表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

みな参上!!

みなの語尾がみなだったり、るなの語尾がるなだったりして、こんがらがるかもしれません・・・。



みな♪こんにちはみなー。


みなの名前はみなですみな!


ちょっとこんがらがるけど気にしないでみな!



みなは、ミナミバンドウイルカのぬいぐるみで、みな。っていうみなよ~。


みなには妹がいるみな!

名前は、るな。

るなもまた、語尾に「るな」が付くのでこんがらがるみな!(どやっ)



あとはー、みなのいとこがぱなっていうみなね。




まあ、ほかにもいっぱいいるけど、そこんところは、またあとでってことで、みな♪








                  ***********



「みなー、遊びに来たよー!」

「みな!みんなー!来てくれたみなねー!」




さあ、今日は、・・・地獄の日でございます。


私、佐藤真里菜。小学4年生なんだけどね、ちょっとやばいことがおきてるの。うん。


信じてくれる?わけないよね。うん、知ってたから気使って「信じる」なんて言わないほうがいいと思うよ、うん。



ことの発端は、あの日――――――――・・・。


「えーっ、真里菜ってば、まだお人形遊びしてるのぉ?」

「うわーっ、子供っぽーい。もう小4なのにー」



大好きなミナミバンドウイルカのぬいぐるみを馬鹿にされて、でも・・・あのグループにあこがれを持ってた私は、そのぬいぐるみを捨てようとしたんだ。


・・・名前は、みな。


「・・・みな、ごめんね・・・」


・・・・・と。

ピョーン!!って、みなが飛んだの。


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


「みっ、みなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


・・・え?


「もー、びっくりさせんなみなよ。みなを捨てるなんて、みな、ゆるさんみなからねー!べーっみな!」


「え・・・?あ、えと・・・お名前は・・・」


「みな、みな」


「あ、えーっと。ぬいぐるみの、あの?みな?」

      ・・

「みな!あのみなみなよ!」




「きゃぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」



「えぇぇぇぇぇ!?」



・・・で、そのあと、みなを捨てそうになった理由を聞かれて・・・理由を話したら、なんと。学校来ちゃいました。やばいね。



「みーなっ!みなの大好きな真里菜をいじめたのはだれみなーーーーっ!!」

「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」



・・・その日から、結局孤立してる私です。


でも、心友の心菜ここなだけは信じてくれて・・・なーんて、いい友情を語ってる場合じゃないんだよ今は。



「真里菜、紹介するみなね!こっちが妹のるな!」


「るなでするな!よろしくるなよーっ!」


「こっちは、いとこのぱな!」


「ぱ、ぱなですぱな。よろしくです、ぱな・・・」


「・・・」


・・・イルカが増えました・・・なんかいっぱい、私の家にいます・・・!やばいです。はい。



ちなみに私のお母さんは、「あらかわいいじゃない!」とかいって、住むことをOKしちゃってて。事の重大さを分かってないんだよねぇ、うちの親。



だって、フツーに考えて。

イルカのぬいぐるみが、しゃべりだして、それが増えて。


・・・やばいよ!?ねえねえねえ!


「みな、ほかにもイルカの友達いっぱいいるみなけど、呼ぶみなか?まあ、今日会えなくても、今度会わせてあげるみなよ」




「い、いいっ!!今度でいい!」


「そーみなか。じゃ、ぱなとるなと、よろしくみな!」






・・・どー考えても、よろしくみな!・・・じゃ、ないでしょ。


・・・イルカとの(正確にはぬいぐるみ)生活が、こんな感じで始まってしまいました・・・(強制)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