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豆柴ムゥが行く!  作者: 碧桜
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りんごといけないおあそび

〇月×日

はれっぽいひ


ムゥはほこりたかきまめしばのおんなのこであるのです!

おめめはくりくりであいらしく、てはみじかくてかわいく、あと…あと、いつもしっぽがうえにくりんてなっているので、みえちゃいけないばしょがまるみえだったり、なんかいろいろかわいいのです!


きょうは、ままが、ムゥのだいすきなりんごをむいてくれました。ムゥがかわいいからです。

ムゥはまだこどもですが、ほこりたかきまめしばとして、ままのおそばでりっぱにすわってひたすらまつことができます。

なのに、このいえにいるちいさなこは、おとなしくまつことができずにままのおそばでぴょんぴょんはねて「はやくはやく!!」とままにいうのです。

なんておろかでおばかなおさなごなんでしょうか!

ムゥのこのりっぱなおすわりをみるがいいのです!

やがて、ママはりんごをむきおわると、おろかなおさなごにリンゴのきいろいところをあげ、ムゥにはあかくきれいなかわをくれました。

ふふん、りんごといえばあかいきれいないろがうりなのに、やっぱりおさなごはおろかだから、あかいところをもらえないのです。

かわいそうなおさなご。

いつかこのほこりたかきまめしばのムゥのようになるがいいのです。


よるになってままたちがムゥに「おやすみ」といっていなくなってしまいました。

ムゥはほこりたかきまめしばですが、こころはまだあかちゃんなので、ちょっとさみしいな~とおもいました。

だから、ムゥのひっさつこうげきのきらきらおめめこうげきをしました。

このめをみて、さっさとおへやにいくことはできないはずです。

ムゥはなんておりこうさんな、はらぐろいまめしばなんでしょうか。

はらぐろくなければ、いまのしゃかいでいきぬくことはできないのです!


そうおもってたけど、ままはきがついたらさっさといなくなっていました。

…。

しかたがないので、ムゥはいっぴきさみしく、たのしいひみつのあそびをすることにしました。

まずは、ひとりうんどうかいです。

ぼーるをえいってけって、まて~っ、やったな~っていっておいかけます。

かけっこでは、ほかにだれもいないので、いつもいっとうしょうです。

さらにらいおんごっこです。

ままがいると、めっ!ておこられるけど、いまならできるのです!!

ムゥはてーぶるのうえにのって、うぉーってほえるふりをしました。

ほんとうにほえると、ままにめっ!ておこられるので、こころのなかでほえるのです。

たてがみはないけど、こころのなかのムゥにはりっぱなたてがみがありおろかなにんげんどもは、ムゥにひれふすのです!

うぉぉぉぉっ!おろかなにんげんどもよっ!!

ムゥにもっとにくを!!

にくをよこすのです!

まめしばからしばいぬにしんかするために、もっとにくをぉぉぉぉっ!

…!

……!

………!

…なんてことでしょう…!

ままが…ままが…かいだんのうえからムゥをみている…!

ままはものすごいいきおいで「ばかちんまめしばぁっ!」と

いいながらおりてきました。

かーるるいすもまっさおです。

ムゥは、あしたのあさひがおがめるといいなぁーとおもいました。


つづく(わら)


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