28.犬と飼い主、反比例の法則と紹介制度
犬の飼い主さんと次の子の話になる時、必ず「反比例の法則」の話をする。
〈前の子を超える良い子は、来ませんよ〜♪〉と言えば、
ええー、そんなぁーーーとガックリされる。
だってね、仕方ないのよ。そうなっちゃうんだもの。
先ず、飼い主が犬初心者の場合、良い子が来ます。
だって、いきなり問題児が来たら対処出来ないし、犬が嫌になってしまう。
初めての出会いが成功したならば、次の子を〜と言う気持ちになってくる。
なので概ね、最初は頭が良いし、性格も良い、良い子が来ます。
飼い主が犬の飼育に慣れた頃、最初の問題児がやってくる。
その子らは、犬界で前の子にスカウトされてたりする。
〈僕のお母さんは、めっちゃ優しい人だから、
病気を持ってたって、絶対に幸せにしてくれるよ!
僕のお母さんの所へ行きなよ!!〉と。
先輩犬推薦により、アレルギー体質や重い病気、先天性の不自由など、
健常犬と違って医療関係のケアが必要な子が来たりする。
但し!病気持ちの子は総じて性格が良い。すこぶる良い!めっちゃ良い!
病気や怪我のケアが大変!だけど、こんなに良い子なんだもの!!と、
飼い主さんは、めっちゃ頑張る!
持てる愛情の全てを注ぎ込んで、慈しみ育ててくれる。
犬達は、感謝感謝!!
ありがとうの気持ち一杯で、短命だろうと幸せだと言ってくれる。
そして、〈お母さん大好きー!!〉と、
犬界に行っても、お母さん自慢を繰り広げる。
逆に、あの子は可愛かったけど、ケアで大変な思いをしたから
犬飼いからリタイアを視野に入れる飼い主さん。
が、ココで奴らは画策しまくる。
犬界にて、飼い主選びに悩んでる子らに近づき、声を掛ける。
〈僕は病気で一杯苦労を掛けたから、今度は健康で元気な子に行って貰いたい。
君、うちのお母さんの所に行かないか?〉とか、
保護犬に〈うちに行かないか?〉と、縁が繋がる様に誘導したり。
結果、病気の子の後には、めっちゃ身体の丈夫な子がやってくる。
そりゃーもう、パワフル系がこぞって行ってしまう。
どんな病気だって大丈夫!!病気の知識はバッチリ!と、
余裕を持って犬を迎える飼い主さん。
が、次に来た子は、病気の子の真逆の性格をしている。
だって、病気じゃないから元気なんだもーん!!
病気の心配掛けないから、ワタシ良い子ですよねー!!と、好き放題やる。
=めっちゃパワフル=言う事聞かない→躾に苦労する。
飼い主さん、今度は精神的負担がぐぐーーーっと大きくなる。
良いけどぉ〜…病気で辛い思いをするよりも良いけど〜……。
でも、ここまで言う事聞かないの、酷くない???と、
過去の犬達と全く別の苦労を味わう事となる。
飼い主の飼育経験値が上がると、問題児がやってくる。
問題児が来るから、飼い主のレベルが上がっていく必然。
飼い主のレベルが上がるに比例して、犬の質?は落ちていく。
コレを私は〈犬と飼い主の反比例の法則〉と呼んでいる。
我が家の場合
初代ハスキー めちゃくちゃ良い子。ノーリードでも脱走しない。
他の犬ともケンカしない。 短命病没。
2代目ハスキー メチャクチャパワフル。破壊王。脱走しまくる。
人は下僕。どんな犬とも仲良し。ドッグランOK。
但し、売られたらケンカは本気で買う。長命。
3代目ハスキー 9ヶ月で引き取る。トイレの躾に1年掛かる。
めっちゃヘタレで性格温厚。小型犬に噛まれる。
人は好きだが犬は嫌いでドッグランアウト。病没。
4代目ハスキー 9ヶ月で引き取る。 凄まじい人間不信。
過去の躾方法全てが役に立たず。全く別の躾方法を学ぶ羽目に。
普通のハスキーレベルに落ち着くのに2年掛かる。
人も嫌だし、よその犬を敵視。ドッグランアウト。
旦那と打ち解けるのに5年掛かる。
だーんだんと質が落ちていく(問題点が増えている)のが、判るだろうか。
逆に、どんな子が来てもヘーキ!と余裕こいてたら、
過去の経験が一切通用しない子が来て、一から勉強し直す私。
4代目は、3代目の急逝でペットロス継続中に、やってきた。
後日、3代目に聞いた事がある。
「4代目が来たのは、君の画策かな?」
『そうだよ〜。
普通の良い子が行ったら、やる事が少なくてペットロスが続くから、
僕の事を考える暇が無いくらい、問題のある子が行くよう、
僕が仕組んだ♪』
温かい心遣い、ありがとねぇえええええええ。
ものすごーーーーく!!!とーーっても!!大変だったけどな!
真っ当なハスキーにするのに、2年も掛かったがな!




