ダイエットに成功してわかったこと。秘訣は、できるだけ我慢しない!
『ダイエット』
嫌な言葉だと思いませんか? 裏を返せば、自分が太っているということを示していますからね。
まぁ、当たり前すぎる言葉ですから、ちょっとしたことでも使うことが多いです。けど、まじめに考え始めると途端に重くなるんですよね。肉厚な脂肪の塊みたいに!
今から書くことは、私が十年かけて試行錯誤した結果です。ただ、他の人に合うかどうかはわからないので、実際に使うときは自己責任でお願いしますね!
とは書きましたが、難しいことや大変なことは何一つしていないです。基本的に私は食べることが好きな上に怠け者ですので、可能な限り食欲を満たしつつ余計なことはしていませんから。
では最初に考え方ですけど、ダイエットするなら、その後もその環境を維持しなければいけません。
何しろ、そもそも太った原因は今までの生活習慣にあるわけですから、ダイエット後にまた生活習慣を戻すと再び太ってしまうのはすぐにわかりますよね?
ですから結局のところ、ダイエットというのは生活習慣の変更ということになるわけです。一時的に痩せるために特殊なことをするのではなく、その後何十年もその習慣を続けないといけないわけですよ。大げさに言えば。
改めて書きますが、私は食べることが好きな上に怠け者です。ですからダイエットに成功するのに十年もかかってしまったわけですけど、この間に成功と失敗を何度か繰り返しました。
その私が成功した方法とは、夕飯に白米を食べないという方法です。更に細かく書きますと、平日の夕飯はパンとコーヒーで、週末は普通にご飯を食べています。ちなみに、満腹になるまで食べていますよ。
このやり方を今年の春から始めて、今のところ毎月一キログラムずつ体重は減っています。それまでは運動や体操を軽くしていましたが、そのときと同じ効果があるんですよね。
夜に炭水化物を取ると太るということは前から知っていました。ですから夕飯の白米をなくしたわけですが、本当に効果がありました。やってみるものですよね。
今年に入ってから既に八キログラムの減量に成功しており、現在は体重が七十キログラムを下回っております。目標体重にはまだ達していませんけど、この調子ならば年内に達成できるでしょう。
と、ここまでは私のダイエット成功譚でしかないわけですが、この過程でいくつかわかったことを更に書きます。
世間では、よく『やってみないとわからない』と言われますけど、他にも成功して初めてわかることもあります。これを知っていればもっと効果的にできたのにな! とか、諦めずに続けられたのに! ということがあるわけです。今から私がこの十年でわかったことをつらつらと書いていきます。
知ってもらいたいことは次のことです。
・食事量-消費量
・食欲には勝てない
・加齢と共に一日のエネルギー消費量は減る
・生活習慣は微調整する必要がある
・体重が減ると食事量も減る
・消費される順番は、筋肉、皮下脂肪、内臓脂肪
・体重の変化には波がある
・運動せずに痩せても体型はそのまま
まず何よりも知ってもらいたいのは、『なぜ太るのか?』ということです。
結局のところ『食事量-消費量』で、食事量が常に消費量を上回るから太るわけですね。
私が夜に白米を食べないようにしたのは、一日のこのバランスを考えてのことです。白米はエネルギー変換効率が高いそうですので、活動的な朝や昼にたくさん食べて、活動的でない夜は控えました。
次に知ってもらいたいのは、『食欲には勝てない』ということです。
これに勝てるのならば、そもそもダイエットする状態にまで追い込まれることなんてありません。ですから、食欲と戦わずにダイエットできる方法を探しましょう。
私の場合は、夕飯で白米を食べないようにしましたが、大好きな白米を食べないという選択肢はありませんでした。ですから、朝と昼にたくさん食べるようにしました。更に夕飯の内容は変えましたが、現在も満腹になるまで食べることは控えていません。
一般的に痩せたいならば食事量を減らせと言われますけど、食事の仕方を変更することで食事量はそのままにダイエットできる可能性はあります。ですから、朝昼晩で食べる内容を組み替えてみると思わぬ効果を得られるかもしれませんよ。
