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ネトゲで恋してる

「うちさ~、たまに考えるんだ~。大地kに告白して、ふられて、でもまだ好きで、なんでなんだろ~ってw」


「またそういうこと言う~^^;」


ふられたこと言うと、いつも困った風にする大地k。


「あ、違うの。大地kといて、居心地いいっていうか、なんでも話できてさ~、落ち着くんだよね~w」


「そうか?w」


「うん。それがなんでかな?って考えてて、大地kはうちのなんなのか、分かったのw」


「おおwなんだったの?」


「うちのお兄ちゃんw」


「お兄ちゃんってwww」


「大地k、年下だけどさ~、なんか大人っぽいとこたまにあって、たまにだよ?w」


「たまには余計だw」


「そんでもって、子供っぽいとこもあって」


「それは、ちるるcにだけは言われたくないなw」


「なによ、それ~;;」


「だってちるるc、子供だし、なんか危なっかしくて、守ってあげたくなっちゃうw」


少しドキッとしてしまった。


「妹みたいだからなw」


「だから、大地kは、ここではうちのお兄ちゃんw」


「そうだな。ちるる」


「やだ~、呼び捨てとかてれるううううううううww」


「なんだそれww」


こうして、大地kを、お兄ちゃんとして見ちゃえば、余計な気持ちが、芽生えないはず。


ここでの出来事は、リアにはありえないこと。


そんなのずっと前から分かってる。


だから無理にでも、お兄ちゃんにして、自分の恋の気持ちを隠そうとしていたのかもしれない。


でも、やっぱり、リアで大地kみたいな友達ほしいな~。


なんでも話できて、相談できて、一緒にいて落ち着く人。


あ、彼がほし~いか。


4年前に、大地kと出会って、今までずっと、大地kのことは、冷めたり熱したりしずに、変らない気持ちで、好きだったこと、誰にも知られず、ネトゲで恋したこと、うちはきっと忘れないんだろうな。


ネトゲでも、起こっていることは、リアとは変らない。


でもネトゲの世界は、リアにはなれなくて・・・。


この気持ちは、永遠にネバストの中に、しまわれる。


いつか、ネトゲを卒業する日がくる。


でも、うちは忘れないよ。


ネトゲで出会った人達の事、起きたいろんなこと、喧嘩したこと。


うちの中では、すべていい思い出になってる。


大地kと出会えて、ほんとに幸せ。


ネトゲで恋なんてばからしい、ありえない、なんて言わないで。




顔を知らなくても、人を好きになることだってできる。



どんなに外見に自信がなくても、こうしてネトゲの中でも、恋できるんだもん。



人は、外見なんかじゃなく、中身なんだって、改めて思ったよ。



ネトゲで本気な恋してみませんか?



うちの片思いは、静かに幕をおろした。






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