32.「大好き」とは言われてませんので。
緑の瞳がとーっても可愛いMIX猫ちゃん、3才女子。
お母さんと2人暮らしだが、どうも距離が遠い。
もしかして嫌われているのでは??と、不安になった飼い主さん。
勇気を出して、聞いてみる事に。
「こんにちは。お母さんの事、好き?」
『大好き!』
「大好き!の割には、なんか距離があるよね??」
『だって、大好きって言われてないもの』
「はい??
イヤイヤ、飼い主さん、可愛い可愛い♪って連呼してるけど??」
『あのね、私が可愛いのは当たり前なの(実際に可愛い美猫)
みぃーーーーんなが、私を見て可愛いって言う。
お母さんも、可愛いって言う。みんなと同じレベルの可愛い。
だから、私はこの家の猫だけど、お母さんの猫じゃない。
大好きー!!って言われた事がないもの。
お母さんの1番じゃない。』
えー…とぉ…。
飼い主さん、うちの子可愛い!!って絶賛してたんですが???
気持ち、伝わってませんでしたか??
ここで飼い主さんに確認。
確かに、毎朝毎晩、可愛い可愛いって言ってるけど、
そう言えば…〈大好き〉は言って無いと。
ソウデスカー。
一杯可愛いって言われてて、ヨシヨシされて、一緒に寝てても、
〈大好き〉が無いとダメでしたかー。
そんなの判りませんわー。無理ですぅー。
女子猫ちゃんは、既に推定3才。
ずっとずうーーっと、家の猫でしかないと思ってたと。
飼い主さん、唖然ぼーーぜん……。
まずは嫌われてなかった事に、胸を撫で下ろす。
気を取り直し、大きな声で伝える。
「お母さん、貴方の事が大好き!!!!だからっ」
『ホントに?ホントに大好きなの?
私、お母さんの猫になっていいの?甘えていいのかな??』
「お母さん、君が1番だから!大好きだから!!
一杯甘えていいからっ!!
何かして欲しい事がある???」
『あのね、お母さんと一緒に遊びたいの。
リボンのオモチャで遊んで欲しい』
『了解!!お母さん、直ぐ買ってくるって!
お母さんに一杯甘えて良いんだよー。
貴方は、お母さんの猫だからね。
お母さん、貴方の事が可愛くって、だーーーい好き!だから」
微妙な距離を取りつつも、お母さんがお仕事に出る時は、
2階の窓から見送って、帰宅時は玄関でお出迎えしてた女子猫ちゃん。
お母さんも、可愛い可愛い!!って連呼してたのに、このすれ違い。
女子猫ちゃんが欲しい言葉は〈可愛い〉ではなく、〈大好き〉でした。
言葉に拘りますよねー、女子猫って(^_^;)




