21. 幸せは経済力なんかじゃない。愛なんだ!
いつものスーパーで、顔見知りの店員さんに会った。
「私 今ペットロスなんです。
亡くなったんですよ…。
覚悟はしてたんですけど。
一ヵ月位、看病してて…。哀しくてですね…(涙目)」
「わかります。失うのは辛いですもんね。
優しい飼い主さんの元で、幸せだったと思いますよ、ワンちゃん。」
「私に飼われて、幸せだったのかなぁ?」
「イヤイヤイヤイヤ!ワンちゃん、とってもとっても幸せでしたよ?
今、私に話しかけてと言うか、叫んでますよ?
お母さん、大好きー!!!!私、幸せだったよ!超〜っ幸せだった!
だから お母さん、
〈泣かないで〉
って、言ってますよ。」
この店員さん、隣人にいきなり雑種の子犬を(4匹だったかな?)押し付けられ、
経済的に全然裕福じゃないけど、既に犬も猫も飼っているのに、
可哀想だからと、皆んなまとめて引き取ったお方。
こんなに優しい飼い主さんだもの。幸せに決まってます!
「ホントにそう思ってくれてるんですかね?
そうだったら、嬉しいですけど…(涙目)
ウチ、そんなに面倒みる時間もなくて、放ったらかしで…」
「いえいえ。ちゃ〜んと判ってましたよ。
自分達のご飯の為に、お母さんがお仕事に行ってるって。
忙しい中、いつも名前を呼んで可愛がっていたでしょう?
可愛いねって、名前を呼んでヨシヨシされるだけで、幸せな気持ちになれたって。
具合悪い時も、頑張れ頑張れって、一杯心配して傍に居たでしょう。
撫でてくれる手が温かくて、とっても嬉しかったって。
幸せだったって。
今も一生懸命に言ってますよ。
お母さん、大好きー!!!最高ーに幸せだった!
だから、〈泣かないで〉 って。」
「そうやって言って貰えると、嬉しいです。
あの子は、私に飼われて、幸せだったんですかね?」
「はい、幸せでしたよ。
経済力は関係ないんです。
あの子は、幸せ幸せ!って一杯言ってます。
〈ウチの子になってくれて、ありがとう〉
って、言ってあげると、喜びますよ。」
「ウチの子、幸せだったんですね。」
「はい。貴女に飼われてたワンちゃんは、とっても幸せでしたよ。」
高いドッグフードじゃなくても、お出掛けなんか出来なくても、
大好き、可愛いの気持ちがあれば、
愛があれば、幸せなんです。




