表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/41

24.野良には惜しい黒猫君

依頼 地域猫の人懐こいと評判の黒猫君4才を無事捕獲。

去勢手術終了後、リリースするのか?家猫を目指すのか?

本猫の気持ちを聞いて欲しい。


自由な地域猫に戻りたいか?

室内飼いだが、安定した食生活の家猫が良いのか? 

なるだけ本猫の希望に添いたいので、お話する事に。


「こんにちは。人は好き?」

『好きだよ〜。

 お母さんがね、人を見たらミャーミャー鳴くと食べ物をくれるから、

 愛想よくしなさいって。

 お腹が空いた時は、ココの餌場にくれば食べ物があるよって。』


だから君は、いつも笑顔で、みんなから可愛がられているんだね。

母猫の教育は大事だ。


愛想良しの黒猫君だから希望者はいたものの、先輩猫との相性が悪かったりで、

コレと言ったら飼い主はまだ決まっていない。

時々道路を渡る事があり、いつか車に跳ねられるんじゃないかと、

危険防止もあって、今回保護に踏み切られた。


「どうして道路を渡るの?」

『こっちには、俺のテリトリーは無い。

 どうにかして自分だけのテリトリーを得たいと、

 道路の向こう側に探しに行くけど、

 食べていけるだけの条件のいい場所が見つからない。

 餌場があるから、こっち側にいるんだけど、俺のテリトリーじゃない。』

確認すると、餌場周辺には大きくて強い雄猫がいるそう。

この雄猫から隠れる様に、生きてるらしい。不憫…。


「もともとが野良猫?お母さん猫はいる?」

『お母さんが野良猫。野良生まれ。でも、もういない。

 あの道路を渡る時に跳ねられた。

 俺は、どのタイミングで渡ると危険かを頭に叩き込んで渡ってる』

だから君は無事なんだね。賢い子だ。


「あのさ、家猫になる気はある?自由は無くなるけど、ご飯はあるよ。」

『雨露凌げるのは、ありがたいねぇ。

 家猫になれたら、幸せだねぇ。』

謙虚〜〜!良い子〜〜!


これはもう家猫一択でしょー!!!リリース案、即却下で!!


顔が可愛い、人懐っこくて性格良し、頭も良い!

心なしか、額が光って見える???なんか良いもの、持ってそう。

こんな良い子を野良にしとくのは勿体無い!!

猛プッシュで飼い主さんを募集する事に。


だが、只ボーっと待ってるだけじゃダメなのよ。

自分の幸運は自分で掴め!

「黒猫君、君は家猫になります。

 自分の飼い主は、自分で探しておいで。」

『判った〜。』

黒猫君は、縁の紐の世界へ歩き出しました。 グッジョブ!


数日後

「縁の紐、見つかった?」

『遠ーーーーーーくに光る紐を見つけた。絶対に掴む!!』


更に2日後、先の宣言通り

胸元にしっかりと光る紐を抱えた黒猫君が視えた。


黒猫君が自分で引っ張ってきた幸運の紐。

きっと素敵な飼い主さんと、繋がるだろう。


飼い主さん募集のサイトを見て、ん?と黒猫から目が離せなくなったら、

それは偶然じゃありません。猫に呼ばれたのです(ニヤり)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