第8章 助手は風呂場にも現れる
今しがたエスの助手になったわけだが何をすれば良いんだろうか
「エス、俺は具体的には何をすればいいんだ?俺てきには、この研究室で研究させてもらいたいんだが、、、、」
「もちろんここで研究してもいいのだけど、、、。」
そう言いながらエスは指で髪をいじりながら
「どちらかというと私の遠征についてきてもらうことになるわね」
「遠征⁉︎」
思わず反射的に聞き返してしまった。俺はこの国を出るのか?いつ?どこへ?
「ええ、そうよ。なんてったって私は円卓『破壊』の席を司る者だもの。魔王と最前線で戦っているのよ!」
得意げに話すエスを傍らに俺は頭を抱えていた。どうしてこうなった、、、。
「まあ、大丈夫よ、私があなたを守るから安心してついてきなさい」
彼女のひどく澄んだ瞳を見ていると
はあ、まあ信用してみるのも悪くないかもなと思ってしまう。
「じゃあ改めてこれからよろしくな」
そして右手を前に出すと
「ええ!しっかり守ってあげる!」
そう言って手を握り返してくれた。
しばらくの間手を握ったままだった、、いや離せなかった。
「あ、あの手離してもらえないかな、、、?」
「私は今めっちゃお腹が空いてるの、何か夕飯を作りなさい!」
料理だって?まあ、いいんだけど
「何料理が食べたい?」
「魚がいい!」
目を輝かせながら注文してくる。よっぽど楽しみなんだろう
「はいはい、じゃあ料理作るからその間そこらへんで時間潰しておいて」
「はーい」
鼻歌混じりに部屋を出ていった
さて料理を作るか、、、。
にしても台所はどこだ?
ようやく台所を見つけて材料を探す
幸いにも食材だけは大量にあり料理は作れそうだ
悪戦苦闘しながらもようやく完成させることができた
料理名は「魚のカルパッチョ」と「魚の塩焼き」だ
「できたよ〜」
一回目反応なし
「できたよ〜」
二回目少し大きな声で呼んだが反応なし
「できたから早くきて」
三回目大きな声で呼んでも全く反応なし
「はあ、探しに行くか、、、」
仕方なく探しに行こうと考えて、各部屋のドアを開けていく
ここも違う、ここも違う
そうしていくうちに少し光の漏れている部屋があった
はあ、ここにいたのか
そして俺は一気に扉を開く
「おおい、ご飯できたよ」
ドアを開いた瞬間俺は目を見開いた
そこに居たのは湯船に浸かってくつろいでいるエスだった
エスはこっちを見て数秒固まったあと
「きゃああああああああああ」
と叫んで片方の手で胸を隠しながらお湯をかけてきた
俺は水を避けるようにして
「間違えましたあああああ」
と叫びながらドアを閉めた
ふむ、、、、いいものを見たと内心思いながらドアの前で待つ
少し待った後エスが赤面しながら鬼の形相で出てきた
「一旦、存在ごと消していい?」
「おっと、それは勘弁して欲しいな」
このままじゃほんとに消し飛ばされかねない
「料理美味く作ったのでお許しくださいませ」
「ほんとに?美味しくなかったら許さないからね」
「もちろんでございまする」
そうして、延命した俺は台所へとエスを連れていった
「今回の夕食だよ」
と言って魚料理を並べるとエスは直ぐに上機嫌になり直ぐに平らげてしまった
「それでお許し頂けるので?」
「うん許してあげるよ
でもその前に、、、、、、、見た?」
「何を?」
「その、、、、私の、、、、、」
恥ずかしくなったのかエスはそれ以上言葉を発せない
「見てないよ」
いえほんとですエスの大きく育った胸とか水に濡れて湿った赤い髪とか白く透き通った太ももとか見てないって
「ならいいんだけど、、、、」
エスは疑いの目を向けながら許してくれた
「以後気をつけまーす」
気の入ってない返事をしながら俺はエスの部屋を出ようとする
「ちょっと?どこ行くの?」
「いや、家に帰ろうかと、、」
「あなたは今日から私と一緒に暮らすのよ?」
「え?遠征中だけじゃなくて?」
「もちろん!お世話お願いね?」
家に帰れなくなった
俺はほんとにこいつと一緒に生活できるのか、、、、?
読んでくださりありがとうございます
エスの風呂場ですどうぞお納めください
評価よろしくお願いします




