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【南の大迷宮】(5)

 【ワーランドの小迷宮】の転移魔法陣と、【南の大迷宮】のゴ〇ブリ部屋のある階層の転移魔法陣がつながっています。

 そして、その階層の階段にまでは辿り着けていました。


 迷宮の階段には、魔石の挿入口があり、そこに魔石を嵌めて自らの記憶にある「その迷宮の」階段を思い浮かべることで、迷宮の内部を階層単位で転移することができます。


 以前記したとおり、僕は【ダルトームの迷宮】の転移魔法陣から、【南の大迷宮】に転移し、【南の大迷宮】の20階層の階段エリアにおいて、ゴ〇ブリ部屋のある階層に転移することができました。

 すなわり、ゴ〇ブリ部屋のある階層は、【南の大迷宮】のとある階層だったわけです。


 ここで問題なのが、ゴ〇ブリ部屋のある階層は一体、何階層なのか。

 探索者パーティー【悠々自適】の皆さんと、【南の大迷宮】の50階層までは踏破しましたが、その階段エリアと、ゴ〇ブリ部屋のある階層の階段エリアは異なっているものでした。

 また、ゴ〇ブリから採取する魔石と、50階層までの魔獣から採取する魔石とでは、魔石の色が異なります。

 明らかに、ゴ〇ブリの魔石は深層階の魔獣からのものと思われる色な訳です。


 そうしたら思うわけです。ゴ〇ブリ部屋のある階層って何階なんだろう?


 本来、1層ずつ上層階から攻略するのが順路ですが、ええと迷宮は上から下です、5階層ごとに階層主を攻略しないといけないのがネックですね。

 逆に下層階から上層階へ向かう場合は、魔石による階層転移が可能ですし、仮に階層転移ができるだけの魔石の魔力がない場合も、「階層主の部屋をキャンセルして」上層階への回廊を進めていくことが可能です。


 なので、僕は無謀にも、深層階(と思われる)から上の階層に向けて、爆破作業を絡めながら、攻略を進めています。

 当然ながら、単独での行動なので、深層の魔物とは剣を交えることなく、まだ、部屋の中にいる魔獣を爆破しながら、攻略を進めていくわけです。


 幸いにも、これまで「呼吸が不要な」魔獣には遭遇しておらず、爆破による衝撃、もしくは、爆破後の無酸素状態、もしかしたら不完全燃焼による一酸化中毒もあるかも知れない、で魔獣を殲滅することで、背後から襲われることなく、攻略ができている訳です。


 当然ながら、階層主の部屋はキャンセルです。

 それこそ、数十分は呼吸をしなくて良くて、爆破の衝撃にも耐えられるような階層主がいることは想定される訳なので、深層階付近で単独で階層主に手を出すのは、ゲームでない以上、大変、危険な行為なわけです。そして、現在、大きな問題に直面しているのです。

誤字修正機能ってすごいんですね・・・

ありがとうございます。

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