6話補足:モンゴウイカあれこれ
本編に出てきたイカの種類は紋甲イカ種のカミナリイカ。
英語では『kiss lip cuttlefish』といいます。
日本ではカミナリイカ=モンゴウイカとされますが、実はモンゴウイカ種(学名:|sepia lycidas)は海外にも生息するため、厳密にはイコールではありません。
和名の『カミナリイカ』の名前の由来は、
・雷の鳴る夏から秋の季節が旬である
・カミナリの鳴る場所で多く獲れる
など複数の説があります。
また、英名の『kiss lip cuttlefish』は、モンゴウイカの背中にキスの跡のような模様があることが由来です。
さらに!
コウイカ目の学名『sepia』はセピア。いわゆるセピア色のセピアになります。
セピアはもともとイカスミを意味する言葉で、その後、一部の国ではコウイカを指すようになったという経緯があります。
セピア色の由来は、
昔のインクはイカスミを原料としているものがある
⇒イカスミを使って描かれた絵画が時とともに色あせた写真のような色になる
⇒セピア色と呼ばれるようになる
「セピア色の空ですねー」って言うときは、「あ、イカ墨ね」と思い出してみてください。