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採取と採掘と討伐と

カノンとアスカの2人は鍛冶屋のフォーギンから装備の製作をしてもらい、武器や防具はもちろんのこと、回復薬や虫網、ピッケルなど道具を一通りそろえ、早朝に村を出たのだった。

薄暗い森の中、生い茂る雑草をかき分けながら進んでいく。

そんな2人を待ち受けるモンスターとはどんなものなのか。


村を出て、森の中を進んでいる中カノンが口を開いた。

「そういえば、結局ついてきたんだな。暗いとこ怖いとか虫嫌いとか言って一緒に来るの反対してたのにさ。なんで急についてこようと思ったんだ?」

「だってしょうがないじゃない。村の人たちにあんなに色々お世話になったのに何もしないで村に残っているわけにもいかないじゃない。」

「それもそうだよな。色々してもらったんだ。恩返しするためにもしっかりと依頼をこなして行かなきゃな。」

「うん。そのためには言ってられないもん。まぁ、カノンと一緒にいたい気持ちが強いってのもあるんだけどね。」

「ん?なんか言ったか?」

「何も言ってないわよ。いちいち反応すんな。ばか!」

そんな会話をしながら少しずつ進んでいくと、森の奥から何かが襲いかかって来た。

爪を立てて切りつけてくるのをカノンは盾で防ぐ。

「なんだこいつは。これが村長さんが言っていたモンスターなのか?」

「わからない。でもやっつけなきゃやばいよ。」

そう言葉を交わすとカノンは剣と盾を構え直し、アスカは距離を取ってから弓を構える。

モンスターがまた襲いかかってくる。

カノンは盾を使って攻撃を受け止め、押し返す。

体制の崩れたモンスターにすかさずアスカが矢を放つ。その矢は上手くヒット。

最後はカノンが剣を振りかざして切る。

モンスターは光の粒となり消えていった。

「結局今の敵はなんだったんだよ。死ぬかと思ったぜ。」

「そうだね。でも、雰囲気的には虎とかライオンみたいだったよ。全然違うと思うけどね。」

「なるほど。そう言われるとそうかもしれなかったな。村に戻ったら図鑑を買おうか。」

「そうだね。それが1番いいかも。」

そうしてまた、2人は歩き出した。

その後もワームやスライムなどのお馴染みのモンスターや巨人のような知らないモンスターも現れた。


2人はときに戦い、ときに逃げる。そんな風に進んでいると、目の前には大きな洞窟が見えていた。

「ここだな。村長さんが言ってた洞窟は。」

「そうみたいだね。すっごく暗いし私行きたくないなあ。気持ち悪いモンスターが多そうだし。」

「さっきのワームだって十分気持ち悪かっただろ。俺もあんな感じのモンスターはいると思うが、ここで待ってたら別のモンスターに襲われるぞ。例えば、ワームの大群とかな。」

「ひゃー、それは嫌だ。わかった一緒に行く。」

「了解。じゃ、行こっか。」

カノンは躊躇することなく洞窟に入っていった。

その後をアスカが追う。


カノンとアスカが洞窟に入ってしばらくした頃

「うー、やっぱり暗いよー前何も見えないよー。引き返そうよー。」

「いや、ここからは引き返すも何もないだろ。だいぶ進んだぞ。周りを見ると鉱石がちらほら見えてきているから目当てのメテオクリスタルも近いはずだしな。」

2人は鉱石の放つ光を頼りに進んでいた。

すると、目の前に今までにない光を放つ鉱石を見つけた。

「あれがメテオクリスタルか。他の物とは比べ物にならないぞ。」

「でも、目的のものが見つかったんだしとっとと採ってとっとと村に戻ろうよ。」

そう言って進もうとするアスカを制してカノンがつぶやく。

「おい、ちょっと待て。前を見てみろ。」

そう言われアスカは気づいた。

「え、何あれ。すっごく気持ち悪い。」

そこには、道中で倒したワームの10倍はあろうかという巨大なワームが住みかとして存在していた。

2人は顔を青ざめながら見合っていた。

「あれが村長さんが言ってたやつか。」

村を出る前にカノンたちは忠告を受けていた。

「我々も小型のモンスターであれば討伐できないわけでもないのだ。だか、そやつらにも長がいる。小型モンスターの何倍もある大型のモンスターだ。それには我らは歯が立たない。どうか気をつけてください。」

