踏み石の如く
想いというものは続いてゆくものなのかもと、そんなふうに思えた
人とかかわり、想いがまじわることで、なにかが積み上がってゆく
わたしだけの色に、ほかの人からの想いがまじり、あたらしい色に変わってゆく
わたしだけでは届かぬ想いに、ひとからいただいた想いを足して、次のステップへと手が届く
一歩を刻みつつ、歩みつづける
めざす高みへと、自らが望むところへ
ほかの人たちから受けとることのできた色を加えつつ、歩みつづけ、
そして、歩みはおそくなってゆくことに気がつく
まわりにはそれぞれが望むところへと向かう人たちがおり、そのなかにわたしが持っていた色があることにふと気づく
ああ、
わたしが人から受けたものがたくさんあったように、わたしにも人にあたえるものがあったのか
あの人たちは、わたしの想いの欠片を持って、あの人たちが望む高みへと進んでゆく
わたしが持っていた想いを積み上げて、あの人たちはそれぞれのおもう、望むところをめざす
わたしは歩みを止めて彼らをみつめる
わたしの想いは、歩む人たちを、先へと歩ませる想いのひとつとなって積まれてゆく
踏み石の如く
-あとがきのようなもの-
ちょっと振り返ってみたのですね。
自分が今いるところまで歩いて来るために、いろいろな人と関わっていたのだなと。
どの人とのつながりが無くても、今の自分は存在していない。
それは今の自分ではない、違う自分です。
面白いものですね(笑)
さて、次のステップはどう刻もうか?
いま、『虚構推理』を読み終えて、『レクリエイターズ』を読み返しながら、
ふと、こんなことを思ったのですよ(笑)