20話補足:マグロの泳ぎはマグロ型!
日本ではあまり馴染みがありませんが、魚の泳ぎ方は分類は大きく5つの要素に分類されています。
・からだのくねらせ方:『Body/caudal fin propulsion』
・胸鰭などの使い方:『Median/paired fin propulsion』
・肝臓や脂肪、浮袋に空気を溜めて直接的に得る浮力『Dynamic lift』
・流体力学からくる浮力『Hydrodynamics』
・尾ひれの使い方『Body-caudal fin』
・適正『Adaptation』(例えば長距離に適応した泳ぎかたは外敵の攻撃を素早く回避するのに向いていません。逆に素早いターンをおこなう泳ぎ方は長距離に適しません)
このうちの体のくねらせ方にはさらに5つに分類されています。
1.うなぎ型『Anguilli form』
2.準アジ型『Sub-carangi form』
3.アジ型『Carangi form』
4.マグロ型『Thunni form』
5.ハコフグ型『Ostracii form』
体の前の方をあまり動かさず、尾ビレだけを振り子状に動かす泳ぎ方をマグロ型といい、クロマグロはもちろんサバやサメなんかもマグロ型に分類されます。