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7話 お馬鹿な後輩!華!

理沙の一件から1日経った次の日…教室で汐見と

イチャイチャレベル0.3みたいな事をしていた…。


そう!


シェアイヤホン!


イヤホンを片耳づつ着けて一緒に曲を聴くことが

シェアイヤホン!


タークは汐見の大好きなバンドの曲を一緒に

聴いていた。


そして一緒に聴き終わって話す…。


汐見「やっぱこのバンド良いわぁ…

タクもそう思う?」


ターク「思わなきゃ聴かないだろ…?」


ターク…スカしている。


汐見「やっぱウチ…ライブ観に行きたい…」


ターク「え?あぁ…それ…前も話してた奴?でも

俺もいく必要あるかな?」


汐見はそれを聴いて珍しく髪を指でいじりながら

少し頬を赤らめ言う。


汐見「一応…タクともいたいし…」


ターク「そ…そうか…なるほどねぇ…」


タークも少し照れる、しかし、その汐見の横顔は

タークには需要がありすぎた。


そこでさらに現れるのが、


茶倉「シオー」


座ってる汐見の後ろから優しく抱きついてくる茶倉


汐見「わっ…茶倉?どったの?」


茶倉「今日喫茶店休業日だからカラオケでも

行かない?」


汐見「あ…いいね…じゃ…メイとまいも…」


タークはそんな風景を暖かい目で見ていた。


ターク「…(うんうん…こういうのこういうの…)」


汐見「なんでそんなキモい目で見てんのタク」


茶倉「うっわー…本当だ…」


ターク「おかしいだろ」



汐見と茶倉が話し出したら付け入る隙間はないので

仕方なーく教室中央右斜め上…微妙な席に溜まってる

ハリセン達の所に行く。


ターク「ハリセーン」


ハリセン「なんやターク…そんなカノジョカノトモ

がワイワイしだしたから仕方なーく来た感じ

出して…」


ターク「お前すげぇな…」


佐川「ハリセンはこう見えて漢検2級だからな」


ターク「関係ないけどな…ん?漢検ないけどな?」


本好「ぷっ…」


近くで本を読んでいた本好が少し吹き出す…。


ハリセン「なんや二人して…」


タークは少し笑いながら本好の座ってる机の前に腰をかけ。


ターク「やっぱ本好は

俺のユーモアわかってんなぁ…」


そう言って肩に手を置く。


本好「今のは唐突さという面白さがあって…

それで─」


ターク「真面目な解説はいいっす」



結局タークは男友達と朝の休憩時間を過ごした後…

授業を受ける…そしてあっという間に昼休み。


ターク「…」


なんと驚くことにタークは授業後…

目がキリッとしていた。


ハリセン「おー…おー…ターク…」


ハリセンが後ろから話しかけてくる。


ターク「なんだ?」


ハリセン「今日やけに張り切ってたな?手を挙げては先生にさされて元気よく答えてたしなぁ?」


ターク「ふっ…まぁな…」


佐川「そのわりには分かりません!

って言うだけだったな…」


ターク「ふっ…分かってないなぁ…さっきの数学の

授業の麗花先生…スポーティーなショートタンク

トップにパーカー…そしてパツパツのタイツみてぇなズボン!あの先生の授業中だけは手を抜いちゃ

おしめぇよ…」


ハリセン「なんで分からんと思ったのか知らんが…

ようは胸ばっか見とったって事やな?」


ターク「いーや!尻だ!」


ハリセン「変わらんわ」


ターク「違う!」


佐川「うん…流石にそれは違うわ…」


本好「僕も関心はないが…ハリセンくん…それは

流石に違う…」


ハリセン「お前らなぁ…」


ハリセンは戸惑いながら後頭部に手を伸ばしかいて

いると…。


???「先輩ー!先輩ー!?」


ターク「ん?」


タークは反応して教室の外を見に行こうとする。


佐川「なんだよターク…違う教室からする声だぞ?」


ターク「いや多分俺に用ある奴だこれ…じゃ…」


タークは三人に一瞥して教室の外に出る。


???「あれぇ…ずる休みかな…先輩ー!?」


ターク「毎回言ってけど俺2の1な」


???「あぇー!?やっちゃった!」ペシッ


自分にツッコミいれる女…。


ターク「じじいみたいだな…」


???「えへへ…」


この黒のとにかく髪が長くて…サイドに前髪を垂らして真ん中はヘアピンで後ろまで留めてるドジは華…


韓国ドラマ鑑賞が好きらしい。


一年生で出会いは確か…。


~回想~


ターク「お姉さん…落としましたよ」キリッ


タークは前のちょっとナイスバディなお姉さんが

落としたピンクのハンカチをすかさず拾い

カッコよく差し出す。


???「あ…ごめんねっ…どうもありがとうね♪」


うっつくしぃ!レイディ!


それがタークの感想だった。


ターク「…(勿論汐見が一番だが…なーんて考える

俺…イケメンすぎる…)」


そう考えているとその前のお姉さんの元に駆けつけてくる女…の子。


なんか漫画みたいに滅茶苦茶砂ぼこりが舞いながら

走ってきていたのを覚えている。


華「お姉ちゃーん!」


???「あら…華…丁度帰り?」


華「うんうん!って…そちらの人は?もしかして…

ストーカー?」


ターク「…えっ…(なんてだよ!あっても彼氏と間違うとかだろ!)」


???「違う違う…この人は今私が落としたハンカチを拾って渡してくれた人よ…」


お姉さんも少し笑いながら説明していた。


ちなみにこのお姉さんは愛…妹の華より髪は短めで

大人の雰囲気があるお姉さんだ…。

大学生で彼氏はいないらしい…。

まぁどうでもいいとしよう…。


その次の日だった、タークは時間通り学校につき

リラックスしながら廊下を歩いていた…すると角で

何かとぶつかる、そう…華だ、食パン…いやフランス

パンを咥えていやがった、だからかぶつかった時

痛かった。


華「いったた…って!昨日の人だ!」


ターク「あ…!あのお姉さんの…え…そーか…普通に考えて制服そうだったもんな…」


なんて声に出していると華は急いでフランスパンを

再び咥え。


華「遅刻遅刻!」


ターク「いや…時間通りだろ…ってか廊下でそのパン

咥えるのやめろ!フランスパンってのも変だろ!」


この時既に俺のこいつへの天然判定は決まっていた

のだろう。


~回想終わり~


まぁそんなこんなで3ヶ月…

そして今は放課後…

今日予定のない俺は今華と

帰っている。


華「えー、先輩それは行くべきだよー」


ターク「つってもなぁ…ライブとかはなんか

違うんだよな…」


華「ふーん、そう考えるんだ?先輩…」


ターク「え?」


華は頬を膨らませながら立ち止まり言う。


華「だって彼女の好きなバンドのライブ行くお金で

バナナ何本買えるかとか考えてたんでしょ!」


ターク「ん?んー…式教えて」


続く

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