミを1年間発酵させてその後ぬるま湯と混ぜて出したような味がする。
俺はすかさず水で流しこもうとコップを手に取り水を流し込む。
しかし、それは罠だった。
「おえええええええ」
水を飲んだ瞬間黒い物体の中で固まっていた固形物達が溶けだして口の中に充満してきたのだ。
とても食べられたもんじゃない。これじゃあまるで化学兵器だ。
そうやって悶え苦しんでいる俺にエスは
「悶えるほどに美味しかったってこと!?嬉しい!!」
となんともまあ能天気なことを言ってくる。
しかし、全て食べないというのも作ってくれたエスに申し訳ない。
覚悟を決めた俺は
「うおおおおおおおおお」
と咆哮を上げながら皿の上に残っていた物体を飲み込んでそのまま力尽きた、、、、
「大丈夫!?起きてよ!」
どれくらいたっただろうか
俺はエスの心配そうな声で目を覚ました
「ううん、オレは何をしてたんだっけ」
「私の作った料理を食べて気を失っちゃったのよ!」
そうだ、あれは酷かった
「これからはもう料理を作らないでください」
そう懇願すると
「まあ、私も悪かったわ。当分作るの辞めるわね」
ん?当分?まあ大丈夫、、、、、、だろう
ほんとにこんな感じで生活して行けるのか、、、、?
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