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転移魔法陣の先(5)

 心を強く持って!

 自分に言い聞かせて、さっきの光景を思い出します。

 ……吐き気が。それはさておき。


 コッ〇ローチみたいな魔蟲は、その大きさが50cmくらいでしたか。

 子犬のような大きさのコッ〇ローチが、体育館並みの空間にひしめいている状況。この世の地獄としか思えない、そう、ここは地獄……


 この空間の寸法 15m×30m×15m

 コッ〇ローチの数 1平方メートルあたり4匹

 床と壁の面積 2,250平方メートル

 魔石の数 9,000個


 うん、どうにも、今はものすごい宝のヤマかも。


 油断大敵。そもそも僕は、ワーランド家の屋敷や敷地と、ワーランドの小迷宮以外に何も知らないし(日本での記憶はあるけれど)、まして、どこかの大迷宮なんて知識でしか知りません。

 その未到達の空間かも知れない以上、慎重な対応が必要なのです。

 体はこどもでも、心は工場の生産管理責任者さ。

 ということで、僕は丸一日かけて、この空間の魔石の収集と、塵取りをはじめました。


 ちなみに、さすがにコッ〇ローチの塵を持ち歩きたくないので、集めた粉塵はセーフティゾーンに向かう入口に集めておきます。




 さて、コンパスをみてみますか。


 セーフティゾーン部屋 転移陣のある部屋 部屋の北の出入口あり。

 石畳の廊下 南北約35m 両端に出入口あり。

 コックローチ空間(魔蟲空間) 魔蟲がひしめいていた体育館並みの空間。

 そして、魔蟲空間には、自分が出入りした小さな出入口と、東側と西側に普通に通行できる出入口がありました。つまり、この先に、この階層の別の空間があるというわけです。


 続いて、先ほど、集めた魔石。

 いつもワーランドの小迷宮で採集しているような暗灰色ではなく、もとがコッ〇ローチとは思えない薄青い露草色のもので、しかも直径約3cmと結構大きい。

 これって、もしや「貴族の」一財産に匹敵するのでは。

 しかも、何やら探索者達の装備の残骸もゴロゴロとしています。

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