委員長はどこでも委員長だった
おはよう世界
俺の名前は 河野 悠斗 高校1年だ
幸せな空間は「夢オチ」で終わらせたのが
俺の2つ下の弟の玲斗だ
女装したらいいんじゃねって思うほど小柄で可愛い
自慢の俺の弟だ
「悠斗はそろそろ自分で起きたら?」
こいつは俺の4つ上の姉の亜由美だ
面倒みがいい美人なので彼氏もいる
「うるさいな幸せな夢だったんだよ」
実際「夢オチ」で終わったが幸せだったことには変わりはない
朝は亜由美が作ってくれるのだが
これもまた美味しいのだ
朝飯を食べ、着替えて顔を洗い学校へ行く準備が整ったところで
「さてと、私は大学行ってくるね」
「じゃ俺は高校かな」
「僕は中学高!」
「「「いってきます」」」
「「「いってらっしゃい」」」
これが俺たちの日常
同じ学校でもない、同じ距離でもないのに
みんな一緒に家を出る
「2人とも気をつけてね」
「分かってるよ」
「あゆも気をつけて」
「悠斗帰ったら覚えといてね」
大学は逆方向なので姉とはすぐに別れた
そしてしばらく学校に向けて歩いていくと
「ゆうくん、れいくん、おはよー」
こいつは・・・委員長だ
名前?委員長だ忘れたわけじゃないぞ?委員長だからな
「ん、おはよー」
「七海さんおはようございます」
委員長もとい七海とはここで合流して一緒に登校している
家が割と近いので一緒に行くことが多いのだ
約束なんてしてないのにな
「あーほんとにれいくんは可愛いね、よしよしおねーさんと一緒にちょっと行こうか」
「俺の弟をナンパしてるんじゃありません」
委員長はちょっとおかしい、ちょっとというかかなりだなこれは重症だ
「あはは・・・僕こっちだからばいばいお兄ちゃん」
「はぅ・・・もう!れいくんと全然話せないじゃない通学路変更しましょう」
「おう、またな気をつけろよ」
俺は弟に別れを告げ自分の高校へと足を進めるのであった
「あんな弟持ってゆうくんほんと幸せだよね」
「あれは自慢の弟だ、世に出しても恥ずかしくないね」
「おはよー」「俺降臨!」「おはようございます」「先輩おはようございます」
学校に着くと色々な挨拶が聞こえてくる
途中頭おかしいやついたけど気にするな
そして自分のクラスに入ると
「お、悠斗やっと来たか」
「委員長と登校とか羨ましいぞお前」
「俺の弟ナンパしようとする時点で充分迷惑なんだけどな」
こいつらは俺のクラスメイト
朝いつも声をかけてくれる中村 淳一
委員長のことを狙っている岡田 拓海
淳一が声を潜めて言った
「さぁそれぞれの恋について会議を始めよう」
「「おう」」
小説初心者が送るただの通学風景でしたが
お楽しみいただけましたか?
気まぐれ投稿ですので
次がいつ出るか分かりませんが
次でまたお会いしましょう
読んでいただき
ありがとうございました