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落人(1)

すみません。時間が空きました。

冬休みの後半の補講のシーンからのスタートです。

主人公(リード君)視点からのはじまりとなります。

 結局、僕は【一ノ月】の初日から3日間、その間だけ半日ほど、貴族としての公務に勤めました。

それ以外は、ずっと王立学園に出社……もとい登校していました。

 【一ノ月】に入ってからは、補講者は僕一人のみ。

 みんな、冬期休暇中なのに、結構、家のことで忙しいようです。

 まあ、家族団らんもありますしね。


 僕は、ワーランド家の中で貴族の一員としてではなく、将来的には家人の一員として取り扱われる目論見だったため、貴族としての振舞いを行うことは全く想定にありませんでした。

 家人視点でみると、年替わりの期間というのは、貴族行事が行われる時期……即ち「繁忙期」といいます。なんかブラック感の漂う単語ワードが出てきましたね。


 そのため、僕にとっては、この時期は「忙しい」時期なのだろうなという認識でいます。

 ただ、ワーランド領にいた頃は、まだ家人としての役割はなかったので……なにせ子どもですから(そういえば、今もですか!?)……心構えだけですけどね。


 ソロム家には、【大迷宮】を使って、年始の挨拶にいってきました。

 とても忙しそうでしたので、ジェシカとだけ話をした感じです。エーベル嬢も一緒に居たので、3人で和気藹々という感じです。

 相変わらず、僕自身の感覚では「すごくかわいい姪っ子に懐かれている」という感が強いです。まあ、嫌われるよりは絶対いいんですけどね。


 さて、補講に付き合ってくれている園長先生。

 園長先生はれっきとした貴族ながら、その行動パターンは学務中心。学校外への出張時以外は、冬期休暇中であっても学校に顔をだすという、筋金入りのブラック仕事人さんでした。

 園長先生も、僕と同様に、3日間の半日を貴族行事に充てている感じでしたが、それは「例年よりやや短い」という感じだそうです。


 この2週間で、随分、園長先生とも仲良くなりました。

 王立学園で学ばなければならないことも、随分、整理してもらいました。

 一部のカリキュラムについては、新学期がはじまってから、試験によって学力を判断した上、免除してもらうということになったので、翌月の【ニノ月】から、結構な頻度で【南の大迷宮】の深層階で活動ができるようです。


 そうした調整を園長先生が王家としたとのこと。おお、すごい!

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