「あれが長だろうな。」

「うん、そうみたいだね。村のみんなが歯が立たないって言ってたし、ここは一旦身を引く?」

「いや、戦おう。厳しいかもしれないけどやるしかない。アスカは遠くから援護してくれ。」

「やっぱり諦めはしないんだね。わかった精一杯頑張る。カノンも無理しないでね。」

「ああ、ありがとう。」

そして、カノンは飛び出した。

ワームはすぐに気づくと、小さいワームを呼び出した。

そして、一斉にカノンを狙って攻撃してくる。

カノンは攻撃をかわし、盾で防ぎ、剣で一体ずつ確実に切り倒す。

カノンが防ぎきれなかった分をアスカの矢が貫く。

「アスカ、助かった。ありがとう。」

連携をうまく生かし、小さいワームを一掃し残りは巨大ワームだけになった。

「よし、あとはあいつだけだ。アスカ、また援護頼む。」

「わかった。カノンも気を付けてね。」

そしてカノンは巨大ワームに走っていくが、ワームも怒っているようで、スピードやパワーが上がっている。さらに、カノンを近づけさせないように毒を吐き出した。

「わあ!こいつ毒を吐くのかよ。それに、これは消化液だ。近づくのは困難だな。」

「カノン、私が遠距離攻撃で引き付けるから回り込んで確実に仕留めて。」

そう言ってアスカは駆け出し矢を放ち、攻撃を仕掛けながらワームの注意を引き付けた。

しかし、ワームがアスカを捕まえしめつける。

「うぐぅ。苦しい。」

さらにワームがアスカに向けて消化液をかけようとする。

その時、カノンがワームを切り付け、ワームの締め付けが弱まり間一髪アスカは消化液の餌食にならずに済んだ。

カノンはアスカを岩陰に潜めさせ、ワームに突っ込んだ。

「食らいやがれこのやろー。」

カノンが無我夢中で切り付ける。

ワームも抵抗するが、カノンに圧倒されどんどん切られていく。

何十回と剣を振り続け、カノンはワームを倒した。直後カノン自身もぶっ倒れる。

「カノン、ちょっとあんた大丈夫?無理するなって言ったのに。」

「アスカ、ごめんな。でも君を傷つけたやつを許せなくなってしまって。もう疲れたよ。」

「カノンありがとう。少し寝てていいわよ。」

するとカノンはすぐに眠ってしまった。

「こんなにすぐ寝ちゃうなんて、まったくしょうがないわね。でも、ありがとう。大好きだよ。」

アスカはそんなカノンの頭を膝に乗せ、額に軽くキスをした。


小1時間が経過した頃カノンが目を覚ました。

「ようやく目が覚めたね。それじゃあ、採集して帰りましょ。」

カノンは目の前にアスカの顔があることに、頭の後ろに柔らかい感触を覚えることに反応が遅れたが、慌てて起き上がった。

「ご、ごめん。そういえば、あの後倒れちゃったんだな。みててくれてありがとう。」

「どういたしまして。でも、そんなに慌てることないでしょ。」

「もういいだろ。早く採ってかえるぞ。」

そう言うと、カノンはピッケルを取り出し鉱石を掘っていく。

「メテオクリスタルってすごい輝いてんだな。洞窟一帯を明るくしてるよ。

アスカ、ちょっと手伝ってくれないか。採掘したやつを拾ってほしいんだ。」

「了解!私が拾ってるからたくさん掘ってよね。別の場所には鉄鉱石もあるみたいよ。」

そして2人は依頼されていた分のメテオクリスタルと鉄鉱石を採掘し終え洞窟を後にする。

「そういえば、木の枝も拾って来いって言ってたな。拾うついでにちょっと探索してみるか?」

「いいけど、あんまり奥地には行かないでよ。危険もいっぱいなんだから。」

「それもそうだな。日も落ちてきそうだしそんなに長くはいられないな。それじゃ、しゅっぱーつ!」

洞窟を出た2人はその周辺を探索することにし、キノコやハチミツ、薬草なども採っていった。

「こんなもんだろ。アスカ、それじゃ帰ろうか。」

2人は村に帰った。

2部目を読んでいただきありがとうございます。

今回は初めての探索や討伐を書きましたがいかがでしたでしょうか。

自分としては、主人公が強すぎてもいいのかなと迷っているところですが、たぶん強化していくと思います。そこのところも気にしながら読んでいただければと思います。

次回は村で起きた事件を書いていくつもりでいます。次回も読んでいただければ幸いです。

改めて、読んでいただきありがとうございました。では、また次回。

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