23話補足:マイワシ絶滅危機
2005年ごろに、マイワシが絶滅危機! と叫ばれていたのはご存じでしょうか。
マイワシの漁獲量のピークは1988年の450万t/年。
ですが、2005年には3万t/年(桁間違いじゃないですよ?)となっていました。
そのため、2005年ごろには「マイワシが絶滅危機!」という記事が躍ったものです。
いまでも漁獲量が激減した原因は明らかになっていませんが、乱獲による資源枯渇、ということではなく、「生態系の体制変化(レジームシフト(気候ジャンプ))により漁獲量が変化するらしい」ということが解ってきています。
(それによるとカタクチイワシとマイワシの漁獲量は逆相関の関係にあるそうです)
マイワシの漁獲量が激減した原因は定かでありませんが、2017年は約41万tにまで回復しています。
学術研究(レジーム・シフト論)によると、日本・カリフォルニア・チリのマイワシ三大漁場で60年周期で変動するのだそうです。
(参考:レジームシフト論)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/119/3/119_3_482/_article/-char/ja