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エーベル・ロークライ(3)

 正直なところ、ジェシカは、幼い頃の私からみても、人を見て態度を変えるようなことはしない、裏表のない、本当に善性・・の人です。

 私とジェシカに関しても、あんまり周りには云いたくないエピソードもいくつかあります。ああ、恥ずかしい……(ジェシカは全部受け入れてくれていますけどね)


 こほん。また、ジェシカは幼い事からその容姿も可愛らしく、ソロム侯爵家の誰からも愛されていました。

 あらゆる権力からかけ離れた存在であり、前侯爵が目に入れても痛くないくらい溺愛していたので、やがて【ソロムの宝石】とまで呼ばれるようになりました。

 前侯爵が目に入れても痛くないくらい溺愛していたので(大事なことなので繰り返す)。


 また、ソロム侯爵家の人々や、その周辺の高位貴族が、ジェシカという存在を好意的に、そして特異的に受け入れているのは、やはり、アマンダ様の存在の「強さ」でしょう。


 この方の能力と姿勢……バローム商会を手足のように扱い、何者に対しても物怖じせず、そこそこの道理は通しながらも、徹底的に利益を追求していく……は、【ソロム】では有名であり常識であり相当の評価を集めているところです。


 具体的に云えば、ソロム屈指の大店であるバローム商会を率いるその手腕と経営力は、まさに【ソロム】では非常に評価されるものです(辺境ではどうかは分かりませんが)。

つまり、その商会運営は、単にたまたま運が良かったということではなく、しっかりした理論ロジックに沿った手法なのです。


 アマンダ様は、バローム商会の事実上の主人であり……オーランド様は法衣貴族の籍は持っていたものの事実上、バローム家の婿でしたので、形式上はオーランド様がバローム商会の主人です……実は王孫にあたる方でもあります。

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