新学期のイザコザ(3)
おかげさまで95万PVまで行きました。
ありがとうございます!
昼休憩。
僕は、ジェシカ嬢とエーベル嬢、マリノ君とモーム嬢と連れ立って、食堂に行くこととしました。
いや、各休憩中、学級の女子がそれとなく一言二言、声をかけにきてくれます。
正直、照れくさいのもあるのですが、困るのです。
はっきり言うと、「面倒くさい」ですが、A組の女子の皆さんも、それぞれの事情がある感じでの振る舞いですので、何というか折り合えているというか……
そう、声には出さないですが、何となく貴族家の義務としてのルーチンという感じで。
それが廊下に出ると雰囲気が異なります。
やはり、女子の皆さんに声はかけられるのですが、自意識過剰でなければ、そこには好意が感じられます。
2年A組の女子と、それ以外のクラスの女子とでは、反応が異なるのです。
食堂にて。
「弱ったなあ、思った以上に、みんな、こっちに関心を向けているなあ。」
「ちょっと、あの話はしないほうがいいわね。ジェシカもエーベルも、それでいい?」
これは、マリノ君とモーム嬢の会話。
現在の状況を整理しましょう。
第2学期が始まる前に、僕は子爵に叙爵しました。
そして、ソロム侯爵家の娘であるジェシカ嬢と婚約しました。
まあ、家と家との繋がりということで、ジェシカ嬢とも話をしましたが……凄く気恥ずかしくて、どんな羞恥プレイなのだとは思ったけれど……
(その時の会話)
「リード君が子爵家の当主で、【ソロムの魔獣暴走】鎮圧の功労者の一人だから……という点を差し置いても、学校では仲良くしてもらっているし、暴漢から身を挺して守ってもらったこともあるし、私としてはお断りする理由なんてないよ?」
「え、でも、ジェシカも、もし侯爵家の一員でなければ……なんて考えないの?」
「リード君の考え方って優しいのかどうなのかってエーベルもいっていたけれど……、商家でも家同士の縁を大切にするし、その点は男の子も女の子も同じだと思うのだけど、リード君は違うと思っているの?」
いつも、ありがとうございます。
ぼつぼつ書き進めています。
※5/28の週も、火、木、土で掲載します(予約投稿済です)。
あと、前章の概略も作成しましたので、ご参考まで^^)/