思いついた詩の羅列
黄昏の 日落ちるときに 振り返り 影は伸びても 我は小さき
意味 夕方の日が沈むときに振り返ってみると、影はあんなにも大きく伸びているのに、我のなんと小さきことか。
また会うと 誓い変わらず あるけれど 君がおらねば もはや意味なし。
意味 もう一度会おうと誓った思いはまだ変わることなく胸のうちにあるけれど、あなたがもういないから、この誓いは意味の無いものになってしまった。
思い出は 刻一刻と 薄くなり 最期は君も 忘れて消える
意味 どんなに良い思いででも、時間がたつたびに薄くなり、最期の時には君のことさえも忘れてしまうだろう。
君と会い 秘める想いを 言い出せず 唯唯見つめ 息を吐くなり
意味 あなと出会っても、臆病な自分はあなたのへの想いを言うことができず、あなたを見るだけで精一杯な自分にため息が出てしまう。
思いだす いないあなたの 決めたこと あなたが言った 約束の場所
意味 もういない愛したあなたが私に一緒に行こうと約束した場所のことを思い出した。
君残し 我行くなりと 旅だって 何故残したと 哀しく思う
意味 私はあなたを残して旅に出たが、今はなぜあなたを残してしまったのかと後悔してしまっている。
我は行く 貴女と共に 旅に出て 守れず散った 我は弱くて
意味 貴女と旅に出たが、私は貴女を守ることができなかった。私はなぜこんなにも弱いのだろう
思い出は 桜のような 存在か 一瞬のとき 儚い記憶
意味 思い出はまるで桜のように儚いね。一瞬で覚えるけど、一瞬で曖昧になってしまうから。
桜散り 貴女も共に いなくなり 哀しいと唯 水が流れる
意味 春の季節の、桜が散るときに、貴女が死んでしまった。それが哀しいと泣いてしまった。
哀しくて 認められない 涙でて 晴れているのに 雨とごまかす
意味 貴方がいなくなったのがとても哀しくて、涙が出てしまったけど、私は強情だから認められず、晴れていても雨だといってしまった。
帰り道 貴方とつなぐ 手の中に 宿った想い これが恋かな
意味 貴方と遊びに行った帰り道に手をつないだ。そのときに手の中に暖かいものを感じた。これが恋というものなのだろうか。
君とまた 歩くと誓う 桜道 僕はいるけど 君はもう無し
意味 君と一緒にもう一度歩こうと約束した桜の花散るこの道を、僕は歩いているけど、隣に君は、もういない。
太陽が 優しく我を 照らすけど 我の心は 深海の底
意味 太陽が私のことをやさしく包み込むように照らしてくれるけど、私の心は絶望に沈んでしまっているから、照らしてくれてもなにも感じないよ。
天が泣き 我悲しいと 沈むけど 明るくなれば 虹が出ている
意味 雨が降るとなぜか悲しいと思うけど、明るくなればあの虹のように輝くことができるだろう。
ああ辛い 君と出会った あの場所が だって貴女は もういないから
意味 貴女と初めてあった場所が辛い。もうあなたがいないことを何度も教えてくれるから。
疲れたと 愚痴を言っても 意味はなく 唯ひたすらに 生きるだけかな
意味 疲れただのなんだのと言ってもなにも意味はなく、結局全力で今を生きつづけているだけだ。
がんばれと 言って思って 考えて 頑張ってない 自分を責める
意味 誰かに頑張れなどと応援して、自分は今頑張っているだろうかと、考えてしまい、自分を責めてしまう。
山登り 高い場所から 世界見て 一人思うは 自分の居場所
意味 山や山のように高いところから世界を見下ろして、その場所で考えるのは自分の居場所。自分は本当に必要とされているかを考えてしまうのだ。
君いれば いつもどこでも 幸せで 君がいないと 地獄に変わる
意味 君がいてくれればどんな場所でも幸せでいられたけど、君がいないだけで、どんな場所でも地獄のように辛いのだ。
天が泣き 地が叫んだら 風怒る 自然のなんと 恐ろしきことか
意味 天は泣くことで雨を降らせ、地は叫ぶことで地震を引き起こし、風は怒って台風や竜巻を発生させる。自然の強さは人では到底及ばない、いったいどれだけ強く、恐ろしいのだろうか。
幸せと 愛しき君の 報せうけ 我は嬉しく そして悲しい
意味 愛した貴女から幸せという報せがとどいて、私は嬉しく思う反面、悲しく思っております。あなたを幸せにしているのは、私ではないから。
いつの日か あなたと出会う その日まで 今をひたすら 生きると誓う
意味 もうあなたはいないけど、天かどこかで会えると信じて、きっとまた会うその日まで全力で生きつづけると自分に誓った。
嘘をつき また嘘ついて 本当を 知って欲しくて でも嘘をつく
意味 今までずっと嘘をつき続けてきたから、今更本当のことを知ってほしくても嘘をついてしまう。ずっとしてきたことを変えるのは難しい、ということ。
もう一度 やり直そうと 繰り返し 我居ないのが 答えと思う
意味 何回も何回もやり直そうとしてきた。そのたびに、失敗を繰り返してきた。私がいなければ、なんの問題も無いのではないかと思う。
馬鹿げてる 愚か者から 目をそらし 上を見上げた 足に根はなし
意味 馬鹿だと愚かだと思っていても、その相手と向き合わなければ自分の足元に何もないことに気づくことができない、薄っぺらでしかない、ということ。
ひたすらに 我の事だけ 考えて 気づいたときは もう遅かった
意味 他の人になど目もくれず、自分の事だけ考えていて、ふとこれでいいのだろうか、と気づいたときには、もう遅く、自分を信じる人なんていなくなっていた。
あなたへの 手紙を書いて 送ったよ もう誰もいない あなたの家へ
意味 もうあなたがいないとわかっていても、あなたを忘れられず、手紙を送りました。あなたに想いが届きますようにと。
好きだって 言いたかったが もう遅く 我が死ぬまで もう届かない
意味 好きだと言いたかったあなたは死んでしまった。私が死んで同じところにいくまで、この想いが届くことはないのだろう。
あなたさえ いてくれるなら それでいい 他の全ては もう意味がない
意味 どんな宝も、価値あるものも全ていらない。ただあなたがそばにいてくれるならそれでいい。
夕闇に 儚く輝く 朧月 なんと綺麗で 悲しいことか
意味 夜に輝く綺麗な月は、雲にうっすら隠れてしまっている。十分に綺麗なはずなのに、隠れてしまっていることがなぜか悲しい。
星墜ちて あなたのいない 夢を見た きっとあなたは どこにもいない
意味 流れ星を見た日に、あなたがいなくなる夢を見た。きっとあなたは、死んでしまったのでしょう。
ただ一人 高き場所から 見下ろして 広い世界に 我はいるかと
意味 たった一人で山に登って、そこから世界を見た。こんなに広い世界に、本当に自分はいるのだろうか、本当に自分は必要だろうか。
意味の無い詩
白銀の 世界となった 富士の山 それを映した 透く水鏡
思ったことがあったら優しく言っていただければ幸いです。