次は『加齢と共に一日のエネルギー消費量は減る』ことも知っておいてもらいたいです。
人間は大人になってから加齢と共に体力が低下します。これってダイエットという面から見ますと、一日の基礎代謝量が低下するということになるわけです。私の場合は大体五年に一回くらい大きな低下を感じています。
これの何が恐ろしいのかと言いますと、食事量は以前と同じでも、気づくと『食事量-消費量』のバランスが崩れてしまっているんですよ。つまり、同じ生活習慣にもかかわらず、ある時期から一方的に太り始めてしまうわけです。私は最初この仕組みがわからずにかなり困りました。
その結果、『生活習慣は微調整する必要がある』ということを知りました。
一度ダイエットと生活習慣の変更に成功したとしても、残念ながらそこで終わりではありません。生きている限り体質は変化し続けるので、それに生活習慣も合わせる必要があるわけです。
結局のところ、食事量を減らす、あるいは運動をする、ということになってしまうわけです。最終的には。
ただし、気の滅入る事ばかりではありません。痩せる過程でわかった良いこともあります。
それは、『体重が減ると食事量も減る』ということです。
念のために書きますが、食事量を『減らす』のではなく、自然と『減る』のです。これには私も驚きました。あるときから以前と同じ量を食べようとすると苦しくて食べられなくなるんですよね。
考えてみれば当たり前の話で、一日に消費するエネルギー消費量が体重に比例するのならば、当然痩せるほどに食事量は減るはずです。ですから、無理に食事量を減らさなくても、自然と食べる量は減ってくれるわけです。
それと私の場合、『消費される順番は、筋肉、皮下脂肪、内臓脂肪』でした。
以前の私の知識では、内臓脂肪は皮下脂肪よりも先に消費されるということでしたが、実際に体重計の計測結果を見比べますと、なぜか皮下脂肪の方が先でした。人によって異なるのかもしれませんけど、そういう事例もあると思っていただければいいでしょう。
しかしそれよりも重要なのが、一番最初にエネルギーとして消費されるのは筋肉だということです。痩せ始めると真っ先に筋肉が削られる様子を見ていますと不安になりますが、体の仕組みとしてそうなっている以上、見守るしかありません。どうしても嫌ならば、体を鍛えるべきでしょう。
ともかく、脂肪よりも筋肉が先に消費されることは憶えておいてください。あと、筋肉の方が重いので、脂肪が減るときよりも体重の減りは良かったりします。
他にも、『体重の変化には波がある』ということを知っておいてください。
毎日体重を記録しているとすぐにわかることですが、体重は毎日増減します。数値を平均化すると一次関数みたいに一定になるかもしれませんけど、図にすると普通は波のような動きをします。
そのため、ダイエットが順調に進んでいても毎月必ず体重が減る時期と増える時期があることに注意してください。太る時期だけを見て「もうダメだ!」なんて勘違いして諦めてはいけません。
人によって異なるのでしょうが、私の場合ですと毎月交互に増減する時期がきています。皆さんも自分のバイオリズムがどうなのかを把握するつもりで、気長に続けてくださいね。
あとは、嬉しくないお話ですが、『運動せずに痩せても体型はそのまま』という事実があります。
私の場合は、筋肉を鍛えて痩せたわけではないので、太っていたときの体型がそのままダウンサイジングされただけでした。
いや、私だって最初は期待しましたよ? 脂肪だけ取れたスリムな体というやつをね。けど、世の中そんなに甘くありませんた。先ほども書きましたが、筋肉が真っ先にエネルギーとして消費されるわけですから、体型が都合良く変化してくれるわけないんですよね……orz
今のところダイエットでわかったことは、こんなところです。人によってはまったく役に立たないこともあるでしょうけど、私みたいに食べることが大好きで怠け者な人には、何かしら引っかかるところがあるかもしれません。
皆さんのダイエットの一助になれば幸いです。