新兵器2の2
『おいおいまだか? 正規の連中、もう持たないぞ?』
「もう持たないのか。ホントだらしのない連中だな」
ブリッジから聞こえるアイラさんの声にエリカさんが悪態をつく。
『エリカ? 本当にこれでいいのか?』
今度はトーカさんの心配そうな声が聞こえてくる。換装が完了したトーカさんの姿はまるで別人のようだ。
「肩にレールガン。両腕にはガトリングガン。そして背中には追尾式のミサイルポッド。十分だろ?」
『火力としては十分かもしれないが、こんなにあっても扱えないだろ』
「そのためのコイツだろ。ほら行ってこい」
「うわっちょっとエリカさん?」
俺は背中を蹴飛ばされ宙へと放り出される。そして上手くトーカさんの機体へとたどり着いた。
「トーカさんの機体ってコックピットとかあったんですね?」
「そりゃあベースはギャラクシオだからね。ギャラクシオに乗ったことのあるアンタなら上手く扱えるだろ?」
「そうかもしれませんけど。じゃあトーカさん。お邪魔しまーす」
『本当に大丈夫なんでしょうね?』
「システム的には大丈夫なはずだ。あとはタッドを信じて上手くやりな」
『えっ、ちょっと何この感覚?』
「大丈夫ですかトーカさん?」
『大丈夫も何も、エリカなんなのよこれは』
「システム的にはデリケートな部分だからな。異常があった時にすぐにわかるように少し感度を上げておいた」
『にしたってこれ、何かちょっと、、、』
「トーカさん?」
『お前ら何やってんだ? そろそろヤバイぞ。早くしないと』
そこでアイラさんからのさらに焦る声が聞こえる。
「ほら、時間ないよ。二人共、覚悟を決めな」
「じゃあトーカさん、入りますよ?」
『う、うん。わかった。でも、ゆっくりね?』
俺は恐る恐るコックピットへと入る。
確かに中は見知ったギャラクシオのコックピットだった。これなら大体分かる。
『うっ、くっ、何か異物が私の中に入ってくる、、、』
「トーカさん? 本当に大丈夫ですか?」
『いいから早くして』
「いや、ゆっくりしろとか早くしろとかどうすれば、、、」
そうつぶやきながら俺はシートへと収まる。
『はうっ! 奥に、、、当たった?』
「シートに座っただけです。それじゃあ行きますよ」
そう言うと操縦桿を握る。
『あっ、うっ』
「あの、いちいち変な声出すのやめれませんか? やりづらいです」
『わっわかってるわよ。ほら、そろそろ行くわよ』
全面モニターが表示され、親指を立ててるエリカさんの姿が見えた。
そしてエリカさんは格納庫から船内へと戻っていく。
『二人共大丈夫か? 隔壁開くぞ?』
「アイラさんOKです」
そして俺たちは宇宙の海へと躍り出た。




