33.流石にその約束は、守れない。
こんにちは。
11年前に旅立った、享年15才のラブラドール男子です。
一昔前に旅立った僕ですが、今もお母さんを見守っています。
ええ、旅立ったあの時から、ずっと、ずうーーっと見守っています。
だって、それがお母さんとの約束でしたから。
僕は、お父さんの犬嫌いを治す為に、お父さん達の家へ来ました。
お父さんは、犬に触るなんてとんでもない!と言うレベルの犬嫌い。
逆にお母さんは、大型犬OKのワンコ大好き派。
僕は、とぉーーーっても!賢かったので(ラブですから)
お母さんには、好きに接してたけど(加減無しに甘える)
お父さんには、顔色を見ながら慎重に接してました。
ラブですので、人に配慮するのは得意なんです。エッヘン!
恐る恐る撫でようとするお父さんが怖がらないように、
そぉ〜っと頭を差し出したり、そぉ〜っと近づいたり。
お父さんと僕の努力が実って、
晩年、お父さんは僕を胸の上で抱っこ出来るレベルになりました。
僕は、使命を果たせたのです。
もうそろそろお迎えが来るかな?という頃、僕は病気になりました。
僕としては、予定通りの病気です。
半年程闘病した後、旅立つ予定でした。
が、このご夫婦、素晴らしく手厚い介護だったんです。
夫婦にとっては子供同然なのを考慮しても、手厚かった!
自力でご飯を食べれなくなった僕に、
毎回40分程掛かっても、食べさせてくれたんです。
飼い主さんの〈頑張れ!大好き!〉の気持ち入りご飯は、
めっちゃ元気が出るんです。
温かい気持ちが、ご飯と一緒に身体の中に入っていくんです。
お陰で、半年程で旅立つつもりが、2年も長生きしてしまいました。
いや、嬉しいよ??有難いですよ?
でもさ、大型犬の介護を2年もさせてしまったなあと。
長過ぎちゃったなぁ…なんて思ってしまう位には、
介護の苦労を掛けたと思っています。
お父さん、ありがとう!お母さん、ありがとう!
僕は、2人の愛情のお陰で、2年も長生き出来ました。
大好きだーーー!!!!
でね、いよいよ旅立ちますって時、お母さんが言ったんだ。
「お母さんが旅立つ時は会いに来て。又会おう。
ずっと見守っていて。」って。
大好きなお母さん達がペットロスになって(そうなるよね)
心配で、ずうーっと見守ってた。
お母さんが前を向き出した時も、ずっと側にいた。
お母さんが新しいお仕事に出会った時、全力で応援した!
今も、ずっとずううーーーっと見守ってる。
僕は、〈お母さんはもう大丈夫!!〉って思える時まで、
ずっとずうぅうーっと見守っていく。
だって、お母さんと約束したんだ。
ずっと見守るって。
あの時から11年経ったね。
お母さん達の哀しみは、僕への愛情の重さでもある。
それでも、僕は笑っていて欲しい。
長い哀しみを乗り越えて、もう大丈夫だ!って言える日も見えてきた。
お母さん、僕は転生もせず、ずっとずうーっと見守ってきた。
今は、お母さんの笑顔を見るのが嬉しくて見守り続けてる。
そんな見守る日々も、もうすぐ卒業できそうだね。
嬉しい卒業だ。
お母さん、僕は約束を守ったよ。
でもね、お母さんが旅立つ頃には、流石に転生してると思うんだ。
だから、もう1つの約束は無理ー!
お母さんが旅立つ時に会いに行く約束は、守れないと思う〜。てへッ。




