みな参上!!
みなの語尾がみなだったり、るなの語尾がるなだったりして、こんがらがるかもしれません・・・。
みな♪こんにちはみなー。
みなの名前はみなですみな!
ちょっとこんがらがるけど気にしないでみな!
みなは、ミナミバンドウイルカのぬいぐるみで、みな。っていうみなよ~。
みなには妹がいるみな!
名前は、るな。
るなもまた、語尾に「るな」が付くのでこんがらがるみな!(どやっ)
あとはー、みなのいとこがぱなっていうみなね。
まあ、ほかにもいっぱいいるけど、そこんところは、またあとでってことで、みな♪
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「みなー、遊びに来たよー!」
「みな!みんなー!来てくれたみなねー!」
さあ、今日は、・・・地獄の日でございます。
私、佐藤真里菜。小学4年生なんだけどね、ちょっとやばいことがおきてるの。うん。
信じてくれる?わけないよね。うん、知ってたから気使って「信じる」なんて言わないほうがいいと思うよ、うん。
ことの発端は、あの日――――――――・・・。
「えーっ、真里菜ってば、まだお人形遊びしてるのぉ?」
「うわーっ、子供っぽーい。もう小4なのにー」
大好きなミナミバンドウイルカのぬいぐるみを馬鹿にされて、でも・・・あのグループにあこがれを持ってた私は、そのぬいぐるみを捨てようとしたんだ。
・・・名前は、みな。
「・・・みな、ごめんね・・・」
・・・・・と。
ピョーン!!って、みなが飛んだの。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「みっ、みなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
・・・え?
「もー、びっくりさせんなみなよ。みなを捨てるなんて、みな、ゆるさんみなからねー!べーっみな!」
「え・・・?あ、えと・・・お名前は・・・」
「みな、みな」
「あ、えーっと。ぬいぐるみの、あの?みな?」
・・
「みな!あのみなみなよ!」
「きゃぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「えぇぇぇぇぇ!?」
・・・で、そのあと、みなを捨てそうになった理由を聞かれて・・・理由を話したら、なんと。学校来ちゃいました。やばいね。
「みーなっ!みなの大好きな真里菜をいじめたのはだれみなーーーーっ!!」
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
・・・その日から、結局孤立してる私です。
でも、心友の心菜だけは信じてくれて・・・なーんて、いい友情を語ってる場合じゃないんだよ今は。
「真里菜、紹介するみなね!こっちが妹のるな!」
「るなでするな!よろしくるなよーっ!」
「こっちは、いとこのぱな!」
「ぱ、ぱなですぱな。よろしくです、ぱな・・・」
「・・・」
・・・イルカが増えました・・・なんかいっぱい、私の家にいます・・・!やばいです。はい。
ちなみに私のお母さんは、「あらかわいいじゃない!」とかいって、住むことをOKしちゃってて。事の重大さを分かってないんだよねぇ、うちの親。
だって、フツーに考えて。
イルカのぬいぐるみが、しゃべりだして、それが増えて。
・・・やばいよ!?ねえねえねえ!
「みな、ほかにもイルカの友達いっぱいいるみなけど、呼ぶみなか?まあ、今日会えなくても、今度会わせてあげるみなよ」
「い、いいっ!!今度でいい!」
「そーみなか。じゃ、ぱなとるなと、よろしくみな!」
・・・どー考えても、よろしくみな!・・・じゃ、ないでしょ。
・・・イルカとの(正確にはぬいぐるみ)生活が、こんな感じで始まってしまいました・・・(強制)。




