12話 メイのその3
ターク「でさ…その時さ…」
茶倉「うんうん…」
タークはいつも通り茶倉の喫茶店でのんびりしていた。
時間は午後4時過ぎ…。
カランコロカラン
茶倉「お…いらっしゃい」
入店して来たお客さんは…。
メイ「やっほー♪茶倉♪」
秋月「こ…こんにちわ…」
秋月とメイだった。
茶倉「うっわ…どうしたの?その袋…」
メイ「あ!聞いてよぉ♪この子秋月ちゃんっていうだけど…すっごくクレーンゲームが上手くて!
全部お菓子一発で取ったの!♪」
茶倉とメイがそのように話しているとタークが
反応する。
ターク「あ!」
そう、秋月を見て。
秋月「な…なにかな…?」
ターク「なんか…会ったことない?」
秋月の中では既に高度な心理計算をしていた。
秋月「…(タークくんの私への認知度は13%ほど…
見たことあるようなないような…ってところ…
ここで私が一方的に知っている感じを出すと…
ストーカー認知度が0から1%へ上がる…100分の1
結構大きい…)」
実際…タークが秋月への認知度が13%なのは秋月の
ストーキング能力を表していた…。
秋月「…(でも…ここで前少し話していたことを
打ち明けて覚えているアピールをしてから仲良く
したのなら…絶対にそっちの方が好印象…♡なら…)」
秋月「あれじゃないかな…通学路で少し話した覚えがあるし♡」
ターク「あ…あー!!思い出した!」
メイ「え…知り合いだったの?」
秋月「うーん…知り合いとは言いきれない感じかな」
秋月「…(丁度良い塩梅♡)」
茶倉「なんか…意外な組み合わせかも…」
メイ「あ!そういえば…タークくんって
汐見と付き合ってたよね♪!」
ターク「あぁ…そうだよ…」
茶倉「こいつシオに迷惑かけてるらしいよ~?」
茶倉は少し意地悪そうに小突いて話してくる。
メイ「えぇー♪本当~?そんな感じなんだ?♪
意外♪」
秋月「…(あー…だめぇ…♡こういう話題は中に
入れない…撤退…)」
メイ「あ…そうだ!どうせだし茶倉のコーヒー
飲もっかな…」
茶倉「お…じゃあ…友達割りしよっか」
ターク「えー!なんでだよー!俺の時はなかった
くせに!」
茶倉「タークくん女子なのー?」
ターク「っち…返せる言葉がねぇ…」
メイ「あははっ♪でも悪いよ…500くらい全然
払う♪…だって喫茶店にしてはお買い得だし♪」
メイは相変わらずみんなを魅了する笑顔をする。
ターク「流石天下の人気のメイさん…」
メイ「秋月ちゃんは?どうする?」
秋月「あ…えっと…私…このあと用事あるから
帰るね…」
メイ「え…そっか…分かった…今日はありがとうね!」
秋月「う…うんっ!またね…(またね…♡)」
カランコロカラン
喫茶店から秋月が出ていく。
茶倉「はーい…お待たせ…ウチ特製…コーヒー…」
ターク「もっとネーミング頑張れよ」
メイ「わーい♪!いただきまーす♪」
メイは目を輝かせるようにしてコーヒーを飲んでく
メイ「うーん♪やっぱり普通のコーヒーと違って
コーヒーって感じがする♪」
茶倉「でしょ?ウチ才能あるから♪」
ターク「コーヒーの才能ねぇ…あ…でも…」
メイと茶倉が?を浮かべ見てくる。
ターク「将来結婚した相手がコーヒー淹れれたら
めっちゃ良いな…朝とか…」
茶倉「た…確かにねー…」
茶倉は心なしか顔が赤かった。
メイ「…ふぅーん♪」
そんな茶倉を見てメイは少し微笑み再びコーヒーに
口をつける。
茶倉「な…なに?メイ…」
メイ「なんでも♪!」
続…
次回!恐怖の…