令嬢レベル1-2
ダメな子に触れたい!!!
『知識か教養か美容のダメな子、と念じてください』
知識か教養か美容のダメな子!!
『自己紹介は結構です。知識のダメな子に触れたい、と念じてください』
知識のダメな子に触れたい!
そう念じると何故か頭を撫でられるような感覚がして、ハッと目を開ける。
でもそこには誰もいなくてーーーー庭と被って見える謎の文字が変わったのを見て慌てて目を閉じる。
知識レベルダメな子
ロシャン語(音声) ダメダメ
ロシャン語(読み書き) ダメダメ
歴史ダメダメ
地理 ダメダメ
数学 ダメ
植物学 ダメダメ
……………
沢山表記があって、そのほぼ全てにダメダメと書かれていた。
何よこれ、私をバカにしているの?
『バカにしている、では無く現状バカです。ですのでお勉強をしてこれらの評価をいい子にしてください』
お勉強を頑張れば良いの?
『その通りです。評価が上がれば勉強がさらに捗りやすくなるご褒美がありますので頑張ってください』
わかったわ!私、頑張るわね!
『……頑張ってください』
また何故かふわっと頭を撫でられるような感覚がして目を開けるも、誰も居なかった。不思議に思いながらも……婚活に言われたとおり勉強をすべく自室に向かって駆け出した。
紙に黙々と文字を書く。
いっぱいいっぱいとにかく書いていると突然婚活が喋りだした。
『ロシャン語(読み書き)がダメになりました』
ちょっと、何突然喧嘩売ってきているのよ。
『いえ、ダメダメからダメになったのです。ちょっと良くなったのでさらに読み書きしやすくなりますよ』
本当に…?疑いながら絵本を見る。今まで通り普通に読めた。変わらないじゃないか。
『今まで読めた物では変化はありませんよ。今まで読めなかったものを読まないと』
あ、そっか。言われるままにドーリィ女史が用意してくれたけどろくに読んだことの無い教本を見る。
…む……ううん…
読める。スラスラとは行かないけれど、確かに読める。
そして読めば読むほど、読みやすくなって行った。
一ページ。また一ページめくる度に読みやすくなっていく。
するとまた婚活の声が聞こえた。
『歴史がダメになりました』
『ロシャン語(読み書き)がちょっとダメになりました』
ねえ……やっぱり喧嘩売ってない?




